ふしぎな岬の物語 を観た。
成島出監督作品です。
ザ・吉永小百合モノって感じです。
最近の吉永小百合モノと言えば北のカナリアたちを思い出しますが、
アレで歳不相応な役柄で驚いた人も多いでしょう。
まあ・・・今回もそれに近いかもしれません。
確かにかなりべっぴんさんのおばさんですが、
僕世代ではそこまでピンとこないのですよね。
この歳でも恋愛モノをやるなんてメリル・ストリープか吉永小百合かって感じではありますが。
逆にこの人以外で成立させられる人は居ない気がしますけど。
製作陣、演者、スタッフ全てが彼女を必要以上に持ち上げているような空気感は感じてしまいます。
俗にいうキムタク状態(僕が作った言葉です)。
その点では替えの効かない大御所であることは確かですね。
阿部寛は大好きですが、流石の存在感と上手さでした。
この人出てると引き締まりますね。
こういう馬鹿で破天荒な役にはぴったりです。
竹内結子はどんどん綺麗になってく気がします。
この年ごろの女性の良さを一番発揮できる女優さんかもしれません。
どんどん好きになってきています。
年配者向けな感じですが、とても優しい映画で良かったと思います。
近年活躍が目立つ成島監督の腕の良さは十分に伝わりました。
吉永小百合がやってる喫茶店を中心として様々な人々がそれぞれのエピソードを紡ぎますが、
そのキャラごとに立て続けに泣かせに来ます。
こんなに連続で泣かせに来る映画は逆に斬新と思ってしまいました。
僕は泣きませんでしたが、めっさ泣いてるおばさんは結構居ました。
笑点ファンとしては春風亭昇太さんが出てたのが嬉しかったです。
そんなわけで6点です。
優しい癒しの映画でした。
(あらすじ)
のどかな太陽と海に抱かれて、独特の時間が流れる岬村。
その岬の先端で、静かに佇む「岬カフェ」。
店主・柏木悦子(吉永小百合)の朝は、カフェの裏で"何でも屋"を営む甥の浩司(阿部寛)と小舟で小島に出かけ、湧き清水を汲むことから始まる。
島から帰ると、質素だが掃除の行き届いた店内を、摘んできたばかりの季節の野花で彩った。
どこか懐かしさの漂うこのカフェで、何より人々を和ませるのは、注文を受けてから豆を挽き、ネルドリップで丁寧にいれた、心づくしのコーヒーだ。
悦子の祈りを込めた一杯は、カフェに集う人たちを元気づけた。
常連客に囲まれた、ささやかな生活を、悦子は愛していた。
いくつになっても感情をコントロールできずに、たびたび問題を起こす浩司の純粋さを尊重し、いつも温かく微笑みかけた。
よき理解者・悦子の存在は、浩司を安心させた。
そんな二人のふれ合いをずっと支えてきた、常連客のタニ(笑福亭鶴瓶)さん。
30年間という長いつき合いの中で、タニさんはひそかに悦子への想いを育んでいた。
地元の秋祭りの日には、漁を営む徳さんの娘・みどり(竹内結子)が、数年ぶりに帰郷した。
素直になれない父娘にも、悦子はそっと寄り添った。
小さなカフェには、常連客のほかにもさまざまな客が足を運んだ。
東京から虹を追いかけて、父親(井浦新)と共にカフェにたどり着いた少女・希美。
希美に"魔女"と呼ばれた悦子は、とっておきのユーモアで、母親を亡くしたショックでこわばった少女の心を優しく溶かした。
深夜のカフェに忍び込んだドロボー(片岡亀蔵)には、雀の涙ほどの売上金を率直に詫び、とびきりのコーヒーとトーストでもてなして、明け方までじっくりと語り合った。
そんな悦子の深い愛情に満ちたカフェは、弱みを抱えた人たちの憩いの場になっていた。
悦子をこの地へと導いたのは、今は亡き最愛の夫だった。
スケッチ旅行で偶然訪れた岬で、美しい虹と出会った夫は、虹の絵を悦子に遺した。
ひとりぼっちになった悦子は、虹をつかむような気持ちで、虹の岬に移り住んだのだった。
みんなで喜びを持ち寄り、悲しみを分かち合う……そんな穏やかな日々がいつまでも続くことを願っていた岬村の人たちの人生に、荒波が押し寄せる。
悦子への思慕に戸惑う浩司。
会社の肩たたきで大阪へ転勤することになったタニさん。
徳さん(笹野高史)との別れの時が近づき、積年の親不孝を悔いるみどり。
そして悦子を見守ってきた虹の絵も、カフェからなくなってしまう。
大切なものが次々と去ってゆき、悦子は再び寂しさに襲われる。
さらに追い打ちをかけるように、岬カフェが炎に包まれて……。
厳しい流転にのみこまれながら、岬村の人々は、苦しみの先に、どんな未来を見つけるのだろうか?
