メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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あなたの番です 劇場版

2021年12月28日 | 映画
あなたの番です 劇場版
を観ました。


菜奈と翔太が”キウンクエ蔵前”に引っ越したあの日
もしも、マンションの住民会に出席したのが、菜奈ではなく、翔太だったら・・・・・・?
そして交換殺人ゲームが始まらなかったとしたら・・・・・・?
平穏な日々を送る、年の差カップルの菜奈と翔太は、引っ越して2年後、晴れて結婚!
住民会を通じて仲良くなったマンションの住人たちを招待して船上ウェディングパーティーを開催することに。
幸せいっぱいの菜奈と翔太に住人たちを乗せて出港するクルーズ船。
そして、起こる、連続殺人・・・・・・!
逃げ場のない船上で、一人、また一人と殺されていく。
謎解きに乗り出す、菜奈と翔太と住人たち。
だが、そこには、思わぬ殺意が交錯していた・・・・・・!!?


佐久間紀佳監督です。
ドラマの時と同じ演出ですね。

ドラマであそこまでやりきったのに?パラレルワールド?
という懸念はありましたが全然成立していて杞憂でした。

自分世代だとかまいたちの夜と思えばわかりやすい感じですかね。
あの時僅かな選択を変えただけで未来は大きく変わります。
登場人物はそのままに交換殺人が起きずに月日が流れ菜奈と翔太の豪華客船での披露宴に行き着くという。

ただそれまでの登場人物たちの過去やらやってることやパーソナリティはドラマのそのままです。
黒島ちゃんはサイコキラーだし、それを追う人が居るし。
ドラマで後編からの登場だった二階堂との出会い方が違って住人たちとの関係性もかなり違います。

大クセの演出やら過剰な程の怪しいミスリードは相変わらずで作風は見事に移行してると思います。
それでいて豪華客船での撮影など気合が入っていてちゃんと映画らしさはありました。

ストーリーは大胆でなかなかいいテンポ感でしたがダレた印象を感じる部分も多かったですかね。
ドラマは特性上引っ張りが必要なのは仕方ない気がしますが。
映画の尺でちょいちょいの引っ張りは不要に思いました。
個人的に好まないクライマックスの演説演出も無ければ嬉しかったですね。

ドラマのキャストがおそらくほぼ全員出てるのが凄いと思いますが、
その分もはやモブキャラのようになっているキャラも多くちょっと飽和状態な印象もありました。
ストーリーにほぼ関係なく賑やかしのためだけのキャストが多すぎる気がしました。

主人公の翔太はドラマ同様田中圭でした。
この肝心の主人公が人の話を聞かないでややこしい行動して物語を盛り上げるのは相変わらずストレスでした。
ドラマはそこまで面白いとは思っていなかったのですがその大きな要因はこのキャラですかね。
このキャラが受け入れられるかどうかは結構大きな分かれ道だと思います。

妻の菜奈は原田知世でした。
この人は魔法にかかってるかのようにずっと可愛いですね。
役柄もとても良いので若い女性好みの自分でもこんな年上女性は惹かれますね。
暴走する夫をうまくコントロールする良い妻ですね。

肝となる黒島ちゃんは大好きな西野七瀬でした。
主に西野七瀬を見たいがゆえに映画館まで行ったのですが、期待通り可愛かったです。
最近は女優としての幅をぐんぐん広げていますがこの黒島ちゃんの儚さが西野七瀬らしさを感じます。
乃木坂じだいの雰囲気に合っています。

二階堂役の横浜流星もドラマと変わらずです。
ストーリーとの関わり方がドラマとは違うので結構トリッキーで怪しい役でした。
終盤まで怪しい雰囲気でしたがクライマックスはドラマと同じような感じでした。

ドラマが好きな人は雰囲気そのままなので楽しめると思います。


そんなわけで6点。

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