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ドラマ批評 2020夏

2020年09月23日 | テレビ
2020年夏のドラマ批評。
春から引き続きCOVID-19影響でスケジュールが乱れています。


・SUITS/スーツ2(フジテレビ)
大手弁護士事務所を舞台に敏腕弁護士と経歴詐称アソシエイトの活躍を描いた物語。
海外ドラマのリメイクのシーズン2です。
基本的に外人っぽいクールなやり取りのドラマなのですが正直かなりサムいですね。
普通に喋ってくれ、って思うほどです。
新木優子が壮絶に美人なのと大好きな堀田真由が少し出てるのは大きいです。
華やかでスピード感ある感じは、こういうドラマもどこかは作らないとなとは思います。
5点。


・竜の道 二つの顔の復讐者(フジテレビ)
大手運送会社社長に養父母の運送会社が乗っ取られ死に追いやられた双子の復讐劇な物語。
玉木宏と高橋一生の双子役というなかなか贅沢なキャスティング、それに今旬で自分の大好きな松本穂香が妹役で。
ちょっと古くさい演出でなかなか危険で大胆な作戦を実行するストーリーの割に緊張感は薄い感じです。
現在のドラマ事情的にはこの手のドラマの緊張感で視聴者を惹きつけるのは難しいのかもですね。
4点。


・私の家政夫ナギサさん(TBS)
仕事はできるけど家事が出来ないアラサー女子の元におじさんのスーパー家政婦がやってくるコメディ。
期待値はさほどな分かなり面白い胸キュンドラマでした。
わかりやすい喜怒哀楽と適度な困難とそれをクリアするほのぼの感。
癒やし系なドラマでした。
序盤は微笑ましいファミリードラマと思いきや終盤は予想外な胸キュンで「くぅーーー!!」っとなりました。
大森南朋をこの役にしたキャスティングが成功でしたね。
そして多部未華子は今や国民愛され女優のトップ付近にいますね。
ドラマ界で大事に扱っていってほしいです。
8点。


・ふろがーる!(テレビ東京)
自宅のお風呂を愛してやまないOL・生実野早夜子(おゆみのさよこ)がさまざまな入浴方法に挑戦し、「最高のお風呂とは何か?」を求め、お風呂中心のライフスタイルを貫く物語。
深夜ドラマならではなコアジャンルドラマですね。
大好きな桜井日奈子なので見ましたが非常にコンパクトなドラマでした。
ちょっとふっくらした感じもありましたが桜井日奈子の入浴シーンが見られれば満足です。
アイドルドラマ的ですが、意外と風呂知識はしっかりしてました。
5点。


・アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋(フジテレビ)
薬剤師歴8年、患者に寄りそう薬剤師とその仲間の薬剤師たちの物語。
大好きな石原さとみとその後輩役の西野七瀬の美しすぎる顔を見てるだけでかなり満足です。
田中圭や成田凌というトップ俳優や桜井ユキや真矢みきなど流石の存在感で男女ともにかなり支持率高そうなキャスティングです。
内容はラジエーションハウス的な医者以外の病院ドラマの典型的なフォーマットって感じで、若干医者が悪役的に描かれるパターンです。
そして過剰に患者に寄りそうわかりやすい主人公像です。
キャスティングと上質な内容の割に記憶には残らないかもです。
6点。


・MIU404(TBS)
初動捜査専門の機動捜査隊の正反対の性格の刑事を描いた典型的なバディモノドラマ。
ちょっとやりすぎ熱血とちょっと様になってないクールなやり取りが気になりますが。
ドラマってこのくらいのクオリティが良いのかな?とも思いつつ。
内容はなかなか引き込まれるスリリング感はありアクションもなかなかで力作を作ろうという意識は伝わります。
麻生久美子や菅田将暉などを脇役で贅沢に使ってるのもすごいです。
岡田健史は今クールだけでも3つくらい?出てて急に旬ですね。
雰囲気あって納得の活躍、かなり有望株ですね。
6点。


・40万キロかなたの恋(テレビ東京)
宇宙に長期滞在する宇宙飛行士と地球に居るスタッフの元カノとAIとの三角関係なやりとりのSFドラマ。
チープなSFですが意外と良い世界観が出ていて舞台みたいな演技合戦もかなり好みでした。
吉岡里帆がAIの声役という、かんなにルックスが可愛い女優を非常に贅沢な使い方してますが声だけでもすごい魅力的でした。
なんか孤独感や元カノとの微妙な距離感ややり取りや執着がいい塩梅で描かれていました。
門脇麦や矢本悠馬といった好みの役者も出ていてなかなか好みでした。
6点。


・女子グルメバーガー部(テレビ東京)
グルメバーガーにハマった女子を描いたオムニバスドラマ。
大好きな大原優乃見たさに見てましたが、実在の店舗を舞台にしてるので結構見応えありました。
各店舗のハンバーガーを通じてそれぞれの女子が日々の悩みを克服するような上手い構図で。
自分もファストフードを殆ど食べずグルメバーガー主義なので非常に飯テロでした。
5点。


