メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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パージ

2015年07月19日 | 映画
パージ を観た。

「パージ」とは、人々の生活を裕福にするため、そして安全を維持するために政府が定めた「1年に一晩(12時間)だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」法律。
国民はこの夜に1年の間に溜まった「怒り、憎しみ、恨み」を解き放ち、ある者は殺しや強盗に手を染め、そしてある者は逃げ惑い、家に籠城することでその夜をやり過ごす。
政府による放送とサイレンで始まる夜の7時から朝の7時まで街は完全に無法地帯となり、その間、警察・消防・医療などの救急サービスは全て停止する。
家族、友人、隣人、そして恋人。
誰が「パージ」をしてくるのか疑心暗鬼の中、逃げるか、戦うかの究極の選択を迫られたとき、あなたはどういう選択をするのか―。

って話。


よく知らないジェームズ・デモナコ監督作品です。

年に一度、12時間だけ全ての犯罪が合法になるという100%な設定モノです。
プログラマならば時々耳にする単語ですが、パージの人間版ってことですね。

パージ用の防犯システムを売るイーサン・ホークの家に、
パージ信仰者たちが襲い掛かるって理不尽な展開です。

先に感想の結論ですが、なかなか腹立つ映画を観たなぁという感想です。
ここまで腹立ったのは久々ですね。

映画の出来もそうですが、狙いという部分で。
ベタな脅かし演出に溢れに溢れたホラータッチの作風。
こういうフリが来たら・・・いきなりドーン!!が来るよなーってなると、
いきなりドーン!!が来ます。
それを繰り返しに繰り返す演出です。
そこで懐中電灯点けて光の輪を移動させたらそりゃドーン!!ってなっちゃうよー。
アホアホホラーが大好きな無駄に猫が脅かして来るパターン的なのも多しです。

何よりしんどいのがですね、
登場人物が全員かなりのアホってことです。

常々言う俺の嫌いな作風、登場人物がアホのだらけの最たるもんな作品です。
アホがアホをして物語が転がって行き、
アホとアホが戦うのを見させられるしんどさです。

やっぱりジョジョの奇妙な冒険みたいに、
敵も極度に知的で戦略を練ってるのが理想な対決ものなんですよね。

それをやるな!それをやったらアカン!を身内がやってしまうの繰り返しです。

イーサン・ホークはもっといい作品に出てほしいのですけどね。

脅かしの怖さがあるので見るのに疲れる映画でした。

オチだけはちょっと痛快だったのでかろうじてセーフですが。


そんなわけで3点です。


あまり映画を酷評しませんが、コレは酷いですね。

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