事故物件 恐い間取り
を観ました。
TV番組への出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)。
その部屋で撮影した映像には白い”何か”が映っていた・・・。
番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメ。
しかし人気者になっていく一方、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。
そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていたーーーー
中田秀夫監督作品です。
リング、らせんや仄暗い水の底からは大好きでジャパニーズホラーの金字塔だと思いますが。
年々なかなか高評価なホラーが見れなくなってきた印象です。
残念ながら今作もその流れは変わらずな印象でした。
怖さよりはこういう不思議体験をしましたってお話で。
ホラーというよりは普通の娯楽作品に近いかもって感じでした。
常々恐怖を演出するのがホラーで無理やり脅かすのはホラーでは無いと自己定義してますが。
リングや仄暗い水の底からは典型的な恐怖映画で驚かすこともなく凄い恐怖を作っていましたが。
今作は恐怖はほぼ無く時々驚かされる感じでした。
原作は芸人の松原タニシの体験談の著書です。
そういう人が居ることを知らなかったですが数年前に高橋みなみさんのラジオを聴いてたらゲストで出てて知りました。
そんなことを商売にする人も居る時代だよなと妙に納得しました。
お化け屋敷やホラー映画や妖怪や幽霊ものの娯楽は大好きなのですが、物理学者の端くれなので心霊現象は完全に信じません。
信じないというか誤解や勘違いや嘘を徹底的に追求できる自信もあります。
なのでこの手の実話ベースだったり体験談ベースとか言われるとそもそも萎えてしまうところはあります。
体験談とか言い出したらそれは全部ウソという事になってしまうのであくまでファンタジーの範疇でお願いしたいです。
序盤はお笑い芸人の悲哀を描いていてひょんなきっかけから事故物件に住むようになり。
売れない芸人さんの仕事にしがみつくためには何でもやる、って風潮に複雑さを感じつつ。
恐らく今後は倫理的に売れない芸人には何をやらせてもいい、って風潮は難しくなるでしょうね。
その点ではこの方あたりが最後のそういう芸人さんかも知れません。
そんな流れで不思議体験をするようになり。
その辺で本筋とは無関係な無駄な突然ドン!!な脅かしがあったりして、それはちょっと萎えますが。
時々良いアングルでの恐怖シーンがありそれはそこそこ引き込まれました。
ジャパニーズホラーは引き込まれるような忍び寄るような恐怖があってなんぼなので。
逆にそれが無いとわかりやすく低評価にはなってしまうものです。
今作は正直怖い映画とは言いづらいですね。
意外とホラーシーン以外はポップで、江口のりこさんあたりはコメディの領域にすら思えるほどで。
その点で娯楽作品として見心地は良かったです。
クライマックスはもうホラーかコメディかわからないくらいめちゃくちゃド派手展開で。
最近ホラー映画の締めくくり方がわからなくなってこういうめちゃくちゃになるパターンは多いですね。
自分が住む場所の過去を探る点では自分の大好きなホラー映画の残穢に通ずるものもありますが。
クオリティとしては大分向こうのほうが上でした。
主演の亀梨和也は個人的にそんなにハンサムに思えないので意外とこの役にハマっていました。
ちょっと未成年飲酒騒動のことがよぎって素直に見れないところも多かったですが。
脱イケメンな路線で意外といい役者になれる予感も感じました。
相手役の奈緒は最近売れっ子ですね。
ルックスも良くて演技もうまくて密かな実力者って感じがします。
言い方悪いですが使い勝手が良さそうな印象なので今後もっと活躍しそうですね。
亀梨和也の相方役を瀬戸康史がやっていました。
プライベートでの結婚があり充実の印象ですが結構好きな俳優です。
今作はヒステリックでおバカな演技が多くてちょっと彼には役不足に思いました。
江口のりこは大クセの不動産屋で事故物件を紹介する役でした。
言わずもがなの実力派女優で高評価です。
ハイセンス系映画からこういう娯楽作品まで仕事の幅も広くて良いですね。
クセがすごくてもう笑かしに来てる感じで流石の存在感でした。
ひょっとしたら今作で一番インパクト大だったかも知れません。
木下ほうかがデリカシーのないプロデューサー役で。
いくらなんでもちょっとやりすぎに思いますが、関西のテレビ業界はこんななのかな?とも思いました。
実際のテレビシーンをパロディしてるのでよゐこを筆頭にクロちゃんなどの芸人がそのまま出てました。
MEGUMIが奈緒の上司役でしたがコレもちょっと役不足で贅沢な起用に思いました。
真魚がプロデューサーのアシスタントでなかなかコメディでした。
小手伸也や高田純次や宇野祥平などピンポイントでなかなか贅沢なキャスティングでした。
恐怖を期待して観るホラー映画としてはあまりに怖さが足りないのがちょっと残念でした。
