メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

瀬戸内国際芸術祭2013、高松

2013年08月02日 | 魂の旅立ち
思い出深かった岡山を去る。

カプセルホテルをチェックアウトして直島へ向かってみる。
前日カプセルホテルでテレビ見てたら直島のことやってて、芸術の島だというので見てみたいと思った。
そんな些細な衝動で出かける事に。

放浪の際の行き先は毎度実に些細な事で決定する。
だって何処にも行かないわけには行かないからね。

実際は小豆島に行こうかな?直島に行こうかな?
と迷っていたのだが、岡山駅の案内所で相談したら
「今、瀬戸内国際芸術祭ってのをやってて直島はその中心的な島」と言われたので直島にした。
日本では日本語が通じるのでとことんコミュニケーションを取って旅をすることにしていた。
日本語が通じる旅って最高だな・・・と本心からしみじみだった。

旅情がたっぷり、遠い記憶から掘り出されたようなローカル線で宇野港へ向かった。
無人駅の様な駅に止まる度、扉が開く度、誰も乗ってこないが蝉の声が入ってきた。
何だか急に夏でたまらなかった。

ヨーロッパ放浪の後なのでフェリーに乗るのに何のためらいも無かった。
カプリ島行きの船に乗った時のあのドキドキはもうそうそう味わえるものじゃない。
フェリーのデッキで瀬戸内海の島々の風景を堪能した。
一人旅はやはり何処かで船に乗らないと旅情が足りないからね。

そして到着した直島。
どっぷり瀬戸内海の島な旅情。
直島はベネッセエリアと家プロジェクトを巡る。
ヨーロッパ中の美術館を巡ってきたが、地中美術館は素晴らしかった。
コレほど美術館ごと近代的でアーティスティックなものは無かった。

無料のシャトルバスを利用したり、トボトボ歩いたり島を堪能した。
家プロジェクト行きのバス停の案内係が親切に帰りに乗るべきバスとフェリーを教えてくれた。

そして家プロジェクトゾーンへ。
ちょっと作品達はイマイチだったが、そのエリアは絵に描いたような瀬戸内海の田舎の街並みでとてもジーンとした。
あちこちで中学生くらいの子供たちが絵を描いていた。
とても暑かったが予定していたバスに乗れた。

高松に渡り初のビジネスホテルにチェックイン。
フロントのおじさんとちょっと交流しつつ部屋へ。
まだ早かったが疲れていたのでシャワーを浴びた。

そしておじさんにコインランドリーの場所を聞く。
聞いた銭湯でコインランドリーしつつ待ち時間で高松を巡る。

商店街だらけで非常に栄えた街。
しかも夜のお店だらけ。
うどん県なのでとあるお店でビールとさぬきうどんを食す。
めっちゃ美味かった!
流石本場のさぬきうどん。

銭湯の前には何故か人懐っこい猫達。
その猫達と戯れながらコインランドリーの終わりを待つ。
洗濯物を回収してコンビニでつまみと酒を買ってホテルでラピュタを観ながら飲んだ。

海辺のビジネスホテル。
日本の地方都市。
自分の意志で来た初めての四国。

この世に旅があって良かった。

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