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土竜の唄 香港狂想曲

2016年12月25日 | 映画
土竜の唄 香港狂想曲
を観ました。

交番勤務の駄目巡査・菊川玲二(生田斗真)は突然首を言い渡され犯罪組織への潜入捜査官・モグラとなり広域指定暴力団・数寄矢会に潜り込んだ。
その中で徐々に結果を残し最終ターゲットの轟周宝(岩城滉一)に認められその娘で奇跡の処女・轟迦蓮(本田翼)のボディーガードとなる。
しかし彼女は轟周宝を狙うチャイニーズマフィアの仙骨竜に攫われてしまう。
一方、警視庁組織犯罪対策本部のエースに正義感溢れるエリート警官の兜真矢(瑛太)が就任する。
警官とヤクザの癒着を許さない兜にとって菊川は許せない存在だった。


三池崇史監督、宮藤官九郎脚本のシリーズ2作目です。
前作もなかなかおもしろかったですが、今作は更にグレードアップして面白かったです。
それにしても三池崇史監督の仕事量は凄いですね。
同じく宮藤官九郎も。

ちょっと漫画チックなコメディにしてリアリティを消し去った手法が見事ですね。

とにかくぶっ飛んでいてテンポ良くて、王道からシュールな笑いもあって。
劇場はなかなかの笑い声があがっていました。

とかく下ネタ、股間に関する展開が多かったです。
生田斗真の全裸率は高いです。

そして菜々緒や仲里依紗のエロスはたまらないですね。
彼女たちにためらいなくエロいシーンをやらせるのは流石の三池崇史監督です。
さらに本田翼にしてはなかなかのエロをやらせていたのも、彼女のファンとして最高でした。

日本映画史に残るようなインパクト強い画も多かったです。

生田斗真は好きでも嫌いでも無いですが、この作品での演技は最高ですね。
「きくかわ〜!」は忘れがたいセリフです。
マッチョすぎずなボディの仕上がりもいい感じです。

主役と同じくらい出番が多いクレイジーパピヨンの堤真一も相変わらずいいです。
最近こういう男気な役どころが多いですね。

クレイジーパピヨンのライバルとして古田新太が出ていましたが、
コレと同じキャラ、同じような演技をあまちゃんでしてましたね。
なかなかマッドでいい演技でした。

本田翼は強気な女の子で相変わらず可愛くて、それでいてほんのりエロさもあって最高でした。
本田翼にしてはなかなか頑張ったキャラでした。

上地雄輔演じる黒河剣太がクールで強くて良いですね。
密かに一番強いのでは?と思えます。

最近あちこちで見かける菜々緒は役の幅も広いですが、こういう役が一番しっくり来るかもですね。
動くマネキンみたいな人ですから華やかな中国マフィアなキャラはいいです。
アクションも行けますからね。

瑛太が嫌味でマッドで容赦ない警察キャラでした。
すぐ銃撃つタイプです。
僕が三池崇史監督作品の苦手な演出の長い演説は今作では彼が担当しています。

とにかく娯楽作品としてかなり秀逸な仕上がりですね。
結構エゴイスティックな作り手たちが観客の目線を強く意識して作ってるのが伝わります。

ところで当然、続編がありそうですが、それを結構冒頭に言ってしまうのが最高でした。
前作同様、遠藤憲一、吹越満、皆川猿時が歌う土竜の唄。
今作では2番!と言って小声で歌っていました。
菊川玲二が聞こえない!ってツッコミを何度も入れて居て面白かったです。
そして3番もあるよ!と言って去って行きました。
その時点で続編があることを示唆しています、斬新過ぎました。


そんなわけで8点。

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