つづき
ついにトップテンです。
過去最高本数の234本も劇場鑑賞した2019年、しかも過去最高クラスに名画が多かった印象です。
その中のトップテンなので本当に本当に悩みました。
こんなことでもかなりの時間を費やしました。
世の中的にヒットしてるのもそうでないのもありますが、良い映画かどうかは別問題。
これがその答えです。
10位 クリード 炎の宿敵
言わずもがなのヒットシリーズ、ロッキーの続編のクリードシリーズの最新作。
それでいてロッキーシリーズでも最大級のヒット、ロッキー4のアンサー的な映画です。
自分世代にはロッキー4はめちゃくちゃ流行ったのでとにかく興奮しました。
こんなに胸アツな映画そうそう無いですね、力入りまくりました。
本当の格闘技の大一番を見に行くような緊張感、高揚感、応援心でした。
9位 スパイダーマン:スパイダーバース
スパイダーマンということでまさかこんな映画になるとは期待してなかったですが。
去年のアカデミー賞を取っていたことで気になって観に行って、、、まー度肝抜かれました。
超絶先鋭的でハイセンス、観たこと無い映像世界とぶっ飛んだストーリーと音響、全部があまり次世代感でした。
タイムスリップして10年後の映画を見たかのようでした。
相当秀逸なクリエイターが作ったのがひしひしと伝わりますが、よくぞこの題材にスパイダーマンが許されたなと感心しました。
8位 ホテル・ムンバイ
インドで実際に起きたテロを描いた映画ですが本当に本当に凄まじい映画でした。
疑似体験のような本当に本当に怖い映画でこんなに緊張して怯える映画は久々でした。
映画館出た後に疲れ果てる映画です。
かなり壮絶に生々しく描いているので映画的なドラマティックな展開にもならなければ、普通ならば死なないはずの人があっさり死にまくります。
ためらいもなく行われるテロ行為は体験したことなくても凄い説得力でした。
結構世界中を一人で旅した自分でも一人旅が怖くなる映画でした。
ただ生き残るだけで大感動してしまう凄まじい映画でした。
7位 この世界の(さらにいくつもの)片隅に
言わずもがなの歴史的名作、邦画アニメーションでも超トップクラスの作品ですが。
それの再編集的な追加シーンを加えて長尺バージョンの作品です。
過去に鑑賞した際も強く言いましたが、日本の文化遺産になるべく作品だと思います。
ノーマルの方は4回くらい観てるのでだいたい記憶していますが、久々の劇場鑑賞で辛いシーンの手前からもうやられてしまいました。
改めて戦時下での普通の人々の暮らし、一方的に巻き込まれた人々の感情なんかを繊細に表現した手法は見事です。
100年語り継ぎたい映画です。
6位 男はつらいよ お帰り 寅さん
初めてまともに男はつらいよを観ました、最高過ぎました。
おじいちゃん子でそだったのでいつでもおじいちゃんの趣味を押し付けられ。
おじいちゃんが大好きだった男はつらいよは逆に嫌な印象で今まで触れて来ませんでしたが、今作を観て諸々後悔しか無かったです。
主人公の吉岡秀隆が自身の現在の悩みを抱えつつ叔父の寅さんを回想する手法ですが。
めちゃくちゃたまらない、究極のノスタルジックでした。
古き良き昭和の風景、下町の風景、江戸っ子の人々、温かい人々。
日本はこんなにも素敵な国だったのだと、思わされる映画は他に無いでしょう。
過去の多々の作品の資産を実に効果的に使っていて素晴らしかったです。
初日に観に行ったので混んでいたのですが、渥美清さんのシーンは場内かなりの笑いでした。
今観てもめちゃくちゃおもしろいです。
ガサツで迷惑しかないですが、時々思いやりのあるメッセージ性ある言葉に涙涙でした。
ラストの静かなべらんめえ口調で甥っ子をかばうシーンは人生でもトップクラスに映画館で号泣しました。
慟哭くらい泣いてしまいました。
あのオープニング曲もスターウォーズのテーマと同じくらいサブイボですね。
これを観て以来すっかり男はつらいよにハマってしまいファンになり過去作を見漁っています。
5位 宮本から君へ
自分の語彙力でこの作品をどうやって表現したらいいかわからないくらい超絶熱血で激情の映画でした。
ドラマ観てる時は観終わったあとに感情が沸騰してしまい毎週布団に包まって絶叫してましたが。
それが更に映画版で10倍くらいの熱血になっていて。
今まで映画や音楽やドラマや諸々のパフォーマンスやら、熱血をリソースにしたものは多々あれど、その際たるものでしょう。
