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ナイト・オブ・シャドー 魔法拳

2020年01月23日 | 映画
ナイト・オブ・シャドー 魔法拳
を観ました。


妖怪の世界から人間を守っていたバリアが壊れ、たくさんの妖怪たちが押し寄せてきた。
彼らを捕らえるため、凄腕の妖怪ハンターで小説家でもあるプウ (ジャッキー・チェン)が人間界に送り込まれる。
プウは「陰陽の筆」の力を使い、邪悪な妖怪たちを地獄に封印するミッションを遂行。
あるとき、村の少女たちが美しい二人の女妖怪によって次々と誘拐される事件が発生する。
捜査に当たるプウ。そこへ正体不明の男チュイシャ(イーサン・ルアン)が現れ、女妖怪の一人シャオチン(エレイン・チョン)がかつては人間で、愛する者のために妖怪になったという哀しい過去を語る。
難しい選択を迫られるプウ。シャオチンを捕らえるのか、それとも・・・


ヴァッシュ・ヤン監督です。

ジャッキー・チェンの新たなパターンの映画です。
近年はシリアスな作品が多い印象でしたが今作は典型的な中国ファンタジーで子供向けな作品です。

コミカルで優しいコメディで老若男女が楽しめ、ジャッキーらしいアクションもそれなりにあり。
ガッツリド派手でライトに楽しめるかなりの娯楽作品でしょう。

世界設定も80年代のファンタジー映画を彷彿とさせるようなテイストで。
現代のCG技術で描かれているのに妙に懐かしさも感じさせられました。

ストーリーは正直かなり冗長ですね。
ロミオとジュリエット的に結ばれない運命の男女がやたら振り回して。
もう結論したと思いきや舞台を変え同じ様なやり取り、流石にこれで終わりかと思いきや更に場所を変え同じ様なやり取り。
全然落とし所はあった様な気がしましたが。
結局そういう感じで物語にスケール感やインパクトをつけようとしていた印象です。

CGはちょっとゲームっぽくてハリウッドよりはチープですが、それなりに世界観にマッチして良かったです。
その分の中国感はありそういうハイブリッドな作品だとは思います。

またカンフー・ヨガでの体験が影響してるのか?
歌って踊るシーンもありました。

そしてエンドロールのお楽しみ、言うまでもなくオフショットで楽しませてくれます。

ジャッキー・チェンはかなりの若作り加工になっていました。
爽やかでコミカルで結構理不尽なことされてるのにあっけらかんとしていて面白かったです。
アクションはご褒美感覚ですがらしさは未だに全然見れて嬉しいです。

ヒロイン的ポジションはエレイン・チョンでした。
なかなか美人でCGで映えるアクションも良かったですね。

イーサン・ルアンが物語の柱となるストーリー的な主役な役どころでした。
妖怪になったりいい人になったりワイルドになったり、いろんな顔を見せていて印象的でした。

弟子役のリン・ボーホンは結構ハンサムなのに三枚目をやっていてかなり良かったですね。
調べるとハリウッドデビューもしてるので将来性を期待します。

ジャッキーファンには妥当に楽しめる誰も傷つかない様な娯楽作品だと思います。


そんなわけで5点。

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