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S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

2015年08月30日 | 映画
S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE を観た。

勿論ドラマも観てたましたけど、あまり面白いという印象は無かったです。
なのでかなり低いハードルで観に行きましたが、なかなかどうして、面白かったです。

一個の固執したテーマで盛り上げてく手法は、
もう踊る大捜査線式と呼ばせてもらうことにします。

踊る大捜査線はお偉いさんたちの政治が現場を混乱させる、と
いう柱でひたすら頑張ってたましたけど。

Sはドラマから同じで、
犯人は超凶悪なテロリスト集団だろうとNPSは殺さずに確保するという方針に固執する。
その葛藤に苦しむという毎度の展開です。

海猿と同じ原作者だけあってスケール感や高揚感はそれに近いです。

多くの登場人物、多くのチームが一つの目的に向けて多方面から多角的にフォーカスして行く様は結構好きですね。

肝心の主役の向井理のシーンだけなんか微妙でした。
物語の中心でドラマ性を高める役割ですが、ここまでのスケール感になるとちょっと蛇足のような気もします。
彼が素手で戦って相手を殺さないにこだわるドラマはもう要らない気がします。

綾野剛もすっかり売れっ子ですが、
何か他のドラマのイメージが強くなってしまい、
この役にはいつの間にかはまらなくなってしまったようにも思えました。
クールで冷徹なスナイパー的なポジションですが、
ドラマの時よりは目立たなくなったような気がします。

ドラマじゃ終盤にゲスト的にちょっとしか出てなかった新垣結衣の可愛い子ちゃんスナイパーは
結構大きな一つのドラマになっていて良かったです。
そこまで好きじゃないですが、相変わらずルックスは素晴らしいですね。
結局最後、日本救ったのはこの子ですよ。
おいしいポジションですね。

大森南朋もこの作品ではカッコイイです。

なんといっても超凶悪テロリストのオダギリジョーが素晴らしいですね。
相変わらずカッコよくて演技上手くて。
ちょっと最近世の中の評価が低い気がしますが、
やはりその佇まい、オーラ、カッコ良さはかなりの一級品です。

ところで世の中の吹石一恵の評価がちょっと僕にはわからなすぎますが・・・。
まあべっぴんさんだろうけどこんなに沢山ヒロインやるほどかしら?
需要あるのかしら?
僕の好きな東野圭吾の手紙って小説が映画化された時、
お嬢様役が吹石一恵で地味で主人公を支えるブス役がまだエリカ様になる前の沢尻エリカだったのを知った時、
いやぁ逆でしょうと思ったものです。
この人見る度に「ギャラが安いんかなー・・・」って思ってしまいます。

予告編観てて、「つまらなそー」って思ってましたけど、
予告編のシーンはやっぱりサブイボにカッコ良かったです。

テンポの良さと高揚感からのババーンとカッコイイシーンは素晴らしいです。
敵の不意をついて何人かロープで降りてくるシーン、良かったです!

敵の容赦無さは素晴らしいし、
容赦無い日本破滅へのカウントダウンが始まるかなりハラハラドキドキのクライムアクション状態のラストは興奮しました。


そんなわけで8点です。


僕の評価を覆した映画版、コレは続けてもいいんじゃないかな?

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