メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

2021年12月27日 | 映画
ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
を観ました。


取材中のエディに噛みつき、その血液を体内に取り込んだクレタス。
エディの血液の中に生息していた地球外生命体シンビオートが、クレタスの体内で、その狂気に触れ、結合。
おびただしい数の赤い触手が身体中を蝕み、増殖し、カーネイジが誕生する。
その高い戦闘能力と残虐性で、収監されていた刑務所の受刑者や景観を無差別に虐殺していくカーネイジ。
<大虐殺>が始まった。
世に放たれたクレタスの目的は愛するシュリークの奪還。
シュリークは音波であらゆるものを破壊する「叫び声」を持っており、その狂暴性から彼女も収監されていた。
カーネイジとシュリーク、二つの狂気がいま一つになろうとしているーー


アンディ・サーキス監督です。
前作から監督が変わってますが作風や映像のクオリティが変わらないのはハリウッドの凄いところだと思います。
商業作品で一般の多くの人に監督を感じさせないのも大事な要素だと思います。

日本人には寄生獣を彷彿させるような、かなり近い設定に思いますが。
制御出来ない体に寄生した宇宙人が勝手に人間を食べようとするのを防ぐ二人羽織みたいな。
同じ体を共有してるのにど根性ガエルくらい揉めます。
序盤は正直そのくだりが多すぎてちょっとマンネリ感を感じ早送りしたい気持ちにもなりましたが。

中盤からは大胆展開で悪が世に放たれなかなかのジェットコースター感あるお話でした。
映像的にもストーリー的にもスピード感があって爽快に見れました。
残虐さもシリアスさもある仲でのコメディのセンスも悪くなくいい塩梅でした。
そのコメディっぷりが作品の印象をワンランクアップさせている感じでした。

どう見ても敵の方が強い感じの中でのバトルもコメディ感があるので結構自然に見れました。
アクションの発想や映像の発想も非常に見応えあって終始気持ちよく見れました。
ヴェノムが音に弱いというちゃんと弱点があるのが良い設定ですね。

自分は最新のゲームはやらないのですがきっとこんな感じなのかな?
って思うくらいシームレス感と没入感と自由度を感じさせる映画でした。

落ちもマーベルらしいエンドロール後もなかなか見応えありました。

主演は前作同様トム・ハーディです。
今や相当トップクラスのハリウッドスターなので主演としては申し分ないですね。
主にCGとやり取りする独特の役ですがナチュラルさは流石でした。

今作の悪役をウディ・ハレルソンが演じていました。
連続殺人犯の上に同じくヴェノムに寄生されてやりたい放題な悪役でした。
一時期は大きめの映画には全部出てるくらいの印象だったウディ・ハレルソンでしたがいよいよマーベルの悪役もって感じですね。
この人をキャスティングしておくと存在感が凄いので重宝されるのは納得です。

主人公の元恋人役はミシェル・ウィリアムズです。
この人は数々の名作で名演技をしている印象で非常に好きです。
今作ではエンタメ映画のちょっとコミカルな元恋人というポジションですがそれでも美人さとキュートさがあって良いです。

この手のアメコミの実写化としてはシンプルに非常に面白い映画だと思いました。


そんなわけで8点。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。