メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ラブ×ドック

2018年05月12日 | 映画
ラブ×ドック
を観ました。


とあるところに存在する恋愛クリニック「ラブドック」。そこは恋愛体質の人にこそ、意昧のある場所。
ある日訪れたのは人気パティシエの剛田飛鳥。
人生で成功を収めながらも、節目節目で恋愛に走り、仕事を無くし、親友を無くしてきた。
そんな飛鳥に、魅惑の女医、冬木玲子が処方したのは、遺伝子から抽出したという、特別な薬。
これを打てば危険な恋愛をストップできる優れもの?
果たして彼女の恋愛模様は、薬で軌道修正できるのか?
いくつになっても恋をしたい!人生を楽しみたい!
でも理想と現実がかみ合わない…。
そんな女性たちに贈る、遺伝子レベルで恋が始まる、究極のラブコメティ!


人気放送作家・鈴木おさむの監督・脚本です。
今作が映画監督デビュー作です。

正直・放送作家としてはあまり好みではなく、過去の脚本作品もさほど評価していないので期待値は低めでした。
そのせいか?思ったよりは大分面白かったです。
流石・人気放送作家という感じの、ちゃんと個性もオリジナリティもありました。
顔もキャラも有名な人間の初監督作は常に難しいものだと思いますが、及第点とは思いました。

僕が好むテンポの良いコメディでキャスティングもらしく。
全体的にポップで漫画調の演出も見易くて良いです。
主要キャストにオアシズ大久保さんを入れてるのもらしいです。

予告を見ると斬新な設定の映画に思えますが、意外と普通のラブコメです。
大人の女性のラブコメでした。

吉田羊はこの映画を成立させるに相応しい素晴らしい主演だったと思います。
大人の女性ならではのしっかりさと、大人に慣れていない未熟な部分と。
綺麗さもあり可愛さもありって感じで。
色んな人とキスをしますがなかなか本格的キスばかりで良かったです。
この手の作品で吉田羊を主演にしたのはなかなかハイレベルなキャスティングに思いました。

その友人役を大久保佳代子さんがやっていました。
最初は飛び道具てきなキャスティングと思いましたが、終盤に行くに連れて普通の役でした。
恋愛的な演技は上手いとは言えませんがその存在感とネームバリューをうまく利用していたと思います。
コメディは流石に上手でした。
何故かゴリラの置物とツーショットになるような撮り方とか面白かったです。
今後ももっと演技の仕事して欲しいと思いました。

野村周平はよくぞこの作品に出たな、という感じですが。
イケメンで演技も上手く、この作品において年下のイケメンは必須だったのでその説得力は非常にありました。

吉田鋼太郎は吉田羊と共に近年の遅咲き大ブレイクの象徴の様な感じで。
そんな二人の吉田が共演しているのは時勢を反映していて良いと思います。
そして改めてこの人はめちゃくちゃ演技が上手いし存在感も抜群です。

玉木宏が結構な噛ませ犬的なポジションで出ていて贅沢でした。
最近見たラプラスの魔女でもなかなかの脇役でしたが。
最近はこうした結構小さめの役もやるようになってるようで良いと思います。
元々余り好みでは無かったですが、最近のこのシフトで好感度上がってきました。

広末涼子も同じく最近は脇役として活躍の幅を広げていますね。
脇役以上主役未満な存在感で非常にいい女優道を歩んでいる気がします。
完全なコメディキャラで良かったです。

好みの成田凌も広末涼子とコンビでコメディでした。
出番は少なめですがこの使い方出来る鈴木おさむは流石だと思いました。

ケミストリーの川畑もバーテン役で出ていて変な曲を歌わされていました。

監督デビュー作ですがちゃんとらしさは出ていたので悪くなかったです。
今後も鈴木おさむ作品を観てみたいと思わされるくらいのクオリティはあったと思います。


そんなわけで5点。

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