メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~

2015年06月02日 | 映画
天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~ を観た。

バカボン一家は、長男のバカボンと、自由人のパパに優しいママ、そして弟のハジメちゃんの4人家族。
東京の片隅で、毎日楽しく暮らしている。
ところが、そんな一家の元に、不審な男達が次々と現れるようになる。
その正体は、暗黒組織・インテリペリ。
彼らはなぜか”バカボンのパパの本名”を知りたがっており、あらゆる方法でパパに近付くが、パパに翻弄されるばかりで一向に本名を聞き出せない。
そこでインテリペリの総帥・ダンテは、息子のバカボンからパパの本名を聞き出そうと目論む。
「子供と仲良くなるためは、子供が一番だ。・・・特別な子供がな。」
そうして召喚されたのは、地獄へと堕ちた「フランダースの犬」の主人公、ネロとパトラッシュの魂だった!
狙われたバカボンの運命は?
そして、バカボンのパパの本名に隠された秘密とは?
天才バカボンと暗黒組織とフランダースの犬による、未曾有の戦いが始まる・・・。

って話。


天才バカボンをFROGMANが、彼のテイストで現代版にリメイクって感じです。

コレが結構ハマってて見事でした、面白かったです。

赤塚不二夫のシュールなギャグって結構日本のコメディの礎になってることを再認識しました。

バカボンパパの本名を巡って争う悪の組織と政府とバカボンパパたち。
ずっとみんながいじってきたその設定に真っ向から挑む辺りは流石のFROGMANですね。

支離滅裂さは相変わらずで、理屈じゃない筋の通らないめちゃくちゃさだらけで、
ああこういうのも必要だよなと感化されそうでした。

フランダースの犬のネロとパトラッシュも見事に使いこなしていて。
めちゃくちゃな扱いだけど版権的にこういうことも出来るだな、と勉強になりました。

劇場内には小さいお子さんも沢山居ましたが、狂ったように笑い転げていました。
子供向けでもこのテンポでコメディしてOKという証明をした、と個人的に思えました。
子供たちがあまりにウケていたので大人たちもつられて楽しくなっていた感じです。
映画館は静かにすべきだけど、極度のコメディ映画の笑い声は断然ありがたいですね。

常々言うように、必要以上に子供向けにしない方がいい!
子供向けにコメディのレベルを下げてはいけない!
が僕の理論です。

多少ついてこれなくても上のランクの作品で見せないと。
いつか「ああ、アレはこういう意味だったんだ」ってなりますからね。
わからなかったことの方が記憶に残ったりしますからね。

いや鷹の爪でお馴染みなFROGMANなアニメなので大人でも当然笑えます。

しかし
「コレでいいのだ」
って結構解脱な悟りの言葉ですね。
できるだけ混沌とした状況で使えばより効果的ですね。


そんなわけで6点です。


これは全然ありです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。