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「ごらん、世界は美しい」

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余命1ヶ月の花嫁

2009年06月16日 | 映画
余命1ヶ月の花嫁を観た。

イベントコンパニオンの長島千恵(榮倉奈々)とIT企業で働く赤須太郎(瑛太)が運命的に出会い恋をする。

二人は同棲を始め幸福な日々を過ごす。

太郎は結婚も考え千恵の父貞士(柄本明)にも挨拶する。

しあしある朝髪の毛が大量に抜けた千恵に太郎が問い詰める。

千恵は乳癌になってしまった事を太郎に伝え別れを切り出す。

別れないと言う太郎だが千恵は部屋を出て行ってしまう。


(ネタバレ)
乳房を切除する手術をして父と過ごす千恵。

そして以前太郎に話を聞いた屋久島へと一人旅に出かける。

情熱的な太郎は貞士に「もう関わらないでくれ」と言われながらも、屋久島まで千恵に会いに行き、二人は再び付き合うようになる。

しかし千恵の癌は再発し闘病生活が始まる。

太郎は両親の反対を押し切り、病院に寝泊りして病院から会社へ行く生活。

千恵は友達のコネでテレビ局の人に自らを晒し、ドキュメンタリーを撮ってもらうことを決意する。

最初は反対していた太郎も協力してビデオを回す。

いつかは治ると信じる太郎や貞士や叔母。

しかし抗癌剤も効かなくなり、余命1ヶ月位だと担当医に突如告げられる。

ショックを受ける太郎達。

千恵には内緒にするが千恵はうすうす感づいている。

そして千恵の友人の花子(安田美沙子)等に協力してもらい結婚式を挙げる。

前日どしゃ降りの雨の中、千恵と始めてデートした日、千恵が欲しがった指輪を太郎は用意する。

それを太郎が覚えていた事を知り、感動する千恵。

幸福一杯で体調が良くなる千恵。

しかしその日はやってきて千恵は永眠する。

落ち込む太郎に千恵からのビデオレターが届く。

生前に千恵が撮っておいたビデオレター。

太郎は泣きじゃくる。


(評価)
予想通りの映画で、きっと泣かそうとしてくるんだろうなーと思っていましたが、予想以上に泣いてしまいました。

太郎の誕生日、病院で仕事をする太郎。
千恵は友達と出かけていて、貞士と二人でケーキを食べる。
普段無感情な感じの貞士が急に泣きながら「ありがとう」と太郎に言うシーン。
泣けました。

余命宣告された後も、太郎や貞士は千恵に「治ったら何したい?」と聞く。
それに嬉しそうに答える千恵。
とっても切なかった。

ウエディングドレスを着て写真を撮ろうと言う太郎に一瞬喜ぶが断る千恵。
「病気が治って元気になったら太郎ちゃんをふって別の人と付き合っちゃうかもしれないから。」
って涙を流しながら言う。
「将来の本当の太郎ちゃんのお嫁さんになる人に悪いから。」
って涙を流しながら言う。
号泣する太郎。
僕も号泣でした。

太郎が一人家に帰るとき元気だった頃の千恵の幻を自転車で追いかけるのも良かったです。

基本1カットが長めで自然な感じのやり取りをします。
榮倉奈々さんも間合いたっぷりで話すのでそれが良かったのかもしれません。

おっさん一人が映画館で泣いていてさぞ不気味だと思われたでしょうが、劇場内はすすり泣きの大合唱でした。

そんなわけで8点。

泣けましたもので。

癌モノ映画は辛いです。

若い恋人が死んでしまう映画なんてそりゃ泣けますわ。

俺もまた、どしゃ降りの雨の中を傘も差さず走るような恋をしたいです。








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