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ジャージー・ボーイズ

2014年10月11日 | 映画
ジャージー・ボーイズ を観た。

ザ・ビートルズ以前に世界を席巻し、音楽界に不滅の伝説を打ち立てた4人組―― ザ・フォー・シーズンズ。
代表曲「シェリー」「君の瞳に恋してる」は半世紀を経てなお世界中で愛され続ける名曲中の名曲。
希望のない町に生まれた彼らには音楽と夢があった。
ニュージャージー州の貧しい地区に生まれ、成功から一番遠い場所にいた4人の若者が、自分たちの音楽だけでつかみ取った夢のような栄光の軌跡。
そして、そのまばゆいばかりの栄光ゆえに、次々に彼らを襲う、裏切りと挫折、別離、そして家族との軋轢……。

って話。


クリント・イーストウッド監督作品です。

結論から先に言いますが、まーーーー名画でした!
とにかく感動しました!

伝説的バンド、フォーシーズンズの伝記的映画です。

本音を言うと音楽をしていながらフォーシーズンズをあまり知らないですが、
あーこれフォーシーズンズの曲なんだ、の連続でした。

曲が有名でキャッチーで名曲なので音楽シーンも最高でした。

役者が突然観客に話しかけるようにエピソードを語る演出も見事過ぎました。

偉大なバンドにもこんな複雑でブラックなエピソードがあるものなんだなぁとしみじみと思いました。

ギターのトミーの舎弟の様な少年時代を送ったボーカルのフランキーが、
どんどん主権を握っていって完全に立場が逆転してしまう切ない人生。

複雑な運命を辿ってバラバラになった4人、再び集うラストシーンには涙涙でした。
それはそれは絶頂のエンディングでした。

自分もずっとバンドをしてますが、バンド内の人間関係って本当に難しいものです。
みんながそれぞれのフラストレーションを抱えてて平行線を辿ってしまいがちです。

特にバンド内で政権交代があったバンドって大変ですよね。
日本で言うとJUDY AND MARYみたいな。

なにはともあれ、僕自身ずっとバンドやってて良かったなって思える、
バンドマンを救ってくれるような素晴らしいテーマでした。

長いキャリアを積んだフランキー、音楽人生の絶頂は?の質問に
「売れる前、街頭の灯りの下で初めて四人集まって自分たちのハーモニーを作った時」
というセリフがあり、もう号泣でした。

クリント・イーストウッド監督にハズレ無しですね。
絶対に映画館で観ないと駄目な映画です。


そんなわけで9点です。

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