池松壮亮は入り込み過ぎて本当に撮影の中で、演技のために死ぬんじゃないか?って不安になるくらいの熱演です。
数え切れない作品に出ている蒼井優もここに来てキャリアハイくらい凄い熱演です。
もう中野靖子にしか見えない奇跡のようなキャスティングでした。
普通の男ならこの作品を観たら人生観変わるでしょう。
とにかく諸々究極です、究極の映画ですね。
アベンジャーズみたいな映画は日本ではまだまだ作れないでしょうけど、日本人はこれを作れる。
これが情熱系映画の最終到達地点です、この先はない、そう思わされた映画でした。
4位 WE ARE LITTLE ZOMBIES
映画という枠を超越していた、完全に新しい芸術との出会いでした。
もし映画の授業でこんな作品発表したら絶対に先生に「こんなの映画じゃない!」って怒られるようなやつですね。
観たこと無いストーリー展開、観たこと無いセット、観たこと無いアングル、観たこと無いカット割り、超クールなやり取り。
完全に新世代でハイセンスで、こういうのにまだ理解出来て感動できる自分でホッとするくらい。
こういうセンスについていける人間でありたいと思わされました。
何かしらのクリエイティブ活動してる人には影響を与えるであろう凄い映画でした。
3位 LIFE ITSELF ライフ・イットセルフ
自分の青春期には多くの群像劇の名画がありそれらに刺激を受けて人生を学んできましたが、ここに来てまたそれですね。
一つの悲劇から始まって、それにまつわる人々のちょっと長い期間を描いた超本格的な感動の群像劇です。
アメリカやらスペインやらが舞台で、一見無関係に見える登場人物たちがなんかしらでうっすらつながっていて。
それが爽やかな感動につながって行きます。
ラスト、この映画の語りをしていた人物の正体、そしてあまりにハイセンスすぎるラストカット。
こんなにも壮大な物語を完璧に回収できるラストカットは無いです。
こんな奇跡みたいな話はありえない、って思いますが、きっと誰の人生もこういう奇跡の積み重ねの果てに存在していると。
改めて気付かされるような超名作。
名言もたくさんあって多くの刺激を受けました。
2位 グリーンブック
昨年、ボヘミアン・ラプソディの大ムーブメントの中、しっかりとアカデミー賞作品賞を取ったのも納得の王道名画。
ハリウッドに万人受けするタイプの、みんなが等しく感動できるタイプの映画が新たに生まれたなって思わされた映画でした。
典型的な相反する二人の友情モノ、いろいろなトラブルに遭遇しつつアメリカを巡るロードムービー、時代に逆らって次世代の価値観を持つ主人公たち。
人種問題、LGBT問題、現代に通ずる問題も描きつつ、説教臭くなくしっかりと上質な王道感動に仕上げていました。
作品中に色々良いフリが効いていて、ラストにはやられた、ごって素敵やん!な締めくくりでした。
とても爽やかで感動出来てみんなが見るべき映画だと思いました。
1位 町田くんの世界
なんだか結局石井裕也監督は毎作満点級ですが、ここに来て彼のセンスが極まった集大成みたいな映画でした。
彼ほどのハイセンス系映画で新人二人を主演にするというチャレンジがこんなにもハイレベルな狙いで成功しているのがまずは衝撃でしたが。
淀んだ人間社会をスーパーピュアでスーパーいい人な主人公が関わった人たちを全く意図せずに変えていく物語です。
毎作、明確なメッセージみたいなのを言わずにかなり強烈なメッセージを伝えてくる石井監督らしい作風。
急に設定が崩壊するような終盤のびっくり展開には驚き、恐らく10人中9人はついていけない気がしますが。
自分は大感動でずっと震えていました。
この手の物語を回収するにはこの展開しか無いのですよね。
世界を包括してしまうような、世界って素晴らしい!人間って素晴らしい!ってなるエンディングですからね。
予告で謳っているように究極の人間讃歌ですね。
命を削るようにかなりエネルギーを使って選びましたが。
ちゃんとクオリティとやっぱり劇場で感動した順番を信じました。
ここに貼った予告編を観ても涙するくらいどれもめちゃくちゃ思い入れが深いです。
本数も多く、クオリティも高かった2019年の映画鑑賞生活でしたが。
やっぱり過去最高峰のトップテン、トップ50になった気がします。
全員に全部見てもらいたい気持ちでいっぱいですね。
