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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俺アカデミー賞 2018

2019年02月22日 | 映画
今年はいつも以上に遅くなりましたが、俺アカデミー賞。
世界一権威のある映画賞です。
10年以上やっています。

2018年は鑑賞本数は214本でした。
今まではこっそりとやってきましたが、もっと発信力を持っていきたいという欲を持ち始めました。

毎年のことですが、ランキング同様賞の絞込は困難ですね。



最優秀作品賞
音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

・自分の青春である三木聡監督の久々の作品、期待を大きく上回りいつものシュールもありつつほとばしるような強烈なメッセージ性。
ロックやっている人間として、人生にチャレンジしている人間としてはコレで魂を揺さぶらないといけないですね。



最優秀監督賞
月川翔(センセイ君主、響 -HIBIKI-、となりの怪物くん)

・僕の最高峰監督の引き出しに一番最新で入ってきたのは月川翔監督だと思います。
近年活躍が目覚ましく2018年も上記の3本の映画を観ましたがどれも高品質でめちゃくちゃ名画でした。
映画界もそれなりにトレンドがあり去年の新しいが今年の古いになることもありますがその点で月川翔監督は2018年の最先端に居たと思います。
企画の内容、キャスティング、演出方法、既存の青春映画監督を古くさせるような抜けた存在感でした。



最優秀主演男優賞
安田顕(愛しのアイリーン)

・近年の安田顕の活躍は目覚ましいですが、今作は僕の中で安田顕のピークでした。
これ以上無いであろう魂を切り裂くような熱演でした。
テレビでは言えない放送禁止用語を史上最も連発した映画だと思います。
音タコの阿部サダヲも相当良かったですが。



最優秀主演女優賞
ナッツ・シトイ(愛しのアイリーン)

・日本の田舎に買われた孤独で不安すぎるフィリピーナの役としてめちゃくちゃ説得力ありました。
年齢以上に幼く見えるキャラで孤独で容赦ない人種差別をされる女の子、こんなに可愛そうって感情を引き出されたことは無いでしょう。
音タコの吉岡里帆も相当良かったですが。



最優秀助演男優賞
城桧吏(万引き家族)

・正直、明確に最優秀助演男優賞に値する作品が見当たらなかったのですが、あえて選ぶならこの子です。
日本社会の闇で暮らす家族、過酷な状況下でも愛を感じながら必死に生きる子供の役で。
ルックスもいいし非常に雰囲気あったし、誰も知らないの柳楽優弥の再来のような雰囲気すらありました。



最優秀助演女優賞
木野花(愛しのアイリーン)

・木野花さんのキャリアでここに来てこの極限の熱演、怪演、素晴らしかったです。
田舎の極度に偏った価値観での母親愛と人種差別意識、凄まじい熱演でした。
このベテランにこんな演技をやらせた監督も凄いと思いました。



長編ドキュメンタリー賞
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス

・時を経たドキュメンタリーの続編としては非常に秀逸な構成と作りでした。
高齢バンドならではの宿命、ちょっと悲しいが多い内容でしたが不思議と人生の悟りのようなものを感じる作品でした。



録音賞
ボヘミアン・ラプソディ

・コンサートシーンの再現度、高揚感、素晴らしかったです。
クライマックスの迫力はリアルのライブに近いほどの臨場感で涙なくしては見れませんでした。



主題歌賞
リメンバー・ミー

・基本、ミュージカルなディズニー・ピクサー作品でガッツリ音楽をテーマにしていて。
流石にその音楽の高揚感は最高潮でした。
自分もギター弾きなので観終わってからすぐ真似して弾きました、そんなギター弾き心をガッツリ掴んでくれました。



美術賞
へレディタリー/継承

・名作ホラー映画に必要な要素が詰まった名画でしたが。
それと同様に斬新で個性的な演出、セットがめちゃくちゃ印象的でした。



長編アニメーション賞
犬ヶ島

・説明は難しいですがこの世界観の構築は圧倒的でした。
新しいものを作り出す人は凄いと思います。
ウェス・アンダーソン監督はアーティストでクリエイターですね。



以下、近年設立したオリジナルな賞です。
作品選びの参考になれば。


号泣映画賞
ワンダー 君は太陽

・ちょっとつらい要素もありますが優しくハイセンスでこの手の映画は好きです。
今年一番素直な涙を流した映画かな?って思います。
マイ・フレンド・フォーエバーとか私の中のあなたとかそういう系譜を感じます。



恐怖ホラー映画賞
へレディタリー/継承

・ホラー映画として散々高評価していますが、何よりもちゃんと怖いです。
クライマックスにトラウマになるような恐怖シーンがあります。



超絶アクション映画賞
戦狼 ウルフ・オブ・ウォー

・超ど級な映像でありながらアジア映画らしさもあって。
新しい発想で超絶アクションやってやろうという、少林サッカーみたいなコンセプトは伝わりました。


今年の戦争映画賞
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

・歴史上でもかなりリスペクトしている英国首相です。
そんな彼をかなりの高品質で描いた映画として非常に価値がありました。


コメディ賞
3D彼女 リアルガール

・大好きな英勉監督作品ですが、相変わらず期待以上に笑わせてくれます。



青春映画賞
あの頃、君を追いかけた

・想像以上にガッツリの青春映画で、あと引く良い余韻の映画でした。
こういう解決出来ない淡さを残すのが青春なのだと思います。



こんな感じになりましたが。
大量に観た映画を振り返る時間もとても大事だなと思える毎度の気持ちです。

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