探検隊の栄光 を観た。
三つ首の大蛇ヤーガを追う探検隊のドキュメンタリー。
完全に川口探検隊をパロディしたようなコメディ映画です。
タイトルだけしかしらず、なんか非常に好奇心をそそるタイトルだなぁとかなり気になっていたので観てみましたが・・・
まーーーーー面白い!!!
一生思い出し笑い出来るわ!!
はじめましてだった気がしますが山本透監督恐るべし。
真面目な仕事と思って海外ロケに参加した藤原竜也演じる俳優の杉崎と適当すぎるロケ隊の人々。
やらせ的な演出に戸惑いつつも一生懸命な杉崎。
探検隊のシーンに実際のテレビ番組風な昭和な川口探検隊的なオンエア用な映像がちょいちょい差し込まれます。
実際はくだらないシーンも無茶苦茶なナレーションと適当な翻訳とやたら揺らすカメラワークで見事に迫真に見せる。
その迫力シーンと実際にそれを撮ってるチープなシーンとのギャップで繰り返し笑わされます。
ゴミのポイ捨てに怒ってる現地人に杉崎を無理やり絡ませて、
現地人には「ヤーガは恐ろしい!ヤーガに近づくな!」と適当なアフレコを入れたり。
現地ガイドのお母さんに占い師役をやらせたり。
勇者ヨシヒコシリーズの山田孝之と似たアンチテーゼ的な主演の設定ですが。
適当人間たちの中に一人真面目で熱血な藤原竜也演じる俳優の杉崎が居るのが素晴らしすぎますね。
一生懸命ずぶ濡れで人形のワニと戦ったり、トカゲを食ったり。
腹筋崩壊でしたわ。
ずっと否定的だった杉崎も中盤、撮影が中断しそうになった時にかなり長尺な台詞で熱血演説をするんですけど、
日本映画史に刻みたいくらいの素晴らしいやつでした。
今思うと嘉門達夫の”ゆけ!ゆけ!川口浩!!”がこのいじりのパイオニアな気がしますが。
今の時代にこのテーマをこのハイセンスで描いてくれたことは非常に称賛に値します。
ちょいとネタバレですが。
クライマックスは現地の内戦に巻き込まれちゃうんだけど、
その戦士たちすら撮影に巻き込んでしまう相当な大胆コメディ。
意味がわかってない現地人が感動の別れに涙するが、すぐに2テイク目を撮るクライマックス。
センス良すぎるわ!
ちょいちょい差し込まれる本編的な映像がめっちゃ面白いのだが、
もう本編を見せてくれよ!って気持ちになってしかたなかったです。
僕は本来こういう作品は松本人志あたりが作るべきだと思うのですが。
コメディを超えて笑いの映画だと思います。
コレは一生忘れられないインパクトがありました。
僕の映画史には刻まれました。
みんなしょうもないハリウッド映画の売上に貢献してしまうが、
たまにはこういうハイセンス映画で創作意欲を掻き立てて欲しいものだ。
ウルフルズの主題歌に合わせたエンドロールも遊び心一杯で最高でした。
そんなわけで9点です。
三つ首の大蛇ヤーガを追う探検隊のドキュメンタリー。
完全に川口探検隊をパロディしたようなコメディ映画です。
タイトルだけしかしらず、なんか非常に好奇心をそそるタイトルだなぁとかなり気になっていたので観てみましたが・・・
まーーーーー面白い!!!
一生思い出し笑い出来るわ!!
はじめましてだった気がしますが山本透監督恐るべし。
真面目な仕事と思って海外ロケに参加した藤原竜也演じる俳優の杉崎と適当すぎるロケ隊の人々。
やらせ的な演出に戸惑いつつも一生懸命な杉崎。
探検隊のシーンに実際のテレビ番組風な昭和な川口探検隊的なオンエア用な映像がちょいちょい差し込まれます。
実際はくだらないシーンも無茶苦茶なナレーションと適当な翻訳とやたら揺らすカメラワークで見事に迫真に見せる。
その迫力シーンと実際にそれを撮ってるチープなシーンとのギャップで繰り返し笑わされます。
ゴミのポイ捨てに怒ってる現地人に杉崎を無理やり絡ませて、
現地人には「ヤーガは恐ろしい!ヤーガに近づくな!」と適当なアフレコを入れたり。
現地ガイドのお母さんに占い師役をやらせたり。
勇者ヨシヒコシリーズの山田孝之と似たアンチテーゼ的な主演の設定ですが。
適当人間たちの中に一人真面目で熱血な藤原竜也演じる俳優の杉崎が居るのが素晴らしすぎますね。
一生懸命ずぶ濡れで人形のワニと戦ったり、トカゲを食ったり。
腹筋崩壊でしたわ。
ずっと否定的だった杉崎も中盤、撮影が中断しそうになった時にかなり長尺な台詞で熱血演説をするんですけど、
日本映画史に刻みたいくらいの素晴らしいやつでした。
今思うと嘉門達夫の”ゆけ!ゆけ!川口浩!!”がこのいじりのパイオニアな気がしますが。
今の時代にこのテーマをこのハイセンスで描いてくれたことは非常に称賛に値します。
ちょいとネタバレですが。
クライマックスは現地の内戦に巻き込まれちゃうんだけど、
その戦士たちすら撮影に巻き込んでしまう相当な大胆コメディ。
意味がわかってない現地人が感動の別れに涙するが、すぐに2テイク目を撮るクライマックス。
センス良すぎるわ!
ちょいちょい差し込まれる本編的な映像がめっちゃ面白いのだが、
もう本編を見せてくれよ!って気持ちになってしかたなかったです。
僕は本来こういう作品は松本人志あたりが作るべきだと思うのですが。
コメディを超えて笑いの映画だと思います。
コレは一生忘れられないインパクトがありました。
僕の映画史には刻まれました。
みんなしょうもないハリウッド映画の売上に貢献してしまうが、
たまにはこういうハイセンス映画で創作意欲を掻き立てて欲しいものだ。
ウルフルズの主題歌に合わせたエンドロールも遊び心一杯で最高でした。
そんなわけで9点です。