メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

バクマン。

2015年10月30日 | 映画
バクマン。 を観た。

高校生の漫画家コンビが週刊少年ジャンプでNo.1を取ろうと頑張る漫画の実写映画化。
かなり僕と近い美意識を感じさせるので好感度高い大根仁監督作品なので期待大で観てみました。
少年誌は見ないので勿論原作は知らないですが。

いやはや流石に面白い面白い。

自分はおこがましくも、あらゆる創作物を観る時には大抵”自分ならどうするか?”の思考が働く。
この原作を映画化しろと言われたら自分でもこうしただろう、こうしたかっただろう、
と思えるそのものだった気がする。

簡潔でスピード感に満ちた導入部で重要なファクターを説明する。
アニメーションを交えて皆が知ってる漫画を使って実に見事に少年ジャンプの説明から物語へ。

僕好みなサカナクションの音楽が実に効果的で高揚感と疾走感を生み出していました。

佐藤健のキャラは正解だったのか?とちょっと気になりましたが。
神木隆之介は非常に見事な役どころでした。
まあ、原作を知らないので迂闊な品評は控えるが。

染谷将太が実にクセのある天才を演じていて。
コレはまさに荒木飛呂彦をモデルにしたかのようなキャラで実に素晴らしかった。
かなり興味惹かれる役どころでした。
僕はどちらかと言えばこちらの天才肌の人間を応援したくなります。

主演コンビを支える山田孝之が久々に純粋ないいひと役で嬉しかったです。
僕は山田孝之信者なので。

さらに主演コンビをライバルとしつつも助ける仲間の漫画家が
桐谷健太、新井浩文、皆川猿時という僕の大好きな3人で最高でしたね。

山田孝之含めこの4人がワンショットに収まってるだけでテンションは上がります。

ミステリアスな女の子を演じさせたらピカイチな小松菜奈がミステリアスな女の子を演じていたので悪くなかったです。
この子はバラエティとか一切出ずにプライベートとかを一切見せずにミステリアスな価値を高めるべきだと思ってます。

漠然と未熟なコンビのサクセス・ストーリーと思ってたましたが、
そもそも才能と環境が整った二人がやってて。

大した挫折もなくトントン拍子な物語だったので。
ストーリー的な魅力には欠けていました。

しかしそれを料理する大根仁監督の腕が凄いので非常に面白かったです。
エンドロールが単行本の背表紙になってる遊び心も非常に僕好みでした。

コレはいい漫画エンターテイメント映画ですね。


そんなわけで8点です。

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