相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断
を観ました。
7年前、英国で日本領事館関係者の凄惨な集団毒殺事件が起こり、その唯一の生き残りだった少女が国際犯罪組織によって誘拐された。しかし、当時の駐英大使と日本政府は“高度な政治的判断”によって、その誘拐事件を闇に葬っていた——。
それから7年。国際犯罪組織バーズのリーダー＝レイブンを長年追ってきた国連犯罪情報事務局・元理事のマーク・リュウが、日本にレイブンが潜伏しているという情報を得て香港から来日。特命係の杉下右京と冠城亘は、社美彌子からの指示で、案内役としてそのリュウに同行していた。その矢先、リュウの部下が、「天谷克則という男を調べてくれ」というメッセージを残し、首に黒い羽のタトゥーを入れた“黒衣の男”に殺害された。
外務省のホームページをハッキングした犯行グループは、7年前に誘拐した少女＝鷺沢瑛里佳の現在の姿を動画で公開した。「7年前、日本政府は我々の要求を無視した。今回拒否すれば、大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」というメッセージと約９億円の身代金を要求した。誘拐事件の全貌が明らかになって、騒然とするマスコミ。特命係の2人は捜査一課の面々、元鑑識の米沢守、警察庁の神戸尊らを巻き込みながら、事件解決へと独自に動き出す。
東京では、世界の要人を招いて国際平和会議が開かれようとしていた。国際社会に向けて“テロに屈しない国家”であることを示さなければいけない日本政府。今回の要求も無視されることになれば“国から二度棄てられる”ことになる少女。様々な思惑が交錯する中、杉下右京は犯人グループの真の標的に近づきつつあった。リュウが被害者の一人となった異物混入事件の物証から、犯行グループが50万人分の致死量がある毒物を所有していることが判明。
「大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散る」。東京・銀座に50万人以上の見物客が集まる世界スポーツ競技大会の日本選手団の凱旋パレードへの無差別大量テロだった。
事件の鍵を握る“天谷克則”とは一体何者なのか？ “黒衣の男”の正体は国際犯罪組織バーズのリーダー＝レイブンなのか？ そして、事件の首謀者レイブンの本当の目的とは？ 日本中が歓喜に包まれた凱旋パレードの真っ只中、遂に杉下右京は真犯人を追い詰める！ しかし、その先には誰も想像してなかった“真相”と“未来”が待ち受けていた——。
監督が橋本一に変わっていました。
今までは和泉聖治監督でした。
毎度好評かな相棒の劇場版なので期待しながら観に行きました。
相変わらず日本映画としてはなかなかのスケールの作品でした。
群衆シーンが多く、どうやって撮影したのだろうか？
という気分になりました。
ただ前作までにあったダークな雰囲気は大分薄まりました。
ダーク感を出そうとして過激さだけ増した感じです。
キャスティングも少なめなので、ネームバリュー的に黒幕は想像しやすいです。
最初から想像していた通りでした。
相棒だけあって安定の面白さです。
劇場版は毎度スケールが大きく日本の平和ボケをターゲットにしてる感がありますが、
今作もやはりテーマはそこです。
日本の平和ボケをいかに覚ますか？と言う壮大な狙いが犯人グループにはあります。
個人的に好きなテーマです。
やり方によって説得力に大きく差が出るテーマですが、相棒は毎度いい仕上がりです。
特命係が本体と揉めている設定がもう無くても良いように思うのですが。
相変わらずその設定に忠実に無駄な困難があります。
ちょっとストックホルム症候群的な展開ですが、過去の事件と現在の事件を上手に繋いでます。
元となる事件がなかなか壮絶です。
途中、第二次世界大戦のシーンがありますが、アメリカの記録映像みたいな質感で描かれいて、
非常に臨場感があって怖かったです。
クライマックスはやはり犯人の悲しい過去に差し込んでいく感じですが、
あまりに収まりが良すぎて逆にちょっと違和感でしたが。
犯人に深い思想がありますが、右京さんが見事に推理して丁寧に事細かに説明してくれます。
水谷豊の演技は相変わらずですが、今作はそこそこアクションがあります。
アクションのクセも凄いです。
全力疾走するシーンもありますがちょっと笑える感じでした。
ちょっとネタバレですが、クライマックスの見せ場になる犯人を助けるシーンは、
まるで昭和な今時それするかね・・・な感じです。
