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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~

2014年10月13日 | 映画
荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~ を観た。

1882年、アリゾナの田舎町に住む青年アルバート(セス・マクファーレン)は銃すら撃ったこと無いオタク。
ある日、恋人のルイーズ(アマンダ・セイフライド)を嫌味な街の金持ちに奪われてしまう。
友人のエドワード(ジョヴァンニ・リビシ)と彼の売春婦の恋人に励まされるが落ち込む日々。
そもそもアルバートは荒野が大嫌い。
そんな彼の前にものすごい謎の美女アンナ(シャーリーズ・セロン)が現れルイーズを取り返すべく手助けを必死にしてくれる。
しかし彼女は恐るべき殺し屋クリンチ(リーアム・ニーソン)の妻だった。
そんなことを知らないアルバートはアンナに惹かれ、クリンチに嫌気が差しているアンナもアルバートに惹かれていく。

って話。


tedですっかり売れっ子になったセス・マクファーレン監督の作品です。
荒野をテーマにした激烈コメディ映画です。

いやぁ・・・クソ面白かったんですけどーー!
僕のコメディ映画人生の中でも相当上位に来るオモロさでした!

冒頭のタイトルのフォント、音楽がとてもノスタルジックで懐かしのハリウッド映画っぽかったです。
変な表現ですがとても映画っぽいなーと思いました。
導入から映画映画した素晴らしいセンスだと思いました。

幼い頃から映画好きで生きてきた自分にはそれだけでかなり興奮しました。

カウンターパンチの様な唐突な残虐コメディとか、狂った様な下品すぎる下ネタ。
もう、突然人が死にます。
不謹慎ですがめっちゃ笑ってしまうんですね。
やたら早口でめっちゃセリフ量多かったですが、質も量も素晴らしいセンスでした。
「いっつも逃げ出す羊を集めるのは大変なんだ!一度なんて売春宿に逃げ込んだ羊を迎えに行ったよ、しかも20セント稼いでいやがった!」とか。
カット割りのセンスも良くて素晴らしいテンポの2時間でした。

アマンダ・セイフライドとシャーリーズ・セロンという大物女優二人が参加してるし、
しかもアマンダ・セイフライドの方が悪女でシャーリーズ・セロンがいい女って、
普通なら逆かな?って思う設定に斬新を感じました。

相当爆笑出来る映画でかなりオススメです。
セス・マクファーレン素晴らしいですね。
日本で言うクドカン的な人なんですかね?
突然飛んだ才能を持った人間が現れた感じですよね。

みんなが当たり前に観てきた西部劇の文化って、
よくよく現代のセンスで見たら変なことばかりですものね。
そういう斬新な目線。

タイムスリップモノなんかではこういう戸惑いはよく有りますが、
その時代に住んでる人間がうんざりしているのは素晴らしい設定ですね。
すぐ人が死ぬ、
向い合って銃を撃ち合う決闘の意味がわからない、
等など。

個人的にはtedより全然おもしろいと思いました。


そんなわけで9点です。


映画館はガラガラで静かでしたが、
声出して笑わずには居られなかったです。

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