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50/50 フィフティ・フィフティ

2011年12月24日 | 映画
50/50 フィフティ・フィフティ を観た。


ラジオ局で働く27歳の青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。
平凡に健康的な生活を送ってきた彼は突然癌の宣告を受け、5年生存率が50%と余命宣告を受ける。

看病すると言ったが徐々に重圧に苦しみだす恋人レイチェル(ブライス・ダラス・ハワード)、よそよそしくなる社員達、母はやかましいからと距離を置く、父はアルツハイマー。
親友のカイル(セス・ローゲン)だけは以前と変わらずに接している。

新米セラピストのキャサリン(アナ・ケンドリック)やカイルと共に病気の日々も陽気に過ごしていくアダム。


ってお話。

非常にいい映画でした。

かなり笑えましたしかなり泣けました。
とてもセンスのいい人間たちが作った映画なんだろうな、ってのが良く伝わってきました。
ちょっとしたシーンもイチイチ良かったです。
日本人にもわかるくらいコメディのセンスも素晴らしかったです。

結構混んでましたがなかなかの笑いの量でした。
そして泣いてる人も沢山でした。

映画館の空気感がとってもいい感じになってました。

主役のジョセフ・ゴードンはちょっと窪塚洋介を彷彿とさせ、クールさ激情さコメディさを見事に表現しててとても素晴らしい演技でした。

アナ・ケンドリックがヒロインですが、憎まれ役をやってたブライス・ダラス・ハワードの方が好みでした。

脇役のセス・ローゲンがえげつなくデリカシー無くてイチイチ笑わせてくれてかなり良かったです。

ちょっとネタバレですが手術前日ずっとアダムと一緒で遂に喧嘩というかアダムにキレられてしてしまうシーン。
お前はこんな状況でも自分が女とヤル事しか考えてない!と。
でも泥酔したカイルを部屋に送り届けるとカイルの部屋には「癌患者と共に生きる」みたいな読み込まれた本が置いてある。
とことんデリカシー無い様にみえて実は苦悩していたのがそこでわかる爽やかなシーンなのですが流石に僕も泣いてしまいました。

病気ものでハリウッドではもはやあるあるなジャンルですが非常にハイセンスな映画だったと思います。
もう一度観たいと思わされる映画でした。

ただし予告で「脚本家の実体験に基づく」とかはあまり言わないで欲しかったなってのがありました。

助かるのか?死ぬのか?ってモヤモヤは必要だと思います。


そんなわけで9点です。


レディスデーに行ったら混んでて男は僕を入れて二人だけでした。

居心地は最悪でした。

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