メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

天の茶助

2015年07月03日 | 映画
天の茶助 を観た。

天界。
白い霧が漂い、どこまでも続くような広間。
そこでは数えきれぬほど多くの脚本家が白装束で巻紙に向かい、下界の人間たちの「シナリオ」を書いていた。
人間たちは彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのである。
茶番頭の茶助(松山ケンイチ)は脚本家たちに茶を配りながら、そんなシナリオの中で生きている人間たちの姿を興味深く眺めていた。
中でも、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野いと)への関心には恋心にも似た感情があった。
そのユリが車に跳ねられて、死ぬ運命に陥ってしまったことを知る茶助。
ユリを救う道はただひとつ、シナリオに影響のない天界の住人・茶助が自ら下界に降り、彼女を事故から回避させるしかなかった・・・・。

って話。


結構好みのSABU監督作品です。
結構青春だったSABU監督作品です。

最近は結構大衆向けな娯楽作品を撮るようになってますね。
独特な設定のファンタジー映画でした。

全ての人間の一生は天界で書かれた通りになっていて、
誰かがシナリオを書くと他のシナリオに影響が及ぶ連鎖感は世の真理を視覚的に表現しているようで面白かったです。

茶助は天界から来ただけあって下界では無敵感があって、
こういう無敵感は痛快で結構好きです。

SABU監督特有のなんとも気怠い感じの映像世界は健在でコレは結構好きなんです。
酔っ払いながら観るには最適の感じなんですよね。

そんなテイストなので序盤は結構退屈です。

今回は舞台が沖縄でしたが、沖縄がまた作品の世界観にピッタリでした。
かと言って沖縄映画なテイストは殆ど出していません。

SABUはシャッター街とか好きですね。
今作は思いっきりシャッター街を舞台にしたりしてました。

こういう舞台の感じで知らなくてもSABU監督だとわかると思います。

松山ケンイチはやっぱり主演のオーラあるし、
なんだかんだで結構観れる役者ですね。

大野いとは元々好きですが、可愛さポテンシャルは結構高いですね。

SABU監督作品常連の大杉漣や寺島進は今作も出ていました。

伊勢谷友介が結構いい味出してて、とってもカッコイイいい役でした。

何か不思議と泣けそうになるし、いい映画でした。

でもちょっと展開が退屈だったかな。


そんなわけで5点です。


やっぱり酒を飲みながら見たら気持ちいいかもです。

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