ホース・ソルジャー
を観ました。
2001年9月11日のその翌日、ミッチ・ネルソン大尉は、最も危険な対テロ戦争の最前線部隊に志願し、特殊作戦の隊長に任命される。
わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍と手を結び、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧するのだ。
だが、現地に着いた彼らに、次々と予期せぬ危機が襲いかかる。
敵の数はまさかの5万人、しかも彼らは米兵の命に高額の懸賞金をかけていた。
さらに、将軍から険しい山岳地帯で勝利を収めるための最大の武器は、ほとんどの隊員が1度も乗ったことのない“馬”だと言い渡される──。
ニコライ・フルシー監督作品です。
ジェリー・ブラッカイマー制作なので監督以上にジェリー・ブラッカイマーらしさは出ている映画です。
9.11後の2001年のアフガン戦争をテーマにしているノンフィクション映画です。
近代史が趣味な僕なのでこの戦争に関しても勉強に慣ればと思い観に行きました。
9.11最初の反撃はたった12人の兵士・・・的な予告がちょっと萎えたのですが。
アメリカ人ってたくさんいるせいか?少数で何かを成し遂げたことを誇りがちですよね。
自分にはランボー3のキャッチコピー、「敵は15万ソ連軍」みたいなのが思い出されますね。
ただ映画はなかなかシリアスでそういう極端なヒーローものではありません。
12人の兵士が反タリバンの軍隊と合流して文化の違いや哲学の違いの軋轢と格闘しつつ、
何とか協力してタリバンと戦うお話でした。
なので実質は大体同等の数の軍勢同士の戦いです。
反タリバンの人々はアメリカ軍の空爆を頼り、アメリカ軍はガイド兼戦力を期待する感じで。
主導権の握り合いの駆け引きも一つの見所です。
そもそも文化や思想が違うのでどこまで信用して良いのか?というスリルも強いです。
この手の映画は結構見ますが、2001年のアフガン戦争は初めてかも知れません。
毎度思うのですが、凄いところで暮らしていて凄いところで戦争してるな、と思ってしまいます。
広大な砂漠、山の合間にぽつんとある村でどうやって人々は生活しているのか?と不思議な気分になります。
そしてそんなところで村を容赦なく壊しながらの戦争も何か独特です。
世界的に見るとかなり田舎な地域、国家だと思うのですが、よくぞアメリカに対抗しているものだと思いました。
戦争の演出は近代の戦争映画なのでそれなりに生々しく残酷で激しいです。
主人公たちが協力した軍隊は馬を使って戦闘するのでアメリカ人の馬に乗れるメンバーもそれに従う感じです。
なのでこのタイトルにしたのでしょう。
原題は”12 Strong”なのでやっぱり馬にフォーカスしているわけではありません。
敵は戦車とか強烈なミサイル連発砲の様なモノを使っているのにちょっと非現実的な戦闘に思えました。
玉砕的に先頭を突っ走る主人公が全く撃たれず後ろの雑魚メンバーから撃たれていくパターンも自分が苦手とするやつです。
自分の中では”ラストサムライ状態”と呼びます。
緊張感たっぷりでの懐疑的な共闘にやがて絆が芽生えていく様はなかなか感動的で良かったですね。
予想外に感動しました。
アフガニスタンの人々の
「死を恐れない、死後の方が幸せになれると信じているから」
という思想は怖かったですね。
「お前らは兵士だが、俺達は戦士だ」
というセリフも妙に説得力がありました。
先進国とは永遠にわかり合えない思想を感じて嫌な気持ちになりました。
主人公は売れっ子なクリス・ヘムズワースです。
綺麗過ぎず、イケメン過ぎ無いイケメンでワイルドさもあって良かったです。
砂漠で戦うアメリカ軍人らしさは良く出ていて乗馬も戦闘も様になっていました。
マイケル・シャノンが2番手くらいでしたが、予想外に普通の役でした。
もっとクセの強い役をやりそうな印象だったのでちょっとすかされた気持ちもありました。
なんとあんな砂漠の戦地でヘルニアを発症するという役どころで、椎間板ヘルニア経験者の自分としてはそれが一番痛々しく見えました。
一応本格派の戦争映画ですが、演出はシリアスのようでリアルさに欠けるドラマ性もあり、ちょっと中途半端な印象でした。
記憶には残りにくい映画かも知れません。
