太陽の家
を観ました。
神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾(長渕剛)。
普段は強面風な川崎は、やんちゃで人情味の厚い男。そんな川崎が現場で木と向き合えば、職人気質なオーラを放つ。
しっかり者の女房・美沙希(飯島直子)と年頃の娘・柑奈(山口まゆ)と共に幸せに暮らす川崎だが、そこは男!好みの女性には少々弱い。
いつものように弟子の入江たちと現場で仕事に励んでいるところに川崎が無視できない保険会社の営業ウーマンが通りかかる。
彼女の名前は池田芽衣(広末涼子)。独身だと思っていた芽衣には、龍生(潤浩)という名の息子が一人。シングルマザーだった。
父親を知らずに育った少年・龍生が気になる川崎。俺が男にしてやる!とばかりに、川崎の血が騒ぐ。
半ば強引な川崎になかなか懐かない龍生だったが、徐々に男同士の触れ合いができるまで心を開いていく。
そんな折、川崎はこの親子に家を作ろうと思い立つのだが、そんな父親の様子にどうも納得がいかない、娘と妻と信吾の一番弟子の高史(瑛太)。
しかし周りの不穏な空気も気にせず、家づくりに没頭する川崎の前に、突如龍生の父と名乗る男が現れて・・・。
権野元監督です。
長渕剛が20年ぶりに映画主演したということで話題です。
自分は長渕剛がやってたホームドラマに夢中だった世代なので。
そこからのチンピラ風になったドラマにも夢中でした。
なので音楽活動と同じくらい俳優のイメージがあります。
当時はホームドラマ俳優だったのに急にチンピラ系になっていったのが悲しいような嬉しいような複雑でしたが。
今作はホームドラマ寄りですが、その両方のいいとこ取りな作品でした。
大工の棟梁という設定が先ずは素晴らしかったですね。
コミカルなホームドラマ部分とちょっとチンピラ風な要素の両方をやっても違和感ないですからね。
かなりのナチュラル系演出で、長回しを感じさせない長回しでワンカットの中に多くの起伏を入れていました。
最初は仲良く話していたのにカットの終盤では大げんかになっていたり。
長渕剛ならではの気のいいおじちゃんのナチュラルさを存分に引き出していました。
多くの場面が恐らくアドリブと思われるような自由な振る舞いに満ちていて。
もう演じる人が魅力的じゃなきゃ全然成立しませんが長渕剛は存在そのものが見れますからね。
振りがわかりやすいようで思ったほどのその回収にならないことが多くそれが印象的でした。
こう来たらこうなるだろう、が大筋では想像通りなのですが、その最中がちょっとずつ外れる感じでした。
それはリアリティの雰囲気を作るのに効果的でした。
家族って良いな、血の繋がりなんて無関係に家族になれるなって思わされる作品でした。
また古き良き日本の暮らしも懐かしめる感じでした。
主演の長渕剛は久々だったのでどうかな?という懸念もありましたが。
全然問題なく古き良き長渕剛でした。
コメディやら凄みやら筋トレやら肉体美やらを自然に映画に入れ込んでいて。
映画が長渕剛の魅力をしっかり引き出していてこういう役者ありきの作品を久々に観ました。
妻役の飯島直子が実にいい感じでした。
実にリアルに肝っ玉母さんを演じていまいた。
多くを語らずにしっかり展開を伝える演技力。
この人の演技はもっと評価されるべきですね。
娘役の山口まゆはかなり幅広い作品に出ていてとても使い勝手が良さそうな若手女優ですね。
結構独特なポジションを築いていると思います。
ちょっと微妙な企画から本格的な企画まで。
ルックスもなかなか良いし何より演技力がしっかりとあるので。
将来、ビッグになる予感もありますね。
広末涼子はいつもの広末涼子でした。
最初は長渕剛のすけべ心を利用する感じでしたが、安定の力を発揮していました。
瑛太が長渕剛の息子的存在で弟子を演じていました。
正直、瑛太がこの作品に参加してるのが彼のブランド的に意外でしたがちゃんと本気演技でした。
チンピラでワイルドな瑛太でここまでの強面は彼の中でもトップクラスだと思います。
怖いけど心優しい感じがとても素敵でした。
柄本明もいい味出してました。
主に一回の出番ですが、長々とうまくコメディとマジメをやっていました。
上田晋也は完全にカメオでセリフも無かったですが。
マジメな顔してても笑えてしまいそうだったので作風的に居ないほうが良かったかもですね。
正直期待していなかったので面白かったです。
ちゃんとしっかりしたクオリティの映画でした。
そんなわけで6点。
