メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

2016年07月13日 | 映画
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
を観ました。


美しく成長したアリスは、父の形見のワンダー号の船長として、3年に渡る大航海を成功させてロンドンに戻ってきた。だが、彼女を待ち受けていたのは、父の愛した船を手放すという厳しい現実。途方に暮れる彼女の前に、突然、青い蝶アブソレムが現れ、友だちのマッドハッターの危機を告げるのだった。アリスはハッターを救うため、鏡を通りぬけてワンダーランドへ―。そこには、死んだはずの家族の帰りを待ち続けるハッターがいた。
白の女王らは、ハッターの家族を蘇らせるため、アリスに過去を変えてほしいと頼む。そのためには、時間の番人<タイム>が持つ、時を操れる<クロノスフィア>が必要だった。クロノスフィアを盗んだアリスは、タイムの追跡を逃れながらワンダーランドの時間をさかのぼり、仲間たちの“子供時代”へ―。だが、アリスは知らなかった。それがワンダーランドの“はじまり”の真実を知る、禁断の時間の旅となることを…。果たしてアリスはハッターを救うことは出来るのか?そして、ワンダーランドの運命は…?


ジェームズ・ボビン監督です。

何故かティム・バートン監督では無くなりました。
前作がなかなかのヒット映画だっただけにちょっと期待感のパワーダウン感は否めません。
ハリウッドってこのパターン結構ありますよね。
一本目成功するとその監督は続編ではプロデューサーになってパワーダウンするパターンです。

さて今回はそのパターンを脱却できているのか?が若干気になりましたが。

結論、悪くは無かったですが、遜色は無かったですが。
やっぱりパワーダウンは感じました。

ファンタジーな世界観、絵本の様なお伽話のテイストはふんだんでした。

今回は穴に落ちるのではなく、鏡を通り抜けて不思議の国へ。
前作の登場人物たちがサラッと出てきて。
そしてメインのジョニー・デップ演じるマッドハッターは酷く病気で。
そんなマッドハッターを救うべくアリスがかなりギリギリの冒険で。

時間というものを具現化してキャラクターにしてたのは素晴らしかったです。
しかし友達を助けたいという傲慢さで結構歴史をむちゃくちゃにしそうになります。
タイムが最初から忠告してたのにそれを全部無視して痛い目を見るのはちょっとストレスでした。

英語の言葉遊びがふんだんなので字幕でこの映画を見るのは作品の魅力を半減させます。
この手の映画世界中で上映されるの前提の作品は言葉に依存する演出をあまりしない方がいいようにも思いました。

ミア・ワシコウスカは最近渋い作品に出がちですが、今作もちゃんとアリスを演じてくれてホッとしました。
あまり詳しく人物像は知りませんがきっと才能がある人なのだと思います。
アーティスティックな作品からこんなファンタジーの主演までこなすのですから。

ジョニー・デップはいつも通りです。

アン・ハサウェイが今作もらしからぬキャラの白の女王ですが、べっぴんさんでいいです。
今作はちょっと彼女の悪さも描かれていてより親近感がわきます。
変な歩き方が印象的でいいです。

ヘレナ・ボナム=カーターがインパクト大な赤の女王を演じてますが、密かにこのキャラがこのシリーズの象徴な気がします。
頭を大きく魅せる演出に微妙なチープ感を感じることもありました。

サシャ・バロン・コーエンがタイムを演じていましたが、彼は良かったです。
実に良くファンタジーを体現していました。

前作の様な派手さは無くなった印象ですが、らしさは存分だったので良かったです。
映画館に娯楽を求めて行くならばそれなりの満足度はあると思います。


そんなわけで7点。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。