そんなわけで5点。
を観ました。
2001年9月11日のその翌日、ミッチ・ネルソン大尉は、最も危険な対テロ戦争の最前線部隊に志願し、特殊作戦の隊長に任命される。
わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍と手を結び、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧するのだ。
だが、現地に着いた彼らに、次々と予期せぬ危機が襲いかかる。
敵の数はまさかの5万人、しかも彼らは米兵の命に高額の懸賞金をかけていた。
さらに、将軍から険しい山岳地帯で勝利を収めるための最大の武器は、ほとんどの隊員が1度も乗ったことのない“馬”だと言い渡される──。
ニコライ・フルシー監督作品です。
ジェリー・ブラッカイマー制作なので監督以上にジェリー・ブラッカイマーらしさは出ている映画です。
9.11後の2001年のアフガン戦争をテーマにしているノンフィクション映画です。
近代史が趣味な僕なのでこの戦争に関しても勉強に慣ればと思い観に行きました。
9.11最初の反撃はたった12人の兵士・・・的な予告がちょっと萎えたのですが。
アメリカ人ってたくさんいるせいか?少数で何かを成し遂げたことを誇りがちですよね。
自分にはランボー3のキャッチコピー、「敵は15万ソ連軍」みたいなのが思い出されますね。
ただ映画はなかなかシリアスでそういう極端なヒーローものではありません。
12人の兵士が反タリバンの軍隊と合流して文化の違いや哲学の違いの軋轢と格闘しつつ、
何とか協力してタリバンと戦うお話でした。
なので実質は大体同等の数の軍勢同士の戦いです。
反タリバンの人々はアメリカ軍の空爆を頼り、アメリカ軍はガイド兼戦力を期待する感じで。
主導権の握り合いの駆け引きも一つの見所です。
そもそも文化や思想が違うのでどこまで信用して良いのか?というスリルも強いです。
この手の映画は結構見ますが、2001年のアフガン戦争は初めてかも知れません。
毎度思うのですが、凄いところで暮らしていて凄いところで戦争してるな、と思ってしまいます。
広大な砂漠、山の合間にぽつんとある村でどうやって人々は生活しているのか?と不思議な気分になります。
そしてそんなところで村を容赦なく壊しながらの戦争も何か独特です。
世界的に見るとかなり田舎な地域、国家だと思うのですが、よくぞアメリカに対抗しているものだと思いました。
戦争の演出は近代の戦争映画なのでそれなりに生々しく残酷で激しいです。
主人公たちが協力した軍隊は馬を使って戦闘するのでアメリカ人の馬に乗れるメンバーもそれに従う感じです。
なのでこのタイトルにしたのでしょう。
原題は”12 Strong”なのでやっぱり馬にフォーカスしているわけではありません。
敵は戦車とか強烈なミサイル連発砲の様なモノを使っているのにちょっと非現実的な戦闘に思えました。
玉砕的に先頭を突っ走る主人公が全く撃たれず後ろの雑魚メンバーから撃たれていくパターンも自分が苦手とするやつです。
自分の中では”ラストサムライ状態”と呼びます。
緊張感たっぷりでの懐疑的な共闘にやがて絆が芽生えていく様はなかなか感動的で良かったですね。
予想外に感動しました。
アフガニスタンの人々の
「死を恐れない、死後の方が幸せになれると信じているから」
という思想は怖かったですね。
「お前らは兵士だが、俺達は戦士だ」
というセリフも妙に説得力がありました。
先進国とは永遠にわかり合えない思想を感じて嫌な気持ちになりました。
主人公は売れっ子なクリス・ヘムズワースです。
綺麗過ぎず、イケメン過ぎ無いイケメンでワイルドさもあって良かったです。
砂漠で戦うアメリカ軍人らしさは良く出ていて乗馬も戦闘も様になっていました。
マイケル・シャノンが2番手くらいでしたが、予想外に普通の役でした。
もっとクセの強い役をやりそうな印象だったのでちょっとすかされた気持ちもありました。
なんとあんな砂漠の戦地でヘルニアを発症するという役どころで、椎間板ヘルニア経験者の自分としてはそれが一番痛々しく見えました。
一応本格派の戦争映画ですが、演出はシリアスのようでリアルさに欠けるドラマ性もあり、ちょっと中途半端な印象でした。
記憶には残りにくい映画かも知れません。
そんなわけで5点。