メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

チャッピー

2015年06月03日 | 映画
チャッピー を観た。

ボクは…2016年…犯罪多発都市南アフリカ ヨハネスブルグで生まれた。
ボクの寿命は…5日間。
加速度的に成長する「AI」。
ただ「生きる」ことを目的とし、チャッピーは人知を超えた行動に移るが…我々は衝撃の結末を目撃する。

って話。


世間と同じくらいの感じで今まで評価してきたニール・ブロムカンプ監督作品です。
第9地区、エリジウムなど設定が強烈なSF得意なイメージのニール・ブロムカンプ監督です。
今回も遠からずその路線の作品でした。

彼の作品が好きな人の期待には答えてると思います。

犯罪率が凄まじいヨハネスブルグで警察の補助にスカウトという人型ロボットを使っている世界観でした。
スカウトを開発したエンジニアがプライベートで開発したAI(人工知能)をスカウトにインストールしたいというが断られるので、
廃棄予定のスカウトにこっそりインストールしようとするけど極悪ギャングに拉致されロボットを奪われてしまう展開です。

チャッピーがいじめられたり無茶させられたりするんですけど、結構辛辣な表現が多くて。
ロボットだから描くのありにしてますけど、
ロボット自体は子供みたいなキャラで分かってる人たちには子供なんです。
だから我が子の様に可愛がるのですが、他の悪い人々はボロクソな仕打ちです。

目を背けたくなるようなシーンが結構ありました。
それが監督の狙いなのでしょうね。

第9地区でもそうでしたが、
人間相手にこういう差別や暴力は描けないけど宇宙人やロボット相手に描くからみんな察してね、ということですね。

わかりやすい設定で社会状況を想起させようという狙いですね。

ラストは結構びっくりする展開で、びっくりするオチでした。
その先に無限に広がる未来を想像させる終わりで僕は好きでした。

舞台もヨハネスブルグに徹底していて、
なんとも言えないいい温度感を作り出していて良かったです。


そんなわけで7点です。


一つのスタイルを築いていますね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。