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ハゲタカ

2009年06月15日 | 映画
ハゲタカを観た。

日本を買い叩けと中国の謎の組織からブルーウォールと言うファンドが日本にやってくる。
その代表劉一華(玉山鉄二)は日本の大手自動車メーカーの赤間自動車を企業買収すると発表し会社は揺れる。

アカマは日本そのものを象徴する企業。

アカマの社長古谷隆史(遠藤憲一)は企業買収を許さない姿勢を取る。

アカマの取締役の芝野健夫(柴田恭兵)は買収ディフェンスの命を受け、数年前までハゲタカと呼ばれ日本で過激な企業買収を行っていた鷲津ファンド代表鷲津政彦(大森南朋)を呼び、ここに劉一華と鷲津の激しい買収戦争が始まる。


(ネタバレ)
ブルーウォールに対抗してアカマ買収を発表する鷲津ファンド。
ホワイトナイトとなろうとするが、ブルーウォールはもの凄い資金力を持って鷲津ファンドのキャパを越えた額で公開買い付けをする。

鷲津がブルーウォールの正体を探ると中国政府系のファンドだった。
中国政府を名乗ると印象が悪いので未知の会社を名乗って買収にやって来た。

劉一華は鷲津がニューヨークで働いていた頃、同じ場所で駆け出しのファンドマネージャーとして働いており、鷲津の活躍に憧れていた。

二人共愛情の為の買収と言うが腹の底はわからない。

過去の鷲津の企業買収により苦しんだ人、自殺した人は数知れず。

報道記者の三島由香(栗山千明)の父もその一人。

劉一華は工場で働く派遣社員の守山翔(高良健吾)を利用してアカマの不正雇用の情報を手に入れ弱みを握る。

情勢の悪い鷲津に見切りをつけ、社長の古谷は劉一華と組んでアカマは取り込まれてしまう。

鷲津はドバイに飛び資金源を見つける。

そして何故かアメリカのスタンレー・ブラザーズの買収を発表する。

スタンレーはブルーウォールが最も欲しがる企業。

わざとブルーウォールがホワイトナイトになるように仕掛ける。

そして元々詐欺まがいの商品を扱っていたスタンレーのファンドをいきなり全て解約し、大損させる。
同時に悪い噂が広がりスタンレーの株はどんどん下がる。

中国政府系ファンドはスタンレーに資金支援もしていた為、あわせてアカマの株もどんどん下がる。

共倒れになってしまうとアカマ買収からは手を引く。

そしてアカマは見事買収から守られる。

劉一華は人知れず通り魔に刺され死んでしまう。

劉一華は実は劉一華の戸籍を名乗った偽者。
実際何者だったのかは謎のまま。
ただ、彼が育った家の落書きにはアカマの自動車が書かれていた。


(評価)
なかなか痛快なストーリーでした。

株の話には全然疎いですが、楽しめました。

玉山君のキャラは奥深くてなかなかいいです。

守山に金を拾わせるシーンはちょっと無駄に強調しすぎな気がしました。

鷲津はとことんクールでスマートでカッコよかった。

演出は少々大げさな気がする場面もありました。

劉一華が最後に死ぬ意味がわかりませんでした。
何かかなり序盤から、こいつ最後は刺されて死にそうだなーって思って観てたら、案の定でした。
そこは裏切って欲しかったです。

そんなわけで6点。

経済ってこんななんだろうなって思わされました。

こういう仕事をしている人達は何だか好きになれませんけど。








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