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キングスマン:ファースト・エージェント

2021年12月26日 | 思想
キングスマン:ファースト・エージェント
を観ました。


──1914年。世界大戦を密かに操る謎の狂団に、英国貴族のオックスフォード公と息子コンラッドが立ち向かう。
人類破滅へのタイムリミットが迫る中、彼らは仲間たちと共に戦争を止めることができるのか?
歴史の裏に隠されたキングスマン誕生秘話を描く、超過激スパイ・アクションシリーズ待望の最新作。
最も過激なファースト・ミッションが始まる!


マシュー・ヴォーン監督作品です。
このシリーズはファンと言っていいくらい好きですが、このシリーズに限らずマシュー・ヴォーン作品は大好物です。

結構楽しみにしてましたが王道的なエピソード0な作品でした。
実際の歴史的出来事の裏で暗躍していた悪役とそれを防ごうとする主人公たちのわかりやすい構図。

正直ぶっ飛んでイノベーティブなアクションを期待してしまうのですが、
意外と王道なハリウッドアクションな仕上がりでした。
コメディ要素も強い印象の監督ですが今作はそこも控えめでやはり凡庸な仕上がりでした。

とは言え期待より少なくとも要所要所にびっくりするような展開や描写はあります。
特に極度の裏切りがある中盤の展開には驚かされました。
大展開でした。

遊び心ある映像やダイナミックな発想のシーンは見応えありました。
高所恐怖症の人はしんどいくらい迫力満点でした。

一般的なヒーロー像とはちょっと違うような微妙なメンバーで世界を守る感じは良かったです。
王道的などんでん返しに衝撃の黒幕で妥当に楽しめました。

主演のオックスフォード公はレイフ・ファインズでした。
ハリーポッターや007という人気シリーズでインパクト強いバイプレーヤーな印象ですが、今作はアクションでの主演でした。
最初は微妙に思えましたがキングスマンらしいアクションで良い主演っぷりでした。
リーダーとしての風格と説得力は十分でした。

オックスフォード公の息子でもうひとりの主演的なコンラッドはハリス・ディキンソンでした。
清潔感あるハンサムで近年の若手ハリウッドスターらしい雰囲気でとても良いですね。
今後も大作で見かけそうな予感も強いです。

秘書のポリー役をジェマ・アータートンがやってました。
印象的な美人で非常に良いルックスしてると思います。
ルパン三世の石川五右衛門や水戸黄門の弥七みたいな一番カッコよくおいしいポジションでした。
唯一苦戦するシーンもなくずっとスタイリッシュで一番人気出そうなキャラでした。

相棒的なショーラをジャイモン・フンスー が演じていました。
ルパン三世で言うなら次元のようなポジションで、部下の中で一番稼働する感じで。
大抵の物語で自分が好むタイプのキャラクターでアクションも秀逸でした。

設定やストーリー上、今までのキングスマンとはだいぶテイストは違うので期待とはちょっと違いましたが、
高品質で非常に楽しめるアクション映画でした。


そんなわけで7点。

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