メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

73、ベルリン探訪記

2013年04月18日 | 魂の旅立ち
なかなか早起きして出かける。

友人が導いてくれたショッピングモールの惣菜屋でプルッツェルを買って軽い朝食。

僕はベルリン・フィルハーモニーへチケットを探しに、友人はブルーマンのチケットを探しに別行動。
お互いチケットは手に入れられず再合流。

その後翌日の飛行機のチケットをプリントアウトする場所を探して彷徨う。
プリンターが無く、ベルリンの人々も結構冷ややかで、かなり彷徨いちょっと険悪になってしまうほど。

図書館のような場所で受付のおばさんが親切にもプリントアウトしてくれて本当に嬉しかった。
頼み込んでくれた友人とおばさんに感謝した。

そこからオラニエンブルクに結構な時間をかけて移動。
そこのバーのようなお店でソーセージとビールを頂いた。
陽気なおじさんでなかなかいいお店だった。

そして歩いて向かったのはザクセンハウゼン強制収容所。
僕の中での現代社会学における大きな疑問。
何故ドイツは立ち直ったのか?
日本と同じく第二次世界大戦の敗戦国でありながら何故ドイツは見事に復興してるのか?
何故今世界の経済を引っ張るほどまでになっているのか?
他の国でナチスの非道を見たし、あんなことをした国が何故にここまで変われたのか?

そんな気持ちを抱いて訪れたザクセンハウゼン強制収容所。
そんな長居する予定は無かったのだがそのあまりに暗く悲しい歴史の施設を見て帰るに帰れなかった。
ガス室、人体実験室、犠牲者たちの名簿、犠牲者たちの私物、収容されていた人々の部屋、風呂、トイレ。
それはあまりに過酷で残酷で悲しいものだった。
僕は涙をこらえるのに必死だった。
友人と共に暗い気持ちになり殆ど無言で歩いてしまった。

帰りはバスでオラニエンブルクの駅へ。
そしてベルリンに戻り僕はベルリン大聖堂へ、友人は先にベルガモン博物館へ。
その後僕もベルガモン博物館へ、ここは考古学的な価値の有りそうなものが並ぶとても秀逸な博物館だった。
何より日本語のオーディオガイドが無料で付いて、そのガイドの質が非常に高かったのでお勧めな観光地である。

その後友人の勧めるモダンな地域に行き、少し歩いて廻った後、オープンテラスのレストランで食事をしつつビールを飲んだ。
異国の地で出会った日本の若者と親しくなり、とても深く話をした。
こんな経験はとてもかけがえの無いモノだった。

すっかり酔ってしまい駅の売店でワインとスナック菓子をゲット。
更に遅くまでやってる惣菜屋があったのでオリーブを買って帰った。

そして宿で音楽を聴きながら二人で飲んだ。

色々話をした。
本当に旅も終盤。
夜は更けた。

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