メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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トレイン・ミッション

2018年04月05日 | 映画
トレイン・ミッション
を観ました。


10年間勤めてきた保険会社を、60歳で突如リストラされた会社員のマイケル。
いつもの通勤電車で帰路につき、常連客に挨拶しながらも、頭の中は住宅ローンと息子の学費のことでいっぱいだ。
そんな彼の前に見知らぬ女が座り、「乗客の中から、ある重要な荷物を持った人物を捜して欲しい」と持ちかける。
ヒントは3つ。常連客ではなく、終着駅で降りる、プリンと名乗る乗客。
高額な報酬に抗えず、元警官の経験を生かし捜し始めるが、駅の数だけ仕掛けられた罠に深まる謎、さらには、妻と息子が人質に取られたことを知る。
やがてプリンが、国家をも揺るがす重大事件の目撃者であることを突き止め、ようやく6人にまで絞り込んだ時、巧妙に仕組まれていた恐るべき陰謀が明かされる。


ジャウマ・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演の作品です。
このタッグはもはやひとつのジャンルになりそうな感じですね。

いつもどおり僅かな短い時間内に起きるクライム・アクションです。

日常的な通勤電車内でのやりとりのプロローグ的な部分。
徐々に不穏になっていく序盤。
死者が出始めいよいよ洒落にならない中盤。
発散しまくった謎めいたトラブルを回収する終盤。
毎度ながらコンパクトで見事な作りですね。

ただ今までの作品よりはちょっと薄くて弱い印象もあります。
何気ない日常が一気にやばい状況になる、というようなテーマだと思いますがちょっと無理矢理感もあります。
別に犯人側がこんなやり方しなくても、みたいなツッコミどころもあります。
あまりに理不尽に巻き込まれる感じはイーグル・アイっぽさも感じました。

そしてちょっとネタバレといいますか、この手の作品ならば仕方ないですが。
作品のテイストとキャスティングから黒幕のバレバレ感があります。
うーむ、ネームバリュー的にアイツが、、、そうすると真相は、、、みたいな逆算もちょっと出来てしまいます。
造り手側は別に犯人が誰かはバレても構わない前提でやってるかも知れませんが。
その分メッセージ性やアクションとしても見応えある作りにはなってます。

ただの通勤電車が数時間後には収拾つかない状況に。
そしてフライト・ゲーム同様、リーアム兄さんが乗客を救おうとしてるのに冤罪犯人扱いされるストレスですね。
まあ、この手の理不尽設定は没入しやすいので良い発明ですよね。

リーアム・ニーソンはいつの間にかアクション俳優っぽくなりましたよね。
こんな遅咲きでアクション俳優感だす人って他にいないのではないでしょうか?
普通はアクション俳優が年と共にドラマ系の俳優にシフトしていくものだと思うのですが。
移民な要素もちょっとあって実在のリーアム・ニーソンと役の設定が近い雰囲気なのかな?とも思いました。
まだまだ老いないキレのあるアクションでした。

ヴェラ・ファーミガが謎めいた女性でした。
何かあまりに不自然な役どころでしたが、彼女の雰囲気で上手く成立させていました。

主人公の友人役をパトリック・ウィルソンが演じていました。
近年、印象的な作品で印象的な役をやっているので良いキャスティングだと思いました。
今作はなかなかハンサムな役でした。

そこそこビッグネームのサム・ニールが出番は少なめですが出ていました。
流石に渋くて引き締まりますね。

今までのこのコンビの作品では一番コンパクト感を感じさせられる作品ですが、さらっと映画館で楽しむには丁度良いくらいのボリューム感です。
気合い入れて映画館行ったわけではないが、適度な面白さはあります。


そんなわけで5点。

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