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74、ヨーロッパでの再会・マルタ共和国へ

2013年04月19日 | 魂の旅立ち
朝友人との別れ。
宿近くの地下鉄駅にて。

異国の地で知り合った若者ととても親密になれた、それは彼の人当たりの良さ、人懐っこさのおかげだった。
日本での再会を誓い合って僕は電車に乗り込んだ、少し泣けそうだった。

そうして不安を抱きつつ地下鉄からバスに乗り換えそこそこの時間をかけてベルリンの空港へ。
問題なくチケットを発券できて後は搭乗を待つだけだった。

かつての仕事の取引先で働いていた友人。
とても気があったので取引先同士という関係を越えて彼の恋人とともに3人で日本でもよく遊んでいた。

そしてお互い同じような時期に会社をやめて彼はマルタ共和国に恋人とともに留学したので旅の締めくくりに彼らに会いに行くことにした。
正直、金銭的、日程的、手段的にも結構ハードルが高かった。
しかし今回の旅が自分の想像を越えてあまりに冒険で感動的なものになってしまったので、日本で一緒に海外への準備をした彼らに会いに行く以外に旅を締めくくる方法が思い浮かばなかった。

本当に旅のエピローグだった。

ベルリンの空港でホッとしながら搭乗を待っていた。
窓の外に並ぶ旅客機たちを見ていた。
旅を思い出していた。
ふと頭の中で「長かったなぁ・・・」そんな言葉をつぶやいていたら、本当に自分でも気づかないくらいのタイミングで涙が溢れだした。
周りに沢山の人が居る中、こんなに号泣してたらヤバいと思って人の居ない席へ。
それぐらい、今まで体験したことないような精神状況だった、物理的な状況だった、遠い外国で独りだった。
やっと日本の友達に会えるので、きっと少し日本に帰るような気持ちに近かったのだろう。

そうして飛行機が飛び立つ瞬間、あの独特なGのかかる瞬間はまた泣きそうだった。
あのGの瞬間、僕は毎度泣けてしまう。

数時間で到着したマルタ共和国の空港。
なんともルーズと言うかフランクというか。
飛行機から降りると荷物チェックも入国審査も何もなく出れる。
友人たちに頼まれたタバコを買いつつ荷物を受け取りつつゲートを出る。

その先に友人たちが待っていた。
飛行場で誰かに迎えてもらうなんて生まれてはじめての経験。
日本で遊んでた友人たちにマルタ共和国で迎えてもらい再会するなんて実に新鮮で奇妙ですらある感覚だった。

ヨーロッパ内のリゾートアイランド的な小国、暖かい気候、今回の旅で訪れた最も南の場所となった。

バスに揺られ友人たちのアパートへ。
最上階で登るのは大変だったが、とても素敵な部屋だった。

まったりしてから散歩、そして晩御飯を食べに出かけた。
お目当ての店は満席だったので別の有名店へ連れてってもらう。
パスタやビーフストロガノフなどをシェアして食べた。
とても美味しかった。

そして帰ってからは夜、クラブ街へ。
友人宅はクラブ街のすぐ側で、マルタ共和国は娯楽の天国のような小国で非常に盛り上がっていた。
とにかく夜中でも狭い地域にクラブやバーが乱立していて物凄い繁華街っぷりだった。
苦手だがちょっとクラブに行ってみた。

その後はフリーWi-Fiが繋がる場所でちょっとネットをして帰る。
久々の友人と話し込んでベッドを借りて眠った。

とにかく日本での生活からは想像も出来ないような非日常で、自分の身に起きていることがにわかには信じがたかった。

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