を観ました。
神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾(長渕剛)。
普段は強面風な川崎は、やんちゃで人情味の厚い男。そんな川崎が現場で木と向き合えば、職人気質なオーラを放つ。
しっかり者の女房・美沙希(飯島直子)と年頃の娘・柑奈(山口まゆ)と共に幸せに暮らす川崎だが、そこは男!好みの女性には少々弱い。
いつものように弟子の入江たちと現場で仕事に励んでいるところに川崎が無視できない保険会社の営業ウーマンが通りかかる。
彼女の名前は池田芽衣(広末涼子)。独身だと思っていた芽衣には、龍生(潤浩)という名の息子が一人。シングルマザーだった。
父親を知らずに育った少年・龍生が気になる川崎。俺が男にしてやる!とばかりに、川崎の血が騒ぐ。
半ば強引な川崎になかなか懐かない龍生だったが、徐々に男同士の触れ合いができるまで心を開いていく。
そんな折、川崎はこの親子に家を作ろうと思い立つのだが、そんな父親の様子にどうも納得がいかない、娘と妻と信吾の一番弟子の高史(瑛太)。
しかし周りの不穏な空気も気にせず、家づくりに没頭する川崎の前に、突如龍生の父と名乗る男が現れて・・・。
権野元監督です。
長渕剛が20年ぶりに映画主演したということで話題です。
自分は長渕剛がやってたホームドラマに夢中だった世代なので。
そこからのチンピラ風になったドラマにも夢中でした。
なので音楽活動と同じくらい俳優のイメージがあります。
当時はホームドラマ俳優だったのに急にチンピラ系になっていったのが悲しいような嬉しいような複雑でしたが。
今作はホームドラマ寄りですが、その両方のいいとこ取りな作品でした。
大工の棟梁という設定が先ずは素晴らしかったですね。
コミカルなホームドラマ部分とちょっとチンピラ風な要素の両方をやっても違和感ないですからね。
かなりのナチュラル系演出で、長回しを感じさせない長回しでワンカットの中に多くの起伏を入れていました。
最初は仲良く話していたのにカットの終盤では大げんかになっていたり。
長渕剛ならではの気のいいおじちゃんのナチュラルさを存分に引き出していました。
多くの場面が恐らくアドリブと思われるような自由な振る舞いに満ちていて。
もう演じる人が魅力的じゃなきゃ全然成立しませんが長渕剛は存在そのものが見れますからね。
振りがわかりやすいようで思ったほどのその回収にならないことが多くそれが印象的でした。
こう来たらこうなるだろう、が大筋では想像通りなのですが、その最中がちょっとずつ外れる感じでした。
それはリアリティの雰囲気を作るのに効果的でした。
家族って良いな、血の繋がりなんて無関係に家族になれるなって思わされる作品でした。
また古き良き日本の暮らしも懐かしめる感じでした。
主演の長渕剛は久々だったのでどうかな?という懸念もありましたが。
全然問題なく古き良き長渕剛でした。
コメディやら凄みやら筋トレやら肉体美やらを自然に映画に入れ込んでいて。
映画が長渕剛の魅力をしっかり引き出していてこういう役者ありきの作品を久々に観ました。
妻役の飯島直子が実にいい感じでした。
実にリアルに肝っ玉母さんを演じていまいた。
多くを語らずにしっかり展開を伝える演技力。
この人の演技はもっと評価されるべきですね。
娘役の山口まゆはかなり幅広い作品に出ていてとても使い勝手が良さそうな若手女優ですね。
結構独特なポジションを築いていると思います。
ちょっと微妙な企画から本格的な企画まで。
ルックスもなかなか良いし何より演技力がしっかりとあるので。
将来、ビッグになる予感もありますね。
広末涼子はいつもの広末涼子でした。
最初は長渕剛のすけべ心を利用する感じでしたが、安定の力を発揮していました。
瑛太が長渕剛の息子的存在で弟子を演じていました。
正直、瑛太がこの作品に参加してるのが彼のブランド的に意外でしたがちゃんと本気演技でした。
チンピラでワイルドな瑛太でここまでの強面は彼の中でもトップクラスだと思います。
怖いけど心優しい感じがとても素敵でした。
柄本明もいい味出してました。
主に一回の出番ですが、長々とうまくコメディとマジメをやっていました。
上田晋也は完全にカメオでセリフも無かったですが。
マジメな顔してても笑えてしまいそうだったので作風的に居ないほうが良かったかもですね。
正直期待していなかったので面白かったです。
ちゃんとしっかりしたクオリティの映画でした。
そんなわけで6点。