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「ごらん、世界は美しい」

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アクアマン

2019年02月10日 | 映画
アクアマン
を観ました。


人類を超えるテクノロジーと巨大モンスター軍で地上征服を狙う、アトランティス帝国。
海の生物すべてを味方にする力を持つ男、アクアマンがやむなく立ち上がるが・・・・・・。
その圧倒的な脅威に、彼は一体どう立ち向かうのか!?


ジェームズ・ワン監督作品です。
DCコミックものでワイルドスピードの監督ということで結構な期待値でした。

ところでここ数年は興業的事情でしょうけど大作でも非常に短い尺になって来た昨今。
ところが去年くらいから徐々にまた力作は長尺になってきていますね。
今作を含め2時間半くらいの作品がちらほらあります。

物語はアクアマン生誕の秘密的なプロローグから、海底の女王と人間の灯台守の出会いと平凡な暮らし。
そこにやってきた海底からの使者。
この唐突のアクションシーンが相当斬新でインパクト大な気持ちいい映像体験でした。
マトリックスを進化させたようなシームレスに前後左右上下でカメラが回転するようなバレットタイム的な映像でした。

そこからならず者に成長してバットマンのように海のトラブルを解決していたアクアマンに海底のいざこざが忍び寄ってきて。

たまに成長時のエピソードなんかも描写され。
自分が特別な種族で水中で呼吸できて水圧にも強くものすごいスピードで泳げることを知って海中を自由に泳ぎ回るシーンは爽快でした。
この辺はマン・オブ・スティールと似た流れだと思いました。

ストーリーは予定調和的な大きなうねりの展開で、期待通りの面白さはあります。
海底のアトランティス帝国の支配を企む男が周囲を騙しながら権力を手にしていく悪どさはコミック原作らしい展開でした。
彼らが人間同士で争い海を汚す地上に天罰を与える計画を立てるがそれを止めようとするアクアマン。
この本来同じカテゴリーの者たちが人間を攻撃する側と守る側に分かれて戦う、いつも言いますがいわゆるゲゲゲの鬼太郎式です。

映像はかなり迫力あって幻想的な世界観やら巨大なモンスターやらで見応えはかなりありました。
格闘シーンは僕の苦手なドラゴンボール的な強さを表現するための激しすぎる描写ですが、
この手の映画にあるあるのしつこく冗長的なやり取りは無く適切な尺で見せられるので楽しめました。

途中イタリアのシーンがあって歴史的な街で繰り広げられるアクションもかなり見応えありました。

主演はジェイソン・モモアです。
ワイルドでガサツでなかなかの悪役ヅラですが、コレがヒーローってのがなかなかいい感じです。
散々いろんなヒーロー像が描かれてきたので最近はこの反ヒーロー的な方がインパクトあっていいですね。
体格も良くて説得力はありました。

ヒロインのアンバー・ハードはかなり可愛くてアクションも良くて素晴らしかったです。
正直アクアマンよりも主役っぽくてキャラ設定も存在感も素晴らしかったです。
ワンダーウーマン同様、今後このキャラメインの映画を作っても良いと思いました。

アクアマンの弟でライバルになるキャラをパトリック・ウィルソンがやっていました。
ジェイソン・モモアよりはパトリック・ウィルソンの方がヒーローっぽいのにいい感じで悪役やってました。
ただ勧善懲悪の悪では無いのでちょうどいいキャスティングだったと思います。

ウィレム・デフォーも悪役が多い印象ですが今作はいい人でした。

ニコール・キッドマンが海の女王でしたが変わらずべっぴんさんで最高でした。
ルックスの素晴らしさと、吹き替えでしょうがアクションも良かったです。
コミックキャラですがかっこよかったです。

この手のアメコミヒーローものでは面白い方でした。


そんなわけで8点。

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