メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

355

2022年02月06日 | 映画
355
を観ました。


アメリカのCIA本部に緊急情報がもたらされた。
あらゆるセキュリティをくぐり抜け、世界中のインフラや金融システムなどを攻撃可能なデジタル・デバイスが南米で開発され、その途方もなく危険なテクノロジーが闇マーケットに流出しようとしているのだ。
この非常事態に対処するため、CIAは最強の格闘スキルを誇る女性エージェント、メイスをパリに送り込む。
しかしそのデバイスは国際テロ組織の殺し屋の手に渡り、メイスはBND(ドイツ連邦情報局)のタフな秘密工作員マリー、MI6のサイバー・インテリジェンスの専門家ハディージャ、コロンビア諜報組織の心理学者グラシエラと手を組んで、世界を股にかけた追跡戦を繰り広げていく。
やがて中国政府のエージェント、リンもチームに加わるが、彼女たちの行く手には想像を絶する苦難が待ち受けていた……。
果たして第三次世界大戦を阻止することができるのか——


サイモン・キンバーグ監督です。
X-MENなどのエンタメ映画に携わってた人で監督はそんなにやってないですね。

ジェシカ・チャステインが好きなので予告編くらいの前情報だけで見に行きました。
元々B級狙いなこの手の娯楽映画が結構好きなのですよね。
非常にシェイプアップされてハイテンポでどんどん展開していってずっと面白いまま見れました。

非常に危険なサイバーテロのプログラム、それが奪われる敵の怖さを描くプロローグ。
平和を守るために登場人物と敵がそのプログラムを奪い合うというあるあるなスパイ・アクションに見えて邪魔する第三者との激しいバトル。
殺しそこねたと思いきや今度はその敵側の描写。
こちらも全然主役目線で描かれて、なになに?ってなるほど目線が変わります。
全く別の国の、アメリカとドイツの諜報機関のエージェントがたまたま同じ敵を追っててそいつらが出くわす度に衝突している構図。
更にイギリスの諜報機関も加わります。
少年漫画的に、敵の敵は味方という感じでタブーを越えて一時的に協力しようとなっていく感じは痛快です。
当然それぞれの諜報機関のルールと開かせない情報があるので簡単に共闘できるわけじゃないという描写もしっかりあります。

お互いいがみ合いあくまで一時的な協力関係という前提から案の定徐々に信頼関係が作られて行きます。
いくつかの困難なミッションを5人の特技を活かしてスマートにクリアしていきます。
やはり少年漫画的でシンプルにワクワクします。

この手のハリウッド映画のお約束の裏切りどんでん返しを繰り返し勝利と思いきや絶望的なシチュエーションになったり。
その浮き沈みっぷりは見ごたえありました。

クライマックスにはすっかり仲間になった5人がカッコよくアクションします。
自分が嫌いな戦場で無防備に喜ぶ大油断など苦手な演出もありましたが。

妥当に楽しい起承転結でした。

正直結構はっきりと女が正義で男が悪というフェミニズム強めな映画ですが。
構図だけであまり思想を入れてないのでそんなに説教くささも無く見れました。

主演のジェシカ・チャステインは演技派で好みです。
アクションも妥当にこなしてしっかり主役の存在感でした。
セクシーさもあるのでやられるシーンも見応えありました。

ペネロペ・クルスが唯一素人ながらチームを手伝うキャラでした。
相変わらず美人で迷いながら何度も拒否しながら協力する感じは作品に共感しやすいいい視点を与えていました。

終盤で仲間になる権力を持った中国美女をファン・ビンビンが演じていました。
絶対的に強い感じもありながらやられるシーンもあり非常に見応えありました。
相変わらず相当美人でした。

ジェシカ・チャステインのライバル的なポジションでドイツのスパイをダイアン・クルーガーが演じていました。
ちょいちょい見かけますがタフガイ感強くてアクションも良くて非常に存在感ありました。

MI6のサイバー担当をルピタ・ニョンゴが演じていました。
相当凄腕のサイバー能力を持ちながらちゃんとアクションもやってました。
実はこの人が最強なんじゃないかと思いました。

男側はエドガー・ラミレス、セバスチャン・スタン、サイモン・キンバーグなどなかなか豪華でした。

期待したくらいのエンタメ映画で妥当に楽しめました。


そんなわけで6点。

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