成島出監督作品です。
ザ・吉永小百合モノって感じです。
最近の吉永小百合モノと言えば北のカナリアたちを思い出しますが、
アレで歳不相応な役柄で驚いた人も多いでしょう。
まあ・・・今回もそれに近いかもしれません。
確かにかなりべっぴんさんのおばさんですが、
僕世代ではそこまでピンとこないのですよね。
この歳でも恋愛モノをやるなんてメリル・ストリープか吉永小百合かって感じではありますが。
逆にこの人以外で成立させられる人は居ない気がしますけど。
製作陣、演者、スタッフ全てが彼女を必要以上に持ち上げているような空気感は感じてしまいます。
俗にいうキムタク状態(僕が作った言葉です)。
その点では替えの効かない大御所であることは確かですね。
阿部寛は大好きですが、流石の存在感と上手さでした。
この人出てると引き締まりますね。
こういう馬鹿で破天荒な役にはぴったりです。
竹内結子はどんどん綺麗になってく気がします。
この年ごろの女性の良さを一番発揮できる女優さんかもしれません。
どんどん好きになってきています。
年配者向けな感じですが、とても優しい映画で良かったと思います。
近年活躍が目立つ成島監督の腕の良さは十分に伝わりました。
吉永小百合がやってる喫茶店を中心として様々な人々がそれぞれのエピソードを紡ぎますが、
そのキャラごとに立て続けに泣かせに来ます。
こんなに連続で泣かせに来る映画は逆に斬新と思ってしまいました。
僕は泣きませんでしたが、めっさ泣いてるおばさんは結構居ました。
笑点ファンとしては春風亭昇太さんが出てたのが嬉しかったです。
そんなわけで6点です。
優しい癒しの映画でした。
(あらすじ)
のどかな太陽と海に抱かれて、独特の時間が流れる岬村。
その岬の先端で、静かに佇む「岬カフェ」。
店主・柏木悦子(吉永小百合)の朝は、カフェの裏で"何でも屋"を営む甥の浩司(阿部寛)と小舟で小島に出かけ、湧き清水を汲むことから始まる。
島から帰ると、質素だが掃除の行き届いた店内を、摘んできたばかりの季節の野花で彩った。
どこか懐かしさの漂うこのカフェで、何より人々を和ませるのは、注文を受けてから豆を挽き、ネルドリップで丁寧にいれた、心づくしのコーヒーだ。
悦子の祈りを込めた一杯は、カフェに集う人たちを元気づけた。
常連客に囲まれた、ささやかな生活を、悦子は愛していた。
いくつになっても感情をコントロールできずに、たびたび問題を起こす浩司の純粋さを尊重し、いつも温かく微笑みかけた。
よき理解者・悦子の存在は、浩司を安心させた。
そんな二人のふれ合いをずっと支えてきた、常連客のタニ(笑福亭鶴瓶)さん。
30年間という長いつき合いの中で、タニさんはひそかに悦子への想いを育んでいた。
地元の秋祭りの日には、漁を営む徳さんの娘・みどり(竹内結子)が、数年ぶりに帰郷した。
素直になれない父娘にも、悦子はそっと寄り添った。
小さなカフェには、常連客のほかにもさまざまな客が足を運んだ。
東京から虹を追いかけて、父親(井浦新)と共にカフェにたどり着いた少女・希美。
希美に"魔女"と呼ばれた悦子は、とっておきのユーモアで、母親を亡くしたショックでこわばった少女の心を優しく溶かした。
深夜のカフェに忍び込んだドロボー(片岡亀蔵)には、雀の涙ほどの売上金を率直に詫び、とびきりのコーヒーとトーストでもてなして、明け方までじっくりと語り合った。
そんな悦子の深い愛情に満ちたカフェは、弱みを抱えた人たちの憩いの場になっていた。
悦子をこの地へと導いたのは、今は亡き最愛の夫だった。
スケッチ旅行で偶然訪れた岬で、美しい虹と出会った夫は、虹の絵を悦子に遺した。
ひとりぼっちになった悦子は、虹をつかむような気持ちで、虹の岬に移り住んだのだった。
みんなで喜びを持ち寄り、悲しみを分かち合う……そんな穏やかな日々がいつまでも続くことを願っていた岬村の人たちの人生に、荒波が押し寄せる。
悦子への思慕に戸惑う浩司。
会社の肩たたきで大阪へ転勤することになったタニさん。
徳さん(笹野高史)との別れの時が近づき、積年の親不孝を悔いるみどり。
そして悦子を見守ってきた虹の絵も、カフェからなくなってしまう。
大切なものが次々と去ってゆき、悦子は再び寂しさに襲われる。
さらに追い打ちをかけるように、岬カフェが炎に包まれて……。
厳しい流転にのみこまれながら、岬村の人々は、苦しみの先に、どんな未来を見つけるのだろうか?