メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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レスラー

2010年04月21日 | 映画
レスラーを観た。

ミッキー・ローク主演の切ないプロレスラー映画です。

(お話)
20年前に超人気レスラーで全米を盛り上げたランディ・“ザ・ラム”・ロビンソン(ミッキー・ローク)。
20年経ちプロレスは衰退し、ランディは小さい会場で安いギャラで今もプロレスをしている。
一人寂しく貧しく暮らす。
ストリップダンサーのキャシディ(マリサ・トメイ)に恋をしている。
彼女だけがランディに優しい。

ランディはある日試合後の控え室で心臓発作で倒れ死にかける。

そしてひっそりと引退しバイトで暮らす。
恐ろしく孤独で空虚な日々を過ごす。

(評価)
とても質の高い素晴らしい映画でした。
ミッキー・ロークの演技はかなり凄かったです。

プロレスシーンの過激さ、試合前に相手選手と段取りの打ち合わせ、手首に忍ばせたカッターで自らの額を切って流血する、痛みを和らげる為の違法の薬をやる。

などプロレスの裏も軽く描いていてリアルでした。

幼い頃から大のプロレス好きの僕には特に胸を痛めるようなレスラーの苦悩でした。
昔は繁栄していたプロレスラーも今はきっとかなり厳しい生活であろう。
この映画を観るとレスラー達が悲しく思えてきます。

何の解決も無いけど自分の中で答えを見つけて終わっていくラストもとても良かったと思います。

そんなわけで8点。

レスラー達の為にもっと会場に足を運んでやろうかと思わせてくれた映画でした。

(ネタバレ)
プロレスを失い惨めにもスーパーのバイトで生計を立てるランディ。
キャシディに言われ唯一の親族の娘に会いに行く。
しかし娘には嫌われており、久々にあったがやはり罵倒される。

キャシディの助言でプレゼントを持って再び会いに行き思い出の場所を歩き、娘と和解する。

キャシディにプロポーズするが、客とは一線を越えては行けないし、実は子供もいるし一緒にはなれないと断られる。

自暴自棄のランディはクスリをやって行きずりの女とSEXをして娘との食事の約束をすっぽかし、決定的に嫌われ絶縁される。

やはりリングの上以外では生きられないと無理して復帰を決意する。
20年前世間を盛り上げた相手との世紀の再戦をする。

試合を止めに来たキャシディの静止を振り切りリングに上がる。

マイクを取るランディ。
ここに居るファンにリングを降りろと言われるまでリングを降りないと言う。

少し動いただけで心臓に負担がかかるランディは相手やレフリーに心配されるが試合を止めない。
いつの間にか居なくなっているキャシディを確認する。

そしてランディはトップロープからダイブする・・・。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ランディは 不器用な男です (zebra)
2012-01-02 01:33:55
 はじめまして 

友達とDVDでみました。レスラー人生もピークを過ぎ、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。


>自暴自棄のランディはクスリをやって行きずりの女とSEXをして娘との食事の約束をすっぽかし、決定的に嫌われ絶縁される。

こんな ばかげた理由で娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)

自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。

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