そんなわけで4点。
を観ました。
TV番組への出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)。
その部屋で撮影した映像には白い”何か”が映っていた・・・。
番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメ。
しかし人気者になっていく一方、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。
そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていたーーーー
中田秀夫監督作品です。
リング、らせんや仄暗い水の底からは大好きでジャパニーズホラーの金字塔だと思いますが。
年々なかなか高評価なホラーが見れなくなってきた印象です。
残念ながら今作もその流れは変わらずな印象でした。
怖さよりはこういう不思議体験をしましたってお話で。
ホラーというよりは普通の娯楽作品に近いかもって感じでした。
常々恐怖を演出するのがホラーで無理やり脅かすのはホラーでは無いと自己定義してますが。
リングや仄暗い水の底からは典型的な恐怖映画で驚かすこともなく凄い恐怖を作っていましたが。
今作は恐怖はほぼ無く時々驚かされる感じでした。
原作は芸人の松原タニシの体験談の著書です。
そういう人が居ることを知らなかったですが数年前に高橋みなみさんのラジオを聴いてたらゲストで出てて知りました。
そんなことを商売にする人も居る時代だよなと妙に納得しました。
お化け屋敷やホラー映画や妖怪や幽霊ものの娯楽は大好きなのですが、物理学者の端くれなので心霊現象は完全に信じません。
信じないというか誤解や勘違いや嘘を徹底的に追求できる自信もあります。
なのでこの手の実話ベースだったり体験談ベースとか言われるとそもそも萎えてしまうところはあります。
体験談とか言い出したらそれは全部ウソという事になってしまうのであくまでファンタジーの範疇でお願いしたいです。
序盤はお笑い芸人の悲哀を描いていてひょんなきっかけから事故物件に住むようになり。
売れない芸人さんの仕事にしがみつくためには何でもやる、って風潮に複雑さを感じつつ。
恐らく今後は倫理的に売れない芸人には何をやらせてもいい、って風潮は難しくなるでしょうね。
その点ではこの方あたりが最後のそういう芸人さんかも知れません。
そんな流れで不思議体験をするようになり。
その辺で本筋とは無関係な無駄な突然ドン!!な脅かしがあったりして、それはちょっと萎えますが。
時々良いアングルでの恐怖シーンがありそれはそこそこ引き込まれました。
ジャパニーズホラーは引き込まれるような忍び寄るような恐怖があってなんぼなので。
逆にそれが無いとわかりやすく低評価にはなってしまうものです。
今作は正直怖い映画とは言いづらいですね。
意外とホラーシーン以外はポップで、江口のりこさんあたりはコメディの領域にすら思えるほどで。
その点で娯楽作品として見心地は良かったです。
クライマックスはもうホラーかコメディかわからないくらいめちゃくちゃド派手展開で。
最近ホラー映画の締めくくり方がわからなくなってこういうめちゃくちゃになるパターンは多いですね。
自分が住む場所の過去を探る点では自分の大好きなホラー映画の残穢に通ずるものもありますが。
クオリティとしては大分向こうのほうが上でした。
主演の亀梨和也は個人的にそんなにハンサムに思えないので意外とこの役にハマっていました。
ちょっと未成年飲酒騒動のことがよぎって素直に見れないところも多かったですが。
脱イケメンな路線で意外といい役者になれる予感も感じました。
相手役の奈緒は最近売れっ子ですね。
ルックスも良くて演技もうまくて密かな実力者って感じがします。
言い方悪いですが使い勝手が良さそうな印象なので今後もっと活躍しそうですね。
亀梨和也の相方役を瀬戸康史がやっていました。
プライベートでの結婚があり充実の印象ですが結構好きな俳優です。
今作はヒステリックでおバカな演技が多くてちょっと彼には役不足に思いました。
江口のりこは大クセの不動産屋で事故物件を紹介する役でした。
言わずもがなの実力派女優で高評価です。
ハイセンス系映画からこういう娯楽作品まで仕事の幅も広くて良いですね。
クセがすごくてもう笑かしに来てる感じで流石の存在感でした。
ひょっとしたら今作で一番インパクト大だったかも知れません。
木下ほうかがデリカシーのないプロデューサー役で。
いくらなんでもちょっとやりすぎに思いますが、関西のテレビ業界はこんななのかな?とも思いました。
実際のテレビシーンをパロディしてるのでよゐこを筆頭にクロちゃんなどの芸人がそのまま出てました。
MEGUMIが奈緒の上司役でしたがコレもちょっと役不足で贅沢な起用に思いました。
真魚がプロデューサーのアシスタントでなかなかコメディでした。
小手伸也や高田純次や宇野祥平などピンポイントでなかなか贅沢なキャスティングでした。
恐怖を期待して観るホラー映画としてはあまりに怖さが足りないのがちょっと残念でした。
そんなわけで4点。