メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

マザー

2014年10月10日 | 映画
マザー を観た。

漫画家・楳図かずお(片岡愛之助)のもとに、ある出版社から彼の生い立ちを本にしたいという依頼が舞い込む。
新人編集者の若草さくら(舞羽美海)は、小さい頃からずっとファンだったと語り、楳図作品の持つ不思議な怖さ、美しさ、そして時空を超えた愛について目を輝かせて語る。
楳図の心がフッとときめいた瞬間、窓辺に置いてあった赤い皿が突然割れる。
それは、楳図が亡くなった両親の遺影代わりに、緑の皿は父、赤い皿は母として対で飾っていたものだった。
さくらによる取材が始まった、生後7ヶ月で母・イチエ(真行寺君枝)がはじめて絵を教えてくれたこと、子供の頃、父が寝物語で聞かせてくれた怖い昔話が、
プロの漫画家となって恐怖を一生のテーマに漫画を描いていこうと決意したきっかけとなったことを語る楳図。
母・イチエは時折不思議なことを口にする、どこか謎めいた女性だったが、楳図の仕事がひと段落したころ、突然倒れて入院。
容体は少しずつ悪くなり、眠る時間が増えていった。
そして目覚めるたびに、病室で付き添う楳図に夢の内容を話して聞かせたのだった。
「自分のお葬式に行ってきたの。そのあとお前の別荘にもいったのよ。」
「お礼参りに行ってきたの、高野山のあちこちへ。私の生まれた家にも・・・」
そしてお前の所にも行くよと言ってイチエは息を引き取った。
やがてそんな母の夢の出来事が実際に起こり始める。

って話。


楳図かずお監督の映画。

自信をモデルにして自伝のような物語展開です。
しかしそれは導入だけで、徐々に恐怖になっていきます。
これは発想としては結構インパクト大な個性的ストーリーと思います。

しかしまぁ、楳図かずおですね。
最近の破天荒なタレントの楳図かずおのイメージがよく表れてたと思いました。

終盤は結構むちゃくちゃな展開です。
映像もかなりしょぼくて昼ドラくらいのクオリティです。

恐怖シーンはベタな、鉄板の演出なのでそこそこ怖かったです。

自分は楳図かずお漫画で育ったので取り敢えず観ましたが、
わざわざ映画館行くほどのものじゃないですかね。

本人が監督してるだけあってちゃんと楳図かずおな世界観はありました。
そして楳図かずおじゃなきゃ作れない映画であることも確かでしょう。

よく片岡愛之助がこの仕事を受けたな・・・と思ってしまいました。
ちょっとコントとの境が難しいくらいの演技です。

ちょいちょい挿入される実際の漫画のシーンはさすがの力が有りました。


そんなわけで2点です。


楳図かずお漫画は沢山持っているので読み返そうと思いました。

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