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地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俳優 亀岡拓次

2016年02月09日 | 映画
俳優 亀岡拓次
を観ました。


脇役俳優の亀岡拓次、顔は知ってるけど名前は知らないくらいの俳優。
金無し女なしお酒大好きな控えめな男の日常と、ロケ先で出会った美人への片想いの物語です。


横浜聡子監督でキャスト、スタッフ的にも僕好みだったので観てみました。

僕の好きな安田顕が最近来てますが、遂に初主演ということで。
実にらしい作品で良かったです。

この人やっぱり演技力凄いしなりきり凄いし役の幅広いし。
凄く見れる役者さんですね。

ヒロインは僕の女神様である麻生久美子で。
相変わらずたまらなかったです。

その他も僕の好きな新井浩文、染谷将太、山崎努なんかも出てて。

最近ちょいちょいビッグな脇役として三田佳子を見かけますが、
今作はなかなかチャレンジな役やってました。
大物舞台女優の役でしたが何度も乳揉まれてました。

序盤は脇役俳優の日常、
ほぼドキュメンタリーみたいな独特な展開とカメラワークで非常に引き込まれました。
運転手の「車の後ろに弁当あります」
マネージャーの「キスシーン無くなってざんねんね」
とか、役者世界を知りませんが妙にリアルに感じました。

中盤から終盤にかけては時系列もわかりにくくなり演劇なのか?現実なのか?みたいな感じで。
現実と虚構が入り乱れる感じで、何かバードマンと非常に似た感覚を受けました。
設定やスケール感や映像の質感は全然違うのですが、
最終的に受ける印象は非常に近いものに感じました。

麻生久美子との淡い恋心も何かとても良い感じでした。
何かこう、若くない人たちの居酒屋を舞台にしたブルースみたいな恋愛模様もいいですね。
こういうのも味わえる大人になった自分に気付きました。

インパクト強めの導入部分から、
スナックに移動してボトルキープの亀岡拓次がそのままタイトルになる遊びココロもとても好みでした。


そんなわけで8点です。

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