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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷

2020年06月14日 | 映画
ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷
を観ました。


米イリノイ州に住む大学生ハーパーは、ルームメイトに誘われるままパーティに繰り出す。
せっかくのハロウィンの夜、お化け屋敷に行ってみよう――6人の大学生たちは町外れの街道沿いに建つ“究極のお化け屋敷”という名のアトラクションへ。
同意書にサインし、ルールに従って携帯電話を入り口に預け、ドキドキしながら中へと入っていく。
最初のうちは肝試し気分だったが、ひとりが腕を負傷したことで状況は一変。
出口は見つからず、そればかりか惨殺死体が転がり始めた。
そう、この館はマスクを付けた殺人鬼たちが殺しのためにつくった真のホラーハウスだった――


スコット・ベック&ブライアン・ウッズ監督です。
クワイエット・プレイスの脚本を書いたコンビだそうです。
それが売りらしいですがクワイエット・プレイスの評価は結構低めなので自分への引きは無いです。
プロデューサーのイーライ・ロスは監督や俳優として有名ですね。

内容はガッツリストレートの王道ホラーでした。
ハロウィンのパーティーノリで山奥のお化け屋敷い行って、アトラクションと思っていたけど徐々に様子がおかしい、、、やりすぎ、、、ってなっていくわかりやすい展開です。
チャラい若者は殺されても仕方ないというアメリカ独特の価値観がふんだんに発揮されています。
この辺のアメリカ人のメッセージ性の毒って改めて凄いですね。

自分が知る80年代や90年代のホラーの雰囲気もあり。
全作見てますが苦手で大嫌いなSAWシリーズのような雰囲気でもあります。
難易度高いお化け屋敷を進んでいくと次々仲間が消えたり、やりすぎ演出があったり。
やりすぎ演出が演出じゃなくて本当に殺してくるみたいな。
ただストーリー性がゼロです。
どんでん返しも事態に至る犯人側の描写もゼロです。
なにか露骨なコンプレックスをきっかけにダークサイドに落ちているような感じですが。
いくらなんでもやってることとのバランスを考えると弱いです。
ホラーの殺人鬼に常識的な物差しを用いるのは野暮だとは思いますけど。

自分の大嫌いないきなりバーンの脅かしが多用されていますが、それがお化け屋敷の醍醐味だとは思うので今作では許容できました。
仕掛けや痛々しさは適度ですが施設や追う側にスキがたくさんあるのが謎でした。
SAW的に入ってきた人を完璧に陥れる雰囲気はプンプンなのに自由に動ける場所や隠れる場所はそこそこあります。
絶対に出れない雰囲気ありながら自由に動けるのは逆に斬新な気もしました。

何か不必要に思うようなところに残虐性があって個人的に残虐描写は嫌いなので無くても全然成立したようには思います。
相手が怖いのか間抜けなのかは悩ましいです。

理不尽に殺されてしまう人は定番ですが粘った割にあっさりな感じは印象的でした。
君はそんな簡単にやられちゃ駄目でしょうって思うけどこんな状況なら逆にリアルかも、って思うこともありました。

主演のケイティ・スティーブンスはホラー映画の主演らしい女優さんでした。
ルックスも演技力もそこそこでした。
こういう子が後々ブレイクするのかも知れませんが現状は未知数でした。

相手役のウィル・ブリテンもそこそこのルックスと演技力でした。
キングコングに出てたようですね。

B級感つよいホラー映画としてはその役割は果たしているかもですね。
お化け屋敷のバーチャル体験映画としては納得です。


そんなわけで5点。

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