嘘を愛する女
を観ました。
その姿は世の女性が憧れる理想像。食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。
ある日、由加利が自宅で桔平の帰りを待っていると、突然警察官が訪ねてくる。
「一体、彼は誰ですか?」
くも膜下出血で倒れ意識を失ったところを発見された桔平。
なんと、彼の所持していた運転免許証、医師免許証は、すべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明したのだった。
騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問を拭えない由加利は、意を決して、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)と助手のキム(DAIGO)を頼ることに。
調査中、桔平のことを”先生”と呼ぶ謎の女子大生・心葉(川栄李奈)が現れ、桔平と過ごした時間、そして自分の生活にさえ疑心暗鬼になる由加利ーー。
やがて、桔平が書き留めていた700ページに及ぶ書きかけの小説が見つかる。
そこには誰かの故郷を思わせるいくつかのヒントと、幸せな家族の姿が書かれていたのだった。
海原の力を借りて、それが瀬戸内海のどこかであることを知った由加利は、桔平の秘密を追う事に・・・。
なぜ桔平は全てを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか?
そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に、辿り着くことができるのかーー。
中江和仁監督です。
おそらく初めて観る監督です。
なかなか興味をそそるミステリアスな前情報と大好きな長澤まさみと高橋一生が主演ということでなかなかの期待値でした。
因みに非常に素敵だったdTVのCMのカップルと同じキャスティングですね、設定もどことなく通ずるものがありました。
映画としては序盤からそれとわかる平均的なセンスの演出でした。
教科書的なわかり易い演出なのでオリジナリティを感じるようなシーンはありませんでした。
映像の雰囲気はいいのですが、ビギナー向けな大袈裟な演技や前フリ、説明じみたセリフ等の演出が多く。
せっかく長澤まさみと高橋一生を起用しているのに、その良さを消すようなテイストでした。
ストーリーは非常に引き込まれる設定で、展開もなかなか見事だったと思います。
尺で考えるならば7割くらいまでは全然真相がわからず、それでいて非常に興味をそそられる良い引っ張りでした。
舞台も東京から瀬戸内海の田舎の風景へと移り変わっていき。
結構強引な展開や、わかり易いフラグもちょいちょいありましたが。
真相を知りたい!という引っ張りはなかなかでした。
ただオチがそれに見合っていたか?は微妙でした。
もっとハイセンスなアーティスティックなテイストの作品だったら匂わす系なオチでも行けたでしょうが。
この手のセンスのテイストならばストーリーで回収しないと厳しいかもですね。
精神的な部分での回収出来るほどのセンスでは無かったですね。
そんな感じで全体的にどっちつかずな中途半端さを感じる映画でした。
ロケーションの良さはなかなかで映像は綺麗で高評価でした。
悲しい感情の描写も悪くは無かったですね。
この作品の7割位は長澤まさみの管轄でした。
なんというか、長澤まさみ大好き人間としてはあまり好きでは無い方の長澤まさみでした。
大袈裟でヒステリックでガサツな言動な女性でした。
精神性を描くにはちょっとガサツ過ぎましたかね。
今後モノマネする人が喜びそうな、ってか時々もう福田彩乃では?な感じでした。
高橋一生は何やらせても高品質にしてしまいますね。
今作は大半は寝てるだけですが、ここぞの雰囲気や演技力は流石です。
寝てる男の正体を探す設定で、寝てる男としては最適でした。
使い方としては贅沢ですが良いキャスティングだったと思います。
吉田鋼太郎も今旬と言っていいベテランですが、良かったですね。
実際2番手は吉田鋼太郎でしたね。
彼の中ではクセが弱めな方でしょうが、嫌なやつに見せかけてのいい人な感じは良かったです。
DAIGOがすっかり変装した役どころで、密かに一番くらい活躍してました。
川栄李奈はAKB女優としては今やNo.1だと思いますが、今作もまた新たな一面を観せていますね。
この短期間でAKB感を消してるのは女優としての能力が高い証でしょう。
今作のこの子のキャラの真相が回収されなかったのはちょっともやもやが残りました。
まあ、シンプルな不思議ちゃんってことでしょう。
テレビドラマと映画がボーダレスな現代、映画的な映画を映画で見たいと思うことが多いですが、
コレは映画的なストーリーですがテレビドラマ的な演出と言った感じの映画でした。
そんなわけで5点。
を観ました。
その姿は世の女性が憧れる理想像。食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。
ある日、由加利が自宅で桔平の帰りを待っていると、突然警察官が訪ねてくる。
「一体、彼は誰ですか?」
くも膜下出血で倒れ意識を失ったところを発見された桔平。
なんと、彼の所持していた運転免許証、医師免許証は、すべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明したのだった。
騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問を拭えない由加利は、意を決して、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)と助手のキム(DAIGO)を頼ることに。
調査中、桔平のことを”先生”と呼ぶ謎の女子大生・心葉(川栄李奈)が現れ、桔平と過ごした時間、そして自分の生活にさえ疑心暗鬼になる由加利ーー。
やがて、桔平が書き留めていた700ページに及ぶ書きかけの小説が見つかる。
そこには誰かの故郷を思わせるいくつかのヒントと、幸せな家族の姿が書かれていたのだった。
海原の力を借りて、それが瀬戸内海のどこかであることを知った由加利は、桔平の秘密を追う事に・・・。
なぜ桔平は全てを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか?
そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に、辿り着くことができるのかーー。
中江和仁監督です。
おそらく初めて観る監督です。
なかなか興味をそそるミステリアスな前情報と大好きな長澤まさみと高橋一生が主演ということでなかなかの期待値でした。
因みに非常に素敵だったdTVのCMのカップルと同じキャスティングですね、設定もどことなく通ずるものがありました。
映画としては序盤からそれとわかる平均的なセンスの演出でした。
教科書的なわかり易い演出なのでオリジナリティを感じるようなシーンはありませんでした。
映像の雰囲気はいいのですが、ビギナー向けな大袈裟な演技や前フリ、説明じみたセリフ等の演出が多く。
せっかく長澤まさみと高橋一生を起用しているのに、その良さを消すようなテイストでした。
ストーリーは非常に引き込まれる設定で、展開もなかなか見事だったと思います。
尺で考えるならば7割くらいまでは全然真相がわからず、それでいて非常に興味をそそられる良い引っ張りでした。
舞台も東京から瀬戸内海の田舎の風景へと移り変わっていき。
結構強引な展開や、わかり易いフラグもちょいちょいありましたが。
真相を知りたい!という引っ張りはなかなかでした。
ただオチがそれに見合っていたか?は微妙でした。
もっとハイセンスなアーティスティックなテイストの作品だったら匂わす系なオチでも行けたでしょうが。
この手のセンスのテイストならばストーリーで回収しないと厳しいかもですね。
精神的な部分での回収出来るほどのセンスでは無かったですね。
そんな感じで全体的にどっちつかずな中途半端さを感じる映画でした。
ロケーションの良さはなかなかで映像は綺麗で高評価でした。
悲しい感情の描写も悪くは無かったですね。
この作品の7割位は長澤まさみの管轄でした。
なんというか、長澤まさみ大好き人間としてはあまり好きでは無い方の長澤まさみでした。
大袈裟でヒステリックでガサツな言動な女性でした。
精神性を描くにはちょっとガサツ過ぎましたかね。
今後モノマネする人が喜びそうな、ってか時々もう福田彩乃では?な感じでした。
高橋一生は何やらせても高品質にしてしまいますね。
今作は大半は寝てるだけですが、ここぞの雰囲気や演技力は流石です。
寝てる男の正体を探す設定で、寝てる男としては最適でした。
使い方としては贅沢ですが良いキャスティングだったと思います。
吉田鋼太郎も今旬と言っていいベテランですが、良かったですね。
実際2番手は吉田鋼太郎でしたね。
彼の中ではクセが弱めな方でしょうが、嫌なやつに見せかけてのいい人な感じは良かったです。
DAIGOがすっかり変装した役どころで、密かに一番くらい活躍してました。
川栄李奈はAKB女優としては今やNo.1だと思いますが、今作もまた新たな一面を観せていますね。
この短期間でAKB感を消してるのは女優としての能力が高い証でしょう。
今作のこの子のキャラの真相が回収されなかったのはちょっともやもやが残りました。
まあ、シンプルな不思議ちゃんってことでしょう。
テレビドラマと映画がボーダレスな現代、映画的な映画を映画で見たいと思うことが多いですが、
コレは映画的なストーリーですがテレビドラマ的な演出と言った感じの映画でした。
そんなわけで5点。