メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

メン・イン・キャット

2016年12月02日 | 映画
メン・イン・キャット
を観ました。


仕事一筋のゴーマン社長トムは“北半球一高いビル”を建てるという超ド級にバカな目標のために家族や社員を犠牲にしていた。
そんな中、妻のララから娘の誕生日が明日だと知らされ、欲しがっていたネコをプレゼントすることに。
怪しげな店長のいるペットショップで“Mr.もこもこパンツ”と名付けられたネコを購入したトムだが、その帰り道、会社乗っ取りを企てる社員の罠により、ネコと共にビルの屋上から転落。
意識が戻ったときには病院にいた…ネコの姿で!ニャンということでしょう、ネコの中に意識が入ってしまったのだ!
誰にも自分だと気付かれず、ペットとして家族に迎えられてしまうトム。
人間に戻るには家族に相応しい夫、そして父親にならねばならないと悟り、トムはネコの姿のまま奮闘するが…
オレの家族と会社、いったいどうニャちゃうの?!


アダムス・ファミリーやメン・イン・ブラックでお馴染みのバリー・ソネンフェルド監督作品です。
なのでメン・イン・ブラックをパロディしたようなタイトルです。

軽い期待で観に行きましたが、そういう期待に答えてくれるような作品です。
B級なファンタジーコメディとしてはなかなか上出来です。

人が猫になってしまい、怪しい猫屋の主人以外その事実を知らないと言うわかりやすいファンタジーです。
中身は人間なのに見た目や習性は猫、その設定をフル活用したコメディです。
自分が心はそのままに猫になってしまったら?と想像する範疇の事をひたすら繰り返すような作りです。

ストーリーも非常にわかりやすいです。
大企業の社長の主人公が猫になり、人間の体の方は昏睡状態で寝たきり。
そのスキに会社を乗っ取ろうとする悪者が居るので猫の姿のままなんとか意思を伝えようとする展開。

猫の姿のまま家族や会社を守ろうとするのは実にいい感じです。

入れ替わりの設定、ファンタジーさ、コメディ加減、綺麗で高揚感ある映像。
どれをとっても自分世代的な古き良きハリウッド映画のテイストを堪能出来ます。
不思議と1980年代や1990年代の雰囲気がプンプンしています。
それは今まで味わったことのないようなノスタルジーを感じさせました。

主演はコメディでは珍しいケビン・スペイシーです。
偏屈で頑固で超アクティブなワンマン社長でした。
彼のイメージとは違う役柄でしたが、それが逆に良かったです。

その若い妻役をジェニファー・ガーナーがやっていましたが、ピッタリのキャスティングでした。
娘役のマリーナ・ワイズマンと結構似ていました。

そのマリーナ・ワイズマンがまーーーー可愛い!
なんて可愛い子役でしょうか、一昔前のクロエ・グレース・モレッツとそっくりな感じです。
早めに彼女を活かす出世作を誰かに撮ってもらいたいですね。
成長が楽しみでしかたありません。
今年見たハリウッド女優さんの中でNo.1に可愛いですね。
この子を見れるだけで見る価値がある作品です。

わかりやすい展開にもちろんの爽快な起承転結、一昔前のハリウッド映画テイスト。
全然見る価値ある映画でした。


そんなわけで7点。

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