アース:アメイジング・デイ
を観ました。
ー早朝ー
世界が目覚める。
ケニアの草原では、夜間に狩りをするサーバルが、まだ獲物を探して目を光らせている。
南米・ガラパゴス諸島にある火山島には、太陽エネルギーを頼りに生きるウミイグアナが生息している。
生まれたばかりのイグアナの赤ちゃんは、20匹以上のガラパゴスヘビからの脱出劇に挑もうとしている。
ー午前中ー
太陽は上り続け、その影響は地球上で感知される。
森林では、大人のジャイアントパンダが竹を食べ、その間、子供は探検に夢中になっている。
アフリカ・ボツワナ。新しい草を求めて歩き始めるシマウマたち。シマウマの子供に始めての試練が訪れた。
川の激流を自力で渡らなければならず、母親はその姿を見守っている。
北極点近海。太陽のパワーが行く手を溶かし始めた海では、イッカクが氷の王国を案内する。
カナダのアルバータ州では、ヒグマが身体を木に擦りつけ、分厚い冬のコートの毛を必死に落としている。
かゆみが治るとホッとする。
ー日中ー
赤道直下のアフリカ。太陽の熱は、恐ろしい肉食動物でさえ無気力にし、狩から遠ざける。
暑さの中で唯一勇敢な動物。キリンの若いオスは縄張りとメスを賭けて、西部劇さながらの決闘に挑む。勝者は1頭だけだ。
気温の上昇も海中では関係ない。子供を連れたマッコウクジラの家族が、水中を滑るように進む。
クジラたちは大きな体を垂直に立てて、午後の眠りについた。
中米・パナマ沖に浮かぶ島。昼寝をしていたピグミーミユビナマケモノが、メスの求愛の声で目を覚ます。
恋人に会いたいナマケモノは川を泳ぎ、ロミオがジュリエットに会うため塔に上ったように木に登っていく。
ー昼下がりー
南米の南端・フォークランド諸島の東に位置する小さな島、ザボドフスキー島。
ヒゲペンギンの父親は、魚を持って帰るために荒波と格闘する。さらに、父親は3km以上を歩き、150万羽の中にいる自分の家族を見つけ出さなくてはならない。
南米・エクアドルの熱帯雨林。人間の親指と同サイズのラケットハチドリは、花の蜜を巡ってミツバチと戦っている。雨粒が爆弾のように両者に降り注いだとき勝敗は決した。
もうひとつの小さく親密な戦いの場は、ヨーロッパの牧草地。
カヤネズミは、植物の茎の先端によじ登り食料の実を探している。
だが、早く目覚めてしまったメンフクロウに攻撃され藪の中に落ちて行く。
ー夕方ー
ヨーロッパ・ハンガリーのティサ川。水中から現れると同時にその短い生涯をスタートさせたモンカゲロウは、壮大な求愛の舞を披露する。
中国南西部。ハクトウラングールは、夜がやって来る前に岩山を越えなくてはならない。
アクション映画さながら、落下の危険を伴う登山だ。
ー夜ー
太陽が沈むと別世界が現れる。
南米に生息するヒカリコメツキ。夜行性の彼らは異性を惹きつけるための光を頼りに
相手を探し回るが、発光するキノコをメスの求愛と間違え、キノコの繁殖の手助けすることとなる。
ニュージーランドの洞窟の天井。ヒカリキノコバエの幼虫は、
体から垂れ下がる光るシルクのような糸で、恐ろしい死の罠を仕掛ける。
地上では、人間が電気エネルギーによる光のショーを作り出し、昼夜の関係を変えてしまった。
しかし、子供たちがホタルの光を驚きの表情で見つめるとき、
自然の不思議は日々そこに存在し、人間と自然との繋がりは切っても切れないものであることが明らかになる―
ネイチャードキュメンタリーのアースの続編です。
根っからの動物好きとしては楽しみにしていた作品の一つです。
上記に上げた動物たちの生態、よく知ってる情報もあれば全く知らない情報もあり非常に興味津々でした。
意外と野生のパンダの映像をこんなにじっくり見たこともなかった気がします。
大好きなマッコウクジラの映像も素晴らしかったです。
マッコウクジラの睡眠シーンはかなり貴重だったと思います。
モンカゲロウのシーンもかなり好みでしたね。
昔からカゲロウのことを考えるとひどく悩み込み変な気分になってしまうのです。
毎度のことながらよくぞこの距離感で撮影したなと、その撮影方法が不思議でしかたないです。
相当な予算と期間をかけて作っているのはよく伝わります。
作り手の動物愛もよく伝わりました。
いわゆる食物連鎖のシーン、人間にはあまりに残酷に見える件もありますが、
決定的なシーンは無いので子供でも見れる仕上がりです。
毎度ながらこの手のドキュメンタリーは扱う動物のチョイスが難しそうだな、ってのが一番の印象です。
今作では日本ではお馴染みのジャイアントパンダを筆頭に、
イッカク、ピグミーミユビナマケモノ、ハクトウラングールなど非常に貴重な動物の映像を収めていたのは素晴らしかったです。
数年後には野生の彼らを見れなくなりそうなのでその点でもこのクオリティの映像を残したのは称賛に値します。
動物は永遠に見てられるのでこういう映画は大好物です。
妙な説教臭さもなく、淡々と生命の営みを描いているのも良い方針でした。