ついにトップテンです。
過去最高本数の234本も劇場鑑賞した2019年、しかも過去最高クラスに名画が多かった印象です。
その中のトップテンなので本当に本当に悩みました。
こんなことでもかなりの時間を費やしました。
世の中的にヒットしてるのもそうでないのもありますが、良い映画かどうかは別問題。
これがその答えです。
10位 クリード 炎の宿敵
言わずもがなのヒットシリーズ、ロッキーの続編のクリードシリーズの最新作。
それでいてロッキーシリーズでも最大級のヒット、ロッキー4のアンサー的な映画です。
自分世代にはロッキー4はめちゃくちゃ流行ったのでとにかく興奮しました。
こんなに胸アツな映画そうそう無いですね、力入りまくりました。
本当の格闘技の大一番を見に行くような緊張感、高揚感、応援心でした。
9位 スパイダーマン:スパイダーバース
スパイダーマンということでまさかこんな映画になるとは期待してなかったですが。
去年のアカデミー賞を取っていたことで気になって観に行って、、、まー度肝抜かれました。
超絶先鋭的でハイセンス、観たこと無い映像世界とぶっ飛んだストーリーと音響、全部があまり次世代感でした。
タイムスリップして10年後の映画を見たかのようでした。
相当秀逸なクリエイターが作ったのがひしひしと伝わりますが、よくぞこの題材にスパイダーマンが許されたなと感心しました。
8位 ホテル・ムンバイ
インドで実際に起きたテロを描いた映画ですが本当に本当に凄まじい映画でした。
疑似体験のような本当に本当に怖い映画でこんなに緊張して怯える映画は久々でした。
映画館出た後に疲れ果てる映画です。
かなり壮絶に生々しく描いているので映画的なドラマティックな展開にもならなければ、普通ならば死なないはずの人があっさり死にまくります。
ためらいもなく行われるテロ行為は体験したことなくても凄い説得力でした。
結構世界中を一人で旅した自分でも一人旅が怖くなる映画でした。
ただ生き残るだけで大感動してしまう凄まじい映画でした。
7位 この世界の(さらにいくつもの)片隅に
言わずもがなの歴史的名作、邦画アニメーションでも超トップクラスの作品ですが。
それの再編集的な追加シーンを加えて長尺バージョンの作品です。
過去に鑑賞した際も強く言いましたが、日本の文化遺産になるべく作品だと思います。
ノーマルの方は4回くらい観てるのでだいたい記憶していますが、久々の劇場鑑賞で辛いシーンの手前からもうやられてしまいました。
改めて戦時下での普通の人々の暮らし、一方的に巻き込まれた人々の感情なんかを繊細に表現した手法は見事です。
100年語り継ぎたい映画です。
6位 男はつらいよ お帰り 寅さん
初めてまともに男はつらいよを観ました、最高過ぎました。
おじいちゃん子でそだったのでいつでもおじいちゃんの趣味を押し付けられ。
おじいちゃんが大好きだった男はつらいよは逆に嫌な印象で今まで触れて来ませんでしたが、今作を観て諸々後悔しか無かったです。
主人公の吉岡秀隆が自身の現在の悩みを抱えつつ叔父の寅さんを回想する手法ですが。
めちゃくちゃたまらない、究極のノスタルジックでした。
古き良き昭和の風景、下町の風景、江戸っ子の人々、温かい人々。
日本はこんなにも素敵な国だったのだと、思わされる映画は他に無いでしょう。
過去の多々の作品の資産を実に効果的に使っていて素晴らしかったです。
初日に観に行ったので混んでいたのですが、渥美清さんのシーンは場内かなりの笑いでした。
今観てもめちゃくちゃおもしろいです。
ガサツで迷惑しかないですが、時々思いやりのあるメッセージ性ある言葉に涙涙でした。
ラストの静かなべらんめえ口調で甥っ子をかばうシーンは人生でもトップクラスに映画館で号泣しました。
慟哭くらい泣いてしまいました。
あのオープニング曲もスターウォーズのテーマと同じくらいサブイボですね。
これを観て以来すっかり男はつらいよにハマってしまいファンになり過去作を見漁っています。
5位 宮本から君へ
自分の語彙力でこの作品をどうやって表現したらいいかわからないくらい超絶熱血で激情の映画でした。
ドラマ観てる時は観終わったあとに感情が沸騰してしまい毎週布団に包まって絶叫してましたが。
それが更に映画版で10倍くらいの熱血になっていて。
今まで映画や音楽やドラマや諸々のパフォーマンスやら、熱血をリソースにしたものは多々あれど、その際たるものでしょう。
