メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

67、音楽の都

2013年04月12日 | 魂の旅立ち
この旅で最もノープラン、予備知識無くてやってきた国ハンガリー。
結果とても良い国であった。
いつかもっと深入りしてみたいと思いつつ去る。

移動日を作らないためにジグザグ的な移動、ザルツブルク→ブダペストと経て再びオーストリアへ。
この旅で最も行きたかった街は二つ。
一つは大人になってから何故か憧れが膨らんでしょうがなかったパリ。
そしてもう一つが僕が人生で最初に認識した外国、幼い頃から憧れ続けた音楽の都ウィーン!
遂にやってきた。

駅で感慨深く浸ってしまい駅のフードコートでパスタを食べながら黄昏れていた。
そして駅からトボトボと歩き出し繁華街的な道を歩いて宿へ。

宿のフロントでは外人グループ達が騒いでて無駄な時間をロスした。
エンドレスか?って思うほど次々とフロントマンに話しかけて残りはもの凄い大声で騒いでいた。

日本では考えられない欧州の人のこういうデリカシーの無さは理解不能、ストレスを溜めながらチェックインして荷物を置いたら直ぐ出発。

王宮周り、コールマルクトやグラーベン通りを歩く。
歴史上の偉大な音楽家たちもここを歩いていたのだろう・・・と空想しながら感無量になっていた。

有名なシュテファン寺院へ、エレベーターで登れる北塔と階段で登れる南塔がありどっちに登ろうか?と迷う。
まあ貧乏人なので当然安い方、階段で登れる南塔へ。
多分南塔の方が高さがあるし。
登った先は部屋のような場所で、そこの窓から風景を観るシステム。
感想は微妙です・・・。

シュテファン寺院前では沢山のキャッチがクラシックコンサートのチケットを売っていたので不安感いっぱいでそれを買ってみる。
せっかくのウィーンだからまずは手始めにそんな街の小さなコンサートを体験してみる。
そんな訳でクラシックコンサートの開演時間までトラムなどに乗って街を周遊。

ベルヴェデーレ宮殿の庭園を散歩、ちょいと雨が振って寒かった。

そこからまたトラムに乗ってかなり辺鄙な場所へ。
目指すはモーツァルトの墓。
普通の墓地で「入っていいのかしら??」と不安になりつつも門が開いていたので入ってしまう。
なかなか広い敷地だが人っ子一人居ない、僕だけしか居ない。
1つだけ特別なシチュエーションのお墓があり、直ぐにそれだとわかる。
何となくお参りをした。
ただのお墓参りだが、自分とモーツァルトの距離がこんなにも近づく事があるなんて夢にも思わなかった。
そしてしとしとと降っていた雨がよりムードを際立てていた。

コンサートの時間が迫ってきたのでトラムで再び市街地へ。
フライデーズでオーストリアビールとステーキを食べて気持ちよくなる。
せっかく憧れのオーストリアということで少し贅沢。

そうしてコンサートへ。
なんだか素敵なこじんまりとしてパフォーマンス性に溢れたコンサート。
選曲も有名なモノが多くて初心者向けな感じ。
お客はそれなりに紳士淑女な感じ。

「今自分はウィーンで独りクラシックコンサートを観ている」と思ったらまたもや涙が出て来た。

なんだか本当に幸福な気分だった。
とてもとてもいい気分になってしまったので夜のウィーンをブラブラと1時間くらい歩いて宿に帰った。



ウィーンひとくちメモ
・地下鉄はちょいとわかりにくい
よくある駅が羅列してあるような表記が無いのでどっちに乗っていいかわからない。

・Wi-Fiが充実している
ザルツブルク同様、電車も飲食店もフリーWi-Fiが充実している。

・日本人に優しい
日本人が多く日本人向けなモノがまあまあある。
日本のアンテナショップや日本食のお店も多い。

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