そんなわけで6点。
を観ました。
ー早朝ー
世界が目覚める。
ケニアの草原では、夜間に狩りをするサーバルが、まだ獲物を探して目を光らせている。
南米・ガラパゴス諸島にある火山島には、太陽エネルギーを頼りに生きるウミイグアナが生息している。
生まれたばかりのイグアナの赤ちゃんは、20匹以上のガラパゴスヘビからの脱出劇に挑もうとしている。
ー午前中ー
太陽は上り続け、その影響は地球上で感知される。
森林では、大人のジャイアントパンダが竹を食べ、その間、子供は探検に夢中になっている。
アフリカ・ボツワナ。新しい草を求めて歩き始めるシマウマたち。シマウマの子供に始めての試練が訪れた。
川の激流を自力で渡らなければならず、母親はその姿を見守っている。
北極点近海。太陽のパワーが行く手を溶かし始めた海では、イッカクが氷の王国を案内する。
カナダのアルバータ州では、ヒグマが身体を木に擦りつけ、分厚い冬のコートの毛を必死に落としている。
かゆみが治るとホッとする。
ー日中ー
赤道直下のアフリカ。太陽の熱は、恐ろしい肉食動物でさえ無気力にし、狩から遠ざける。
暑さの中で唯一勇敢な動物。キリンの若いオスは縄張りとメスを賭けて、西部劇さながらの決闘に挑む。勝者は1頭だけだ。
気温の上昇も海中では関係ない。子供を連れたマッコウクジラの家族が、水中を滑るように進む。
クジラたちは大きな体を垂直に立てて、午後の眠りについた。
中米・パナマ沖に浮かぶ島。昼寝をしていたピグミーミユビナマケモノが、メスの求愛の声で目を覚ます。
恋人に会いたいナマケモノは川を泳ぎ、ロミオがジュリエットに会うため塔に上ったように木に登っていく。
ー昼下がりー
南米の南端・フォークランド諸島の東に位置する小さな島、ザボドフスキー島。
ヒゲペンギンの父親は、魚を持って帰るために荒波と格闘する。さらに、父親は3km以上を歩き、150万羽の中にいる自分の家族を見つけ出さなくてはならない。
南米・エクアドルの熱帯雨林。人間の親指と同サイズのラケットハチドリは、花の蜜を巡ってミツバチと戦っている。雨粒が爆弾のように両者に降り注いだとき勝敗は決した。
もうひとつの小さく親密な戦いの場は、ヨーロッパの牧草地。
カヤネズミは、植物の茎の先端によじ登り食料の実を探している。
だが、早く目覚めてしまったメンフクロウに攻撃され藪の中に落ちて行く。
ー夕方ー
ヨーロッパ・ハンガリーのティサ川。水中から現れると同時にその短い生涯をスタートさせたモンカゲロウは、壮大な求愛の舞を披露する。
中国南西部。ハクトウラングールは、夜がやって来る前に岩山を越えなくてはならない。
アクション映画さながら、落下の危険を伴う登山だ。
ー夜ー
太陽が沈むと別世界が現れる。
南米に生息するヒカリコメツキ。夜行性の彼らは異性を惹きつけるための光を頼りに
相手を探し回るが、発光するキノコをメスの求愛と間違え、キノコの繁殖の手助けすることとなる。
ニュージーランドの洞窟の天井。ヒカリキノコバエの幼虫は、
体から垂れ下がる光るシルクのような糸で、恐ろしい死の罠を仕掛ける。
地上では、人間が電気エネルギーによる光のショーを作り出し、昼夜の関係を変えてしまった。
しかし、子供たちがホタルの光を驚きの表情で見つめるとき、
自然の不思議は日々そこに存在し、人間と自然との繋がりは切っても切れないものであることが明らかになる―
ネイチャードキュメンタリーのアースの続編です。
根っからの動物好きとしては楽しみにしていた作品の一つです。
上記に上げた動物たちの生態、よく知ってる情報もあれば全く知らない情報もあり非常に興味津々でした。
意外と野生のパンダの映像をこんなにじっくり見たこともなかった気がします。
大好きなマッコウクジラの映像も素晴らしかったです。
マッコウクジラの睡眠シーンはかなり貴重だったと思います。
モンカゲロウのシーンもかなり好みでしたね。
昔からカゲロウのことを考えるとひどく悩み込み変な気分になってしまうのです。
毎度のことながらよくぞこの距離感で撮影したなと、その撮影方法が不思議でしかたないです。
相当な予算と期間をかけて作っているのはよく伝わります。
作り手の動物愛もよく伝わりました。
いわゆる食物連鎖のシーン、人間にはあまりに残酷に見える件もありますが、
決定的なシーンは無いので子供でも見れる仕上がりです。
毎度ながらこの手のドキュメンタリーは扱う動物のチョイスが難しそうだな、ってのが一番の印象です。
今作では日本ではお馴染みのジャイアントパンダを筆頭に、
イッカク、ピグミーミユビナマケモノ、ハクトウラングールなど非常に貴重な動物の映像を収めていたのは素晴らしかったです。
数年後には野生の彼らを見れなくなりそうなのでその点でもこのクオリティの映像を残したのは称賛に値します。
動物は永遠に見てられるのでこういう映画は大好物です。
妙な説教臭さもなく、淡々と生命の営みを描いているのも良い方針でした。
そんなわけで6点。