池松壮亮は入り込み過ぎて本当に撮影の中で、演技のために死ぬんじゃないか?って不安になるくらいの熱演です。
数え切れない作品に出ている蒼井優もここに来てキャリアハイくらい凄い熱演です。
もう中野靖子にしか見えない奇跡のようなキャスティングでした。
普通の男ならこの作品を観たら人生観変わるでしょう。
とにかく諸々究極です、究極の映画ですね。
アベンジャーズみたいな映画は日本ではまだまだ作れないでしょうけど、日本人はこれを作れる。
これが情熱系映画の最終到達地点です、この先はない、そう思わされた映画でした。
4位 WE ARE LITTLE ZOMBIES
映画という枠を超越していた、完全に新しい芸術との出会いでした。
もし映画の授業でこんな作品発表したら絶対に先生に「こんなの映画じゃない!」って怒られるようなやつですね。
観たこと無いストーリー展開、観たこと無いセット、観たこと無いアングル、観たこと無いカット割り、超クールなやり取り。
完全に新世代でハイセンスで、こういうのにまだ理解出来て感動できる自分でホッとするくらい。
こういうセンスについていける人間でありたいと思わされました。
何かしらのクリエイティブ活動してる人には影響を与えるであろう凄い映画でした。
3位 LIFE ITSELF ライフ・イットセルフ
自分の青春期には多くの群像劇の名画がありそれらに刺激を受けて人生を学んできましたが、ここに来てまたそれですね。
一つの悲劇から始まって、それにまつわる人々のちょっと長い期間を描いた超本格的な感動の群像劇です。
アメリカやらスペインやらが舞台で、一見無関係に見える登場人物たちがなんかしらでうっすらつながっていて。
それが爽やかな感動につながって行きます。
ラスト、この映画の語りをしていた人物の正体、そしてあまりにハイセンスすぎるラストカット。
こんなにも壮大な物語を完璧に回収できるラストカットは無いです。
こんな奇跡みたいな話はありえない、って思いますが、きっと誰の人生もこういう奇跡の積み重ねの果てに存在していると。
改めて気付かされるような超名作。
名言もたくさんあって多くの刺激を受けました。
2位 グリーンブック
昨年、ボヘミアン・ラプソディの大ムーブメントの中、しっかりとアカデミー賞作品賞を取ったのも納得の王道名画。
ハリウッドに万人受けするタイプの、みんなが等しく感動できるタイプの映画が新たに生まれたなって思わされた映画でした。
典型的な相反する二人の友情モノ、いろいろなトラブルに遭遇しつつアメリカを巡るロードムービー、時代に逆らって次世代の価値観を持つ主人公たち。
人種問題、LGBT問題、現代に通ずる問題も描きつつ、説教臭くなくしっかりと上質な王道感動に仕上げていました。
作品中に色々良いフリが効いていて、ラストにはやられた、ごって素敵やん!な締めくくりでした。
とても爽やかで感動出来てみんなが見るべき映画だと思いました。
1位 町田くんの世界
なんだか結局石井裕也監督は毎作満点級ですが、ここに来て彼のセンスが極まった集大成みたいな映画でした。
彼ほどのハイセンス系映画で新人二人を主演にするというチャレンジがこんなにもハイレベルな狙いで成功しているのがまずは衝撃でしたが。
淀んだ人間社会をスーパーピュアでスーパーいい人な主人公が関わった人たちを全く意図せずに変えていく物語です。
毎作、明確なメッセージみたいなのを言わずにかなり強烈なメッセージを伝えてくる石井監督らしい作風。
急に設定が崩壊するような終盤のびっくり展開には驚き、恐らく10人中9人はついていけない気がしますが。
自分は大感動でずっと震えていました。
この手の物語を回収するにはこの展開しか無いのですよね。
世界を包括してしまうような、世界って素晴らしい!人間って素晴らしい!ってなるエンディングですからね。
予告で謳っているように究極の人間讃歌ですね。
命を削るようにかなりエネルギーを使って選びましたが。
ちゃんとクオリティとやっぱり劇場で感動した順番を信じました。
ここに貼った予告編を観ても涙するくらいどれもめちゃくちゃ思い入れが深いです。
本数も多く、クオリティも高かった2019年の映画鑑賞生活でしたが。
やっぱり過去最高峰のトップテン、トップ50になった気がします。
全員に全部見てもらいたい気持ちでいっぱいですね。