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フォルトゥナの瞳

2019年02月23日 | 映画
フォルトゥナの瞳
を観ました。


幼少期に飛行機事故で家族を失った【木山慎一郎】(神木隆之介)は、友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。
しかしある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力」―フォルトゥナの瞳―を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。
自分の力に苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで【桐生葵】(有村架純)に出会う。
明るく、自分に夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。
互いに惹かれ合った2人は幸せな日々を過ごしていくが、それもつかの間、突然街ゆく人々が次々と透け始めてしまう。そして、ついには葵までもが― 
「人は朝起きてから夜寝るまで9000回何かを選択している―」(劇中より)
愛する人の“死の運命”が見えた時、慎一郎は何を選択するのか。心震えるラストが待ち受ける―


好みの三木孝浩監督作品です。
すっかり売れっ子監督になり大きな企画ばかりですね。
今作もいつもながら売れっ子の男優、女優のキャスティングで期待値はありました。

幼い頃の壮絶な経験が原因と思われる能力で人の運命が少し見える主人公。
親切にしてくれた携帯ショップ定員とのやり取り、馴れ初めはなかなか胸キュンでした。

この作品はラブストーリーとファンタジーチックな謎がある雰囲気はプンプンなのですが、
ちょっと予告編が良くないですね。
この映画には秘密があるので人には言わないで、みたいな予告編は良くないですね。
ついついそういう目で観てしまいます。
冒頭のシーン、そしてちょいちょい差し込まれるトラウマ的な回想シーン。
コレは、、、ってことかな?って想像しかできなかったです。

人を助けると自分の寿命が縮み命の危険があるというジレンマ。
途中で出てくる医者がいろいろ知っているという、この手のファンタジーだとあるあるなキャラでした。
その後の恋人とのやり取り、ちょっとロマンチックすぎに上手くいく感じ。
ちょっと不自然だけどラブロマンスモノならありかな?って思いましたが。
ただ秘密があるとすれば、、、しか無いよなって思ってしまいます。

でそんな予想をしながら観ていたらすべてが案の定でした。
衝撃な大どんでん返しってしたかったのでしょうがいくら何でもわかりやすかったです。

作品の質感や、演出は流石の三木孝浩監督なので高品質で観心地は良かったです。
クライマックスの迫力や高揚感はなかなかでした。

神木隆之介は安定の魅力があり若手の実力派では唯一無二のポジションを築いていますね。
他の若手売れっ子がチャラいタイプが多いのでこの好青年ポジションは安泰な気がしますね。

有村架純は唯一無二な深みのある魅力があって今作でも非常に素晴らしかったです。
徐々に大人な役をやるようになって来てるしより魅力は増していますね。
主演の二人の演技の良さは間違いなく作品のクオリティを上げていました。

志尊淳が珍しくヤンキーキャラでしたが意外とありでした。

DAIGOがめちゃくちゃクズなキャラでした。
まあコイツに不幸があってもみんな胸がいたまないでしょ?って不自然な程にクズに描かれるパターンのやつでした。

時任三郎と斉藤由貴は近年非常に活躍していますが、その夫婦感は非常に高品質でした。

松井愛莉はちょい役でしたが可愛くていいです。

北村有起哉はいつもながらクセが強くて素晴らしかったです。

妥当に楽しめるクオリティと観心地の良さはありましたが、
三木孝浩作品にはもっとホームラン性のものを期待します。


そんなわけで6点。

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