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マイティ・ソー バトルロイヤル

2017年11月05日 | 映画
マイティ・ソー バトルロイヤル
を観ました。


アベンジャーズの一員ソーの前に<死の女神・ヘラ>が現れた。
復讐と野望に燃えるヘラは、ソーの故郷へ攻撃をはじめる。
故郷を奪われたソーは、この最強の敵を倒すため盟友ハルク、宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み極限バトルに挑む。
果たして、ソーたちは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか?
死の女神・ヘラの復讐の目的は!?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されていたー。


タイカ・ワイティティ監督です。
初めましての人ですがコメディアンだそうです。
それも納得な今作の仕上がりでした。

かなりのコメディ色の強さで、あれ?マイティ・ソーってこんなんだったっけ?
と思いました。
くすっと笑えると言うよりはかなり思い切り笑わせに来てる感じです。
ただ、日本人のお笑い好きには到底通じない様なレベルでした。
冒頭からその感じがプンプンで萎える要素はありました。

観客への強めの裏切りを提供したいのでしょうがそれもなかなかスベってましたかね。
序盤で特徴であるハンマーを壊されたり、自慢の長髪を切られたり。
今の御時世、この程度の裏切りでは観客は喜ばないと思いました。
マイティ・ソーの元々のファンならばまた違う感じ方をするのかも知れません。

アベンジャーズで的だったロキはすっかりソーの弟ポジションに収まって居ます。
そこに更に凶悪な一番上の姉が居たという設定ですが、
日本人ならばもはやドラゴンボール感を感じないでは居られない状況でした。
元々の大ボスのベジータより上に更にフリーザが居たっていうパターンですね

映像は妥当なクオリティだったと思います。
最近のハリウッドCG凄い系はもはやアニメと区別がつかない感じですね。
役者は演技するのは結構大変だろうな、と思います。

ちょっとネタバレですが序盤にドクター・ストレンジが出てきて案内人の様な事をします。
今作で重要な役割をするのかと思いきや、魔術を披露するだけな結構カメオ的でした。
ドクター・ストレンジを観てない人にはさっぱりなのでは?とは思いました。
が、マーベルって基本的にこの猛烈コラボスタイルですからみんな気にしないのかもとも思いました。

裏切り系の演出なので展開が非常に早いです。
コレを敵に奪われたら世界が終わる、、、的な良くある条件が序盤に提示されますが、
あっという間に奪われたり、ソーがどん底の環境に落ちていったりと。
展開のダイナミックさと速さはなかなか面白いです。

アベンジャーズだと結構クールだったマイティ・ソーはすっかりおとぼけ間抜けキャラで。
アベンジャーズにデッドプールの影響を若干感じます。
他に出てくるメンバーはハルクくらいですが、今作に出てきたメンバーがアベンジャーズに入っていくのは想像できます。

展開は予定調和的な逆転劇です。
ただ逆転に関するスペシャルな要素は無かったかな?とも思いました。
お父さんを思い出して急に力を発揮するような、根性論な逆転なので。

クリス・ヘムズワースは最近はすっかりマイティ・ソーのイメージですね。
今作ではコメディキャラで急にかなりマヌケな感じになりました。
ハンサム、肉体美専門な俳優だと思うのでコメディはそんなにハマらない気がしました。
自分は顔がほころぶことすら無かったです。

ケイト・ブランシェットが敵のボスでしたが、こういう役が似合いますね。
結構賞を取るイメージがあるのにこういう役もやれるのは懐の深さを感じます。
やってることはホビットの時と大差ないようでした。

マーク・ラファロは殆どハルクでしたが、好みの方の役者です。
渋いヒューマンドラマでもいい味出しますが、アベンジャーズもやるところが良いですね。

ロキ役のトム・ヒドルストンもクリス・ヘムズワース同様かなりコメディをやらされていました。
アベンジャーズシリーズでのキャラの変わり方はなかなかですね。

ワンシーンですが浅野忠信が結構カッコいい勇敢な役で出ていて。
出てるの知らなかったのでちょっと驚きました。
もっとハリウッドで存在感を出してほしいですね。

封切り後はかなりお客が入っていたので期待しましたが、
正直かなりイマイチでした。
アメリカ人って笑いのセンス無いよな、って日本人が言う映画の代表みたいな映画でした。
ひとつずつずれて噛み合えばとてもおもしろくなりそうな予感はありましたが。


そんなわけで4点。


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