犬王
を観ました。
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。
名よりも先に、歌と舞を交わす二人。
友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。
一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。
呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。
乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。
頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。
湯浅政明監督作品です。
大好きな湯浅政明作品なので前情報も無く劇場に行きましたが観てびっくりな凄い映画でした。
1つ目のびっくりは自分の人生のバイブルで生きるのに最も必要だった松本大洋がキャラクター原案だったこと。
絵を観てすぐ「あれ?」ってなりましたがすぐにそれは確信に変わりました。
もちろんピンポンの時と違って最近の松本大洋タッチのキャラクターでした。
何より奇遇にも滅多に着ない松本大洋のナンバーファイブTシャツを着て映画館に来ていた自分にも驚きました。
2つ目のびっくりは作風です。
映画のジャンルもわからないし、ほぼミュージカルな映画のその音楽のジャンルもわからないです。
その劇中のパフォーマンスのジャンルもさっぱりわからないです。
とにかくめちゃくちゃアーティスティックだということは伝わります。
ストーリーもファンタジックで一般的に伝える作業は完全に排除しているタイプの作品です。
意味わからないと言ってしまえば簡単ですが繰り返し味わいたい凄い作品でした。
完全にゼロイチをやっている前例の無い映画なので評価できる人が居ないのが正しい判断な気がするほど。
夢を見ているような100分間でした。
松本大洋のキャラクターも女王蜂アヴちゃん、森山未來などのキャストなどの作品への親和性は相当のものでした。
主演の犬王はアヴちゃん(女王蜂)でした。
異形の姿ながら圧倒的な才能で世間を魅了していく犬王に相応しいキャスティングですね。
ジェンダーレスの象徴のような彼女ですがその存在感を遺憾なく発揮できるような役でした。
ガッツリ歌声を聴いたのは初めてでしたが本当に素晴らしく魅了されました。
パートナーの友魚は森山未來でした。
キャラは違えど犬王の舞が森山未來のダンスみたいで作品に非常にマッチしていました。
熱量がかなり必要なキャラクターでしたが凄いなりきりでした。
主演と主題歌という全然違う関係性ですが僕のバイブルのモテキで共演してた二人の再会でしたね。
こういう作品だと知った上でもう一度じっくり見たいし、Blu-rayでずっと流していたくなる作品でした。
そんなわけで8点。
を観ました。
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。
名よりも先に、歌と舞を交わす二人。
友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。
一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。
呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。
乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。
頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。
湯浅政明監督作品です。
大好きな湯浅政明作品なので前情報も無く劇場に行きましたが観てびっくりな凄い映画でした。
1つ目のびっくりは自分の人生のバイブルで生きるのに最も必要だった松本大洋がキャラクター原案だったこと。
絵を観てすぐ「あれ?」ってなりましたがすぐにそれは確信に変わりました。
もちろんピンポンの時と違って最近の松本大洋タッチのキャラクターでした。
何より奇遇にも滅多に着ない松本大洋のナンバーファイブTシャツを着て映画館に来ていた自分にも驚きました。
2つ目のびっくりは作風です。
映画のジャンルもわからないし、ほぼミュージカルな映画のその音楽のジャンルもわからないです。
その劇中のパフォーマンスのジャンルもさっぱりわからないです。
とにかくめちゃくちゃアーティスティックだということは伝わります。
ストーリーもファンタジックで一般的に伝える作業は完全に排除しているタイプの作品です。
意味わからないと言ってしまえば簡単ですが繰り返し味わいたい凄い作品でした。
完全にゼロイチをやっている前例の無い映画なので評価できる人が居ないのが正しい判断な気がするほど。
夢を見ているような100分間でした。
松本大洋のキャラクターも女王蜂アヴちゃん、森山未來などのキャストなどの作品への親和性は相当のものでした。
主演の犬王はアヴちゃん(女王蜂)でした。
異形の姿ながら圧倒的な才能で世間を魅了していく犬王に相応しいキャスティングですね。
ジェンダーレスの象徴のような彼女ですがその存在感を遺憾なく発揮できるような役でした。
ガッツリ歌声を聴いたのは初めてでしたが本当に素晴らしく魅了されました。
パートナーの友魚は森山未來でした。
キャラは違えど犬王の舞が森山未來のダンスみたいで作品に非常にマッチしていました。
熱量がかなり必要なキャラクターでしたが凄いなりきりでした。
主演と主題歌という全然違う関係性ですが僕のバイブルのモテキで共演してた二人の再会でしたね。
こういう作品だと知った上でもう一度じっくり見たいし、Blu-rayでずっと流していたくなる作品でした。
そんなわけで8点。