・未満警察 ミッドナイトランナー(日本テレビ)
警察学校を舞台に知性派の若者と肉体派の若者がバディとなりさまざまな事件に立ち向かう物語。
中島健人と平野紫耀というジャニーズの人気者がバディというのはなかなか良いキャスティングでしょう。
ファンにはよだれものなのではないでしょうか?と勝手に思ってました。
ドラマはポップな主人公たちの割に犯人グループはダークで凶悪で、事件のショッキングさもなかなかでした。
パターンや展開は予定調和的ですがターゲット的には妥当でしょう。
5点。


・いとしのニーナ(フジテレビ)
幼なじみが起こした拉致事件をきっかけに憧れの美少女・ニーナのボディガードをすることになった高校生・外山厚志(とやま・あつし)の不器用だが純粋でまっすぐなラブストーリー。
愛してやまない堀田真由が主演なのでどうしても見たかったです。
最初は配信だけでしたが地上波でも観れて良かったです。
なかなか刺激的で男を狂わせるような堀田真由でしたがそんなのもファンにはたまらないですね。
相手役の岡田健史も売れっ子で今クールだけでも沢山見かけましたね。
実力派な望月歩もなかなかヤバい感じのキャラで素晴らしかったです。
仕上がりはさておき若手有望株を起用したなかなか貴重なドラマでした。
5点。


・親バカ青春白書(日本テレビ)
娘を溺愛する父親が娘と同じ大学に入学してキャンパスライフや学友たちとの絆を描いたホームコメディ。
大好物な福田雄一作品で、作品数の多さからオリジナルはあの手この手な印象です。
ムロツヨシと永野芽郁の良さを活かそうとするかのような設定と内容。
天然不思議ちゃんな永野芽郁は非常に可愛かったし、友人の今田美桜も悪魔的に可愛くて二人のシーンはめちゃくちゃ見れました。
小野花梨は鈴木先生から大クセの役ばかりな印象ですが今作はなかなか可愛さが出ていてまた新たな発見でした。
中川大志も天然キャラで相変わらずイケメンだけど福田雄一ワールドな演技でしたね。
広瀬すずや平祐奈や永野芽郁やら、超かわいい女優の相手をことごとくやれて男の憧れの象徴ですね。
終盤の仲間たちとの集団生活がめちゃくちゃいい感じでしたね。
8点。


・妖怪シェアハウス(テレビ朝日)
伝説の妖怪たちが暮らすシェアハウスを舞台に、最低最悪な元彼に全てを奪われ、ボロボロに傷ついた主人公・目黒澪(小芝風花)がたくましく成長していく姿を描くホラーコメディー。
小芝風花はあと一歩大ブレイクしそうでしませんがらしさは非常に持っていてキャラクターもルックスも好きです。
そして彼女の良さを活かす作品によく巡り合っていて良いと思います。
女優としてわかりやすいキャラがあるのは強いですね。
男の子は誰でも一度は妖怪が好きになりますからこの手の世界観は非常にすんなり観れてしまいます。
怖いシーンにコメディオチだったり、怖いアニメ説明にコミカルなナレーションだったり、なかなかいいセンスでお話も見やすかったですね。
6点。


・日暮里チャーリーズ(テレビ朝日)
佐藤流司演じる岸蛍が、東京・日暮里を舞台に、姿を見せないボス・チャーリー(佐々木蔵之介)の指令の下、仲間の谷中(丸山智己)、芋坂(IKKO)と共に、変装しながら依頼人たちの悩みを解決していく1話完結ミステリー。
自分が住んでいてめちゃくちゃ馴染みの日暮里が舞台でどのシーンも出てくるお土産も知ってるモノばかりで興奮しながら見てしまいました。
こういう狭いスポットにフォーカスしたドラマはたいてい好きで、とうとう自分の住む街も舞台になったなって感じです。
因みにこのドラマのロケにもがっつり遭遇しました。
チープだし話も薄くてライトですがそういう理由で夢中で見れました。
4点。


・半沢直樹(TBS)
池井戸潤原作の銀行マンの奮闘を描いた大ヒットドラマの続編です。
前作も面白がって見てましたが世の中が騒ぎすぎって印象で見てました。
そこまで騒ぐほどのドラマじゃないと思いましたが、今作は更に温度を上げてきてかなり胸アツでしたね。
またもや社会現象、流行語になりそうなフレーズがいくつも。
特に香川照之さんの演技はもうぶっ飛んで真面目とコントのギリギリのところまで来てますね。
今作も独特過ぎるキャスティングが素晴らしかったです。
コロナ禍で遅延したり中断したりでしたが流石のクオリティに仕上げてきたキャスト&スタッフにはリスペクトです。
8点。


相変わらずクールの乱れが凄くて区切りが難しいですが。
まだ完結してないですがやはり半沢直樹がすごいですね。
始まる前から期待値は高かったですが、世の中の大半は半信半疑で過去のヒット作の恩恵くらいに思ってた人も少なくなかったと思いますが。
それを大きく上回る社会現象をまたもや作りましたね。
テレビで半沢直樹のパロディを口にする人を見ない日は無い3ヶ月でした。
私の家政婦ナギサさんも同様になかなかのヒットで社会的影響力がありましたね。
多部未華子はその価値をどんどん上げていて素晴らしいです。
福田雄一ドラマが見れる時期は基本的にありがたいですね。
めちゃくちゃ好みって感じのハイセンスドラマは無かったですが見やすいドラマが多かったですね。

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