メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV

2016年07月10日 | 映画
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV
を観ました。

神聖なるクリスタルを擁する魔法国家ルシス。クリスタルを我が物にしようとするニフルハイム帝国。二国はあまりにも長い戦いの歴史を続けていた。
ルシス国王レギス直属の特殊部隊「王の剣」。ニックス・ウリックら「王の剣」は魔法の力を駆使し、進行してくるニフルハイム軍を辛くも退けていた。
しかし、圧倒的な戦力の前に、レギスは苦渋の決断を余儀なくされる。王子ノクティスとニフルハイム支配下のテネブラエ王女ルーナとの結婚、そして、首都インソムニア以外の領地の放棄――。
それぞれの思惑が交錯する中、ニフルハイムの策略により人知を超えた戦場へと変貌したインソムニアで、ニックスはルシス王国の存亡をかけた戦いに向かう。
全ては“未来の王”のために。


2016/9/30発売予定のファイナルファンタジーXVの別ストーリー的な映画です。
アドベントチルドレンの野末武志監督作品ですかね。

ファイナルファンタジーは久しくやっていないのでそもそも空気感がつかみにくいですが。
FF15のクロスメディアマーケティング的な戦略映画ですかね。

FFの映画というと2001年の映画を思い出しますが。
ギネスに載るほどの赤字の大失敗映画だったので懸念する人は多いでしょう。
自分はスクエニの株主もやっていますが、株主総会でも「なぜ?」の声はありました。
15年経ってもその傷を癒せていないのか?それとも十分な立て直しができたのか?
そこが気になりましたが。

FFファンでは無い自分から言わせてもらいますと同じようなものだったと思います。
別に前の失敗作がそんなにひどかったとも思いませんが、
お金をかけすぎたのが問題であって、
今作の投資額がいくらかわかりませんが、
前のよりは抑えてそれ以上のクオリティにはなってるのではないでしょうか。

結局僕がイメージするFFらしさではなく、
ワンテンポ遅れたハリウッド映画憧れみたいな、
完全に欧米人の顔した登場人物たちが日本語でやり取りしてる気持ち悪さはあります。
吹き替え調に口と言葉を全然合わせていませんがそれもどうかと思いました。

演出というか登場人物たちのキザなやり取りも非常にダサいものです。
今日日、ハリウッド映画でもそんなにお目にかかれない、
日本人がイメージする偏見的なアメリカ人、
コントで演じるアメリカ人みたいのをベースにしてる感じです。

もっと魔道士とか竜騎士とかそういうのが出てくるような、
古典的なファイナルファンタジーらしいのがみたいですけどね。
FF15をやるつもりもないので作品をマックスに堪能することも無いでしょうか。

前の映画の時もそう思いましたが、
せっかくのCG映画を実際の人間みたいので描くメリットが良くわからないのですよね。
ひたすらリアルな人間をCGで再現しよう、みたいな事に躍起になっていて。
コレならば実写映画観た方がいい気もしますし。

ワープするみたいな動きを良くしますが、
そこくらいでした、CGのメリットを感じたのは。
もっと漫画的なキャラにしてしまえばいいと思うんですけどね。

映像は流石に凄かったですけど、
綺麗だなー、って感心するくらいですかね。

ストーリーもそんなに魅力的だとは思いませんでした。
コレも何かのトレースのような二番煎じ的な、
ファイナルファンタジーらしさを感じないタイプのモノです。

ちょっとネタバレですが、
完全にロード・オブ・ザ・リングじゃん!って箇所にちょっと萎えました。

無理矢理チョコボという言葉を入れてみたり、
召喚獣的なモノを出したりしますが。

声優の綾野剛はなかなかのいい出来だったと思いました。
忽那汐里もいい感じでした。

コレはゲームやらないと堪能出来ませんね。
この映画を堪能するためにFF15を買ってみよう、、、とは思いませんが。
思う人も居るでしょう。

アドベントチルドレンみたいに、ゲームの後に映画にした方がいいような気もしますが。


4点。

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