メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ピートと秘密の友達

2016年12月24日 | 映画
ピートと秘密の友達
を観ました。


両親と旅行中に事故に遭い森に迷い込んでしまった幼いピートは優しいドラゴンに助けられる。
二人は誰も知らない森の奥で仲良く幸せに暮らしていた。
ピートがエリオットと交わした大切な<3つの約束>
①名前を付けてあげること
②不思議な力を隠すこと。
③絶対に守り抜くこと。
森の中での二人きりの生活は、毎日がわくわくする冒険の連続。
この夢のような日々はずっと続くと思っていた。人間たちに見つかるまでは…


この時期、恒例のディズニー映画ですね。
ディズニーの実写映画です。

なので老若男女に受け入れられるような、いつもながらの優しい映画です。
デヴィッド・ロウリー監督です。

沢山映画を観ている弊害からか、冒頭に残酷だったり怖いシーンが来るのかな?
と構えてしまいましたが実にソフトな描写で上手に展開させていました。
流石のディズニー映画です、小さな子どもが観ても大丈夫な仕上がりです。

そこからドラゴンと子供の描写は非常に素敵で微笑ましいです。
二人が森で遊んでいるシーンは躍動感もありなかなか良かったです。

ところで今年、この手の森で育つ、人間以外に育てられる系を良く見かけましたね。
アーロと少年、ターザン、ジャングルブック・・・。
ハリウッドでちょっとしたブームなんですかね。

いかんせん主人公の少年は物心ついてから森で育ったので知恵がありません。
予想外にドラゴンのことも結構あっさりと人間に知られてしまいます。
少年がドラゴンを守っているのか?ドラゴンが少年を守っているのか?
その微妙な感じは良かったです。

ずっと森で育った少年が人間社会に徐々に馴染んでいく姿は今年見たルームを彷彿とさせますが、
リアリティの追求はほぼ無いです。
ストーリー重視で細かい描写に力を入れていない感じですが、ディズニー映画なので良いでしょう。
そもそもドラゴンと暮らしている設定ですからね。

ドラゴンはドラゴンとはいえ毛がフサフサで動物感が強くて可愛いです。
でかくて空を飛びますが、生き物としてはほぼ犬です。
犬映画のジャンルに入れてもいいくらいな犬感です。
愛犬家の自分には愛しく見えました。
唯一透明になれると言う特技を持っています。

わかりやすく愚かな大人たちがドラゴンに酷いことをしようとします。
それを少年を筆頭とした優しい人々が守ろうとします。
とかく子どもたちとおじいさんが一生懸命守ろうとします。
E.T.式ですかね。

オークス・フェグリーという子役が主人公を演じていました。
見た目のインパクトも演技もそこそこなので今度どうなっていくか?
子役の成長を観るのはひとつの楽しみです。

少年を保護する優しい調査官をブライス・ダラス・ハワードが演じていました。
一昔前は嫌な女の役をやるイメージがありましたが、最近はいい人役をやるようになっていますね。
超外人顔な美人で良いですね。

大人の中で唯一ドラゴンの存在を知っているが信じてもらえないおじいさんをロバート・レッドフォードが演じていました。
最近恒例の感想ですが、すっかり老いましたね。
80歳なのでもちろん仕方ないのですが、それにしては素晴らしくダンディなのですが。
いかんせん若い頃のハンサムイメージが強いので。

ウェス・ベントリーが良き父、良き婚約者ないい人役でしたが、存在感は少なめです。

スタートレックでお馴染みのカール・アーバンが森を開拓してドラゴンに危害を加える悪い大人の役でした。
なかなかアホで間抜けな悪役でした。

勧善懲悪でわかりやすく優しい映画でした。
悪役はホームアローンくらい間抜けで丁度良いです。
少年とドラゴンの健気な愛情、出会い別れ。
その絆には結構涙がでそうでした。

泣かそう泣かそうな演出は強かったですが、
ディズニー特有の優しい演出でそこまで不自然ではありませんでした。
もちろんな爽やかなハッピーエンドも素敵でした。


そんなわけで7点。

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