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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

2013年02月03日 | 映画
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 を鑑賞。


カナダ人小説家(レイフ・スポール)は物語のネタにパイ(スラージ・シャルマ)を紹介され彼の体験した信じられない生い立ちを聞く。
インドで動物園を経営していた一家が新天地を求めて動物とともにカナダに移住を決め、日本船で太平洋を北上するが、海難事故に遭い、息子の16歳の少年パイ(イルファーン・カーン)が人間では唯一の生存者となる。
彼はライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、ベンガルトラと過ごすことになる。
そうして心の通じないベンガルトラとのサバイバルな漂流が始まる。


ってお話。


散々予告編やメイキングを見せられて結構気になってたのですが。
いやぁなかなかの名画でした。

僕は動物や魚が大好きですが、非常にそれらを綺麗に見せてます。
冒頭の動物園を綺麗な映像美で3Dで見せてるシーンで大分興奮出来ました。

海へ出てからも綺麗な映像で海の生き物などを表現してました。

物語もなかなか見事でした。
最近の映画にしては結構かったるい感じの始まりで。
なかなか漂流しません、漂流まで結構時間かかりました。
それがいい感じの前フリになってましたね。

ハイレベルな展開でした。
トラとの友情物語的なモノを予想してましたが、殆どトラとの駆け引き。
全然トラ怖いです。
冒頭はシマウマやハイエナやチンパンジーも居て動物ならではの不条理な関係性があって良い感じでした。

パイとトラはお互いの生活エリアを確保するために牽制しあってばかり。
それでもお互いが生き残る為に格闘しながらお互いの利用価値を見出していく。
それも少しずつ少しずつ。

徐々に弱っていくパイとトラ。
ペットロス症候群な僕は動物が弱ってるシーンを見るだけで涙が出てしまいます。

非常に幻想的で美しいシーンもあって。
現実化幻か?的な。
オチもなかなか考えさせられるような展開でした。

根本神様をテーマにしてるところもあって、パイのお父さんは無神論者で、
僕も無神論者なのでその辺はなかなかおもしろかったですね。


そんなわけで8点です。


僕こういう漂流モノ好きですね。
キャスト・アウェイとか大好きですし。

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