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セントラル・インテリジェンス

2017年11月06日 | 映画
セントラル・インテリジェンス
を観ました。


高校時代はスーパースターだったが、今はしがない中年会計士のカルヴィン(ケヴィン・ハート)。
そんな彼に突如、当時おデブでいじめられっ子だったボブから20年ぶりに会いたいとの連絡が。
しぶしぶ会いに行くと、彼の前に現れたのは、マッチョな肉体へと変貌を遂げていたボブ(ドウェイン・ジョンソン)の姿だった!
しかも実は彼はCIAで、濡れ衣を着せられ組織から追われる身のため、どうしてもカルヴィンに助けてほしい、と言う。
なぜか一緒に逃げるはめになったカルヴィン。
果たして彼を信じていいのか?そしてボブは一体何者なのかー??


ローソン・マーシャル・サーバー監督です。
なんちゃって家族が代表作ですね。

ドウェイン・ジョンソンなのでシンプルアクションと思いましたが、上映規模が小さいので逆に若干期待して見に行きました。

結構独特な、ミニシアター感を感じさせるアクション映画です。
ストーリー敵にドウェイン・ジョンソン演じるキャラがかなり謎めいているのです。
本当に謎めいていて、何かある予感がプンプンです。
それがかなり強引に主人公のケヴィン・ハートを巻き込んで行きます。
いい加減友情やら信頼が生まれても良さそうな気がしますが、ちっともそうなりません。
その辺は最近観た、ジャッキー・チェンのスキップ・トレースを思い出しました。
トム・クルーズのコラテラルあたりも彷彿とさせます。

高校時代の栄光から思ったような人生を送れなかった主人公の悲しさは結構好みの設定です。
似たような設定のヤングアダルトって映画はかなり好きな映画ですが。

特撮な高校時代のドウェイン・ジョンソンは結構気持ち悪かったです。
アメリカのハイスクールの悪い感じのところを短い尺で上手に描いていたと思います。
アメリカのハイスクール事情はそんなに知らないですが、日本より露骨にいじめがある印象です。

フェイスブックでのコンタクトが始まりますが、フェイスブックの弊害をコメディタッチで描いていますが、
アメリカ人にとってのフェイスブックの存在感もよく伝わって面白かったです。

元いじめられっ子が激変してCIAのエージェントってのがわかって目的がわかっては、
結構ハチャメチャな展開でリアリティが無いアクションが繰り広げられます。
相当無理やり巻き込まれますし、偶然の動きで敵を倒したり、敵の激しい銃撃を結構さらっとかわしてしまいます。
なのでアクションの質を楽しむような作品ではありません。
コメディを重視してる感じです。

とにかくドウェイン・ジョンソンが謎めいているのですが、
心に残る気になるシーンがあるのですが、結局何でもないという斬新なオチでした。
コレは自分が映画を観すぎていて逆に純粋に作品を見れなくなっているのかも知れませんね。
ストーリーとは別に何か裏があるのだろうな、コレはひょっとしたら幻パターンか?
など考えすぎました。
自分はイチイチ裏を考えながらみてしまっているのだな、と勉強になりました。

なのでストーリーは誰が黒幕か?というシンプルな展開で適度なあるあるなどんでん返しでした。

それ以上にヒューマンドラマ要素が強く、いじめを克服した男の物語というのが大きなテーマだったと個人的に思いました。
いじめに苦しむ人々の何処かには救いになるかも知れないと思いました。
20年後、いじめを克服した同窓会シーンにはほんのり感動すらありました。

ケヴィン・ハートはエディ・マーフィ系なわかり易い黒人コメディで見易かったです。

ドウェイン・ジョンソンは初めて位のコメディな印象でした。
ごつい体してるのにいじめのトラウマがある弱点も良かったです。

わざわざ見るほどでは無いかもですが、妥当に楽しめるいい映画でした。
続編が作られてもいいと思いました。


そんなわけで7点。


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