メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俺アカデミー賞2017 20位〜11位

2018年01月30日 | 映画
つづきです。

20位〜11位。
ほぼトップ10でしょう。
世間的な評価も高かったし、確実に観返したい名画たちです。


20位 三度目の殺人
大好物な是枝裕和監督作品ですが、初めて観た気がするサスペンスでした。
流石の是枝裕和監督なのでただのサスペンスで終わることはなく、人間性やその心情にフォーカスしてるのが流石です。
それでいて全部を明かすことは無く、ちょうどいいくらいの余韻が残ります。
大好きな広瀬すずも素晴らしかったし、間違い無しのハイレベル映画でした。



19位 美女と野獣
言わずと知れたディズニーの実写映画、2017年の大ヒット映画。
流石のクオリティと完成度とファンタジーさです。
正直、好むタイプの映画ではないのですがこのメルヘンファンタジーの度数は流石です。
やはり曲が良いです、映画館で観て気持ちが高揚してしまうのは否めません。
そして野獣の悲しみは非常に親近感があります。



18位 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
数あるスティーブン・キング映画のいいとこ取りをしたような、盛りだくさんで1本観ただけで3本観たくらいの気分になれるお得感がある映画です。
ハリウッド映画ですがジャパニーズホラー的な恐怖もありめちゃくちゃ怖いですが、怖さだけではないです。
スタンド・バイ・ミー的な少年たちの冒険感、友情感も非常に大きな見どころでした。
現代の要望を見事に反映したようなヒットしたのも納得な映画です。



17位 わたしは、ダニエル・ブレイク
毎年のランキング、基本的には観た後に書いた感想・評価を最優先にしているので、それらの点数をソートしただけと言えばそうです。
ただまれに時間が経てば経つほど忘れられず心の中での評価が上がっていく作品があります。
コレがそうですね。今回ランキングを作るにあたって観返していたらコレめちゃくちゃ名画だったなぁ、忘れられないなぁとなりました。
社会への怒り、世の中に蔓延している悪しき習慣、それにより苦しむ人々。
孤独感や哀愁が漂い優しさに満ちた素晴らしい映画でした。
そして人生や人間の本質を痛烈に表現していました。
このタイトルがもうラストには大感動で涙でした。この予告編を見るだけで思い出し泣きしてしまいます。
多くの人に観てもらいたいと思える映画ですね。



16位 女神の見えざる手
天才ロビイストを描いた映画ですが、映画として非常に素晴らしい完成度だったと思います。
テーマやストーリーの割にかなりハイセンスな演出で。
何よりもどんでん返しの見事さですね。
ここまで高低差のあるどんでん返しはそうそう思いつかないくらい痛快過ぎる衝撃的なラストでした。
前フリから含め、映画の大半を費やした要素への回収が見事過ぎました。



15位 スノーデン
IT業界で働いているのでスノーデン事件のことはなんとなく知っていましたが、こんなに早くノンフィクション映画になったのは素晴らしいと思います。
とりあえず、現代に生きる人々は知っておかなければいけないと思うスノーデン事件の映画です。
アメリカ政府が多くの企業と手を組んだりスパイを送り込んだりして世界中の個人情報を収集しているという暴露をした人のお話です。
その暴露の内容はあまりに説得力があって現代社会に生きるのが怖くなってしまうほどです。
アメリカのITエンジニアは普通の作業員として各国の重要なシステムをクラックしていつでもシステムを乗っ取れる下準備をしているという。
日本はその最たる状況でした。
映画としてのクオリティも勿論素晴らしかったです。
スノーデンの事を知らないって人が居たら観ておかないといけないでしょう。



14位 怪物はささやく
2013年の俺アカデミー賞No.1、自分の人生のトップテンに入れたいくらいの名画インポッシブルのフアン・アントニオ・バヨナ監督です。
ちょっとインポッシブルは名画過ぎたのでどうしても期待値高いのですが、しっかりと期待に答えてくれた名画ですね。
この監督さんの感情を描くスキルが凄すぎますね。
わざとらしく描かないで人間の心底にある魂の叫びの様なものを表現するスキルがものすごいです。
おとぎ話の空想世界と現実世界が混同したような映像も非常に素晴らしかったですし、おとぎ話の深さもすごかったです。



13位 マンチェスター・バイ・ザ・シー
悲しすぎる過去を持った男の物語です。
いかにもミニシアター系の映画のテイストなのでビギナーには向かないかもですが、とにかく切なかったです。
生々しい家族のやり取り、摩擦、全然予定調和的に進まない物語。
大衆向けな単純なドラマならこうなるであろうという方向に全然進みません。
マンチェスターという街の情緒もよく伝わりました。
こういう孤独感半端ない主人公の映画は大好きですね。



12位 ノー・エスケープ 自由への国境
衝撃的なSF映画、ゼロ・グラビティの監督さん達が作った新たな映画です。
案の定臨場感半端ないものすごい仕上がりです。
今回は宇宙ではなく密入国しようとする砂漠が舞台です。
ゼロ・グラビティの砂漠版と言っても良いようなテイストです。
ただただ密入国者を殺すヤバイやつから逃げるというシンプル過ぎる物語です。
全然ドラマ的ではない容赦ないリアルな展開、絶望的シチュエーション。
比較的短い映画ですが怖くて疲れ果てました。



11位 チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
正直あまり期待してなかったですが非常に高揚感溢れる青春映画でした。
邦画の定番、この手の部活青春映画としてはかなり大作になると思いましたし、それに相応しいクオリティでした。
コレが実話というのも驚きですね。
若手女優たちがはつらつと演じていて、肝心のチアダンスも見事でした。
今、絶対にスベらせるわけには行かない広瀬すずだと思いますが、それどころかかなり飛躍させたと思います。
広瀬すずの良さがふんだんに出ているのでファンは必見でしょう。
劇場で観るべきだと思えた邦画は久々でした。



以上もうすぐトップテンでした。

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