反町隆史の相棒役はちょっと慣れませんが、やっぱり今作でも同様です。
ちょっとおちゃらけたシーンがチョイチョイありますがあまり合ってる様には思えません。
そこに物足りなさを感じますね。
北村一輝が怖い組織の仕事人な役でしたが相変わらず上手です。
しかしそろそろタトゥーを入れていない犯人像にしてもらいたいですね。
日本の作品だとすぐに◯◯のタトゥーをを入れている男、的なヒントを与えてしまいます。
山口まゆが誘拐される女の子を演じていましたが、この子なかなかいいオーラ持ってますね。
将来どんどんかわいくなりそうなポテンシャルを感じるし、
ハイセンス系映画界でもやっていけそうな奥深いオーラも感じます。
国際犯罪情報事務局の元局長として鹿賀丈史が出ていました。
最近密かに引っ張りだこな感じで大作に多く登場しますね。
演技のタイプはいつも同じですが、何処でもいい存在感を放っています。
しかし相棒はいいコンテンツです、安定の面白さです。
個人的には2作目が一番好きでしたが、それ以降もなかなかのクオリティです。
ただ、今までの劇場版の中では一番薄かった気はしました。
そんなわけで6点。
を観ました。
7年前、英国で日本領事館関係者の凄惨な集団毒殺事件が起こり、その唯一の生き残りだった少女が国際犯罪組織によって誘拐された。しかし、当時の駐英大使と日本政府は“高度な政治的判断”によって、その誘拐事件を闇に葬っていた——。
それから7年。国際犯罪組織バーズのリーダー＝レイブンを長年追ってきた国連犯罪情報事務局・元理事のマーク・リュウが、日本にレイブンが潜伏しているという情報を得て香港から来日。特命係の杉下右京と冠城亘は、社美彌子からの指示で、案内役としてそのリュウに同行していた。その矢先、リュウの部下が、「天谷克則という男を調べてくれ」というメッセージを残し、首に黒い羽のタトゥーを入れた“黒衣の男”に殺害された。
外務省のホームページをハッキングした犯行グループは、7年前に誘拐した少女＝鷺沢瑛里佳の現在の姿を動画で公開した。「7年前、日本政府は我々の要求を無視した。今回拒否すれば、大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」というメッセージと約９億円の身代金を要求した。誘拐事件の全貌が明らかになって、騒然とするマスコミ。特命係の2人は捜査一課の面々、元鑑識の米沢守、警察庁の神戸尊らを巻き込みながら、事件解決へと独自に動き出す。
東京では、世界の要人を招いて国際平和会議が開かれようとしていた。国際社会に向けて“テロに屈しない国家”であることを示さなければいけない日本政府。今回の要求も無視されることになれば“国から二度棄てられる”ことになる少女。様々な思惑が交錯する中、杉下右京は犯人グループの真の標的に近づきつつあった。リュウが被害者の一人となった異物混入事件の物証から、犯行グループが50万人分の致死量がある毒物を所有していることが判明。
「大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散る」。東京・銀座に50万人以上の見物客が集まる世界スポーツ競技大会の日本選手団の凱旋パレードへの無差別大量テロだった。
事件の鍵を握る“天谷克則”とは一体何者なのか？ “黒衣の男”の正体は国際犯罪組織バーズのリーダー＝レイブンなのか？ そして、事件の首謀者レイブンの本当の目的とは？ 日本中が歓喜に包まれた凱旋パレードの真っ只中、遂に杉下右京は真犯人を追い詰める！ しかし、その先には誰も想像してなかった“真相”と“未来”が待ち受けていた——。
監督が橋本一に変わっていました。
今までは和泉聖治監督でした。
毎度好評かな相棒の劇場版なので期待しながら観に行きました。
相変わらず日本映画としてはなかなかのスケールの作品でした。
群衆シーンが多く、どうやって撮影したのだろうか？
という気分になりました。
ただ前作までにあったダークな雰囲気は大分薄まりました。
ダーク感を出そうとして過激さだけ増した感じです。
キャスティングも少なめなので、ネームバリュー的に黒幕は想像しやすいです。
最初から想像していた通りでした。
相棒だけあって安定の面白さです。
劇場版は毎度スケールが大きく日本の平和ボケをターゲットにしてる感がありますが、
今作もやはりテーマはそこです。
日本の平和ボケをいかに覚ますか？と言う壮大な狙いが犯人グループにはあります。
個人的に好きなテーマです。
やり方によって説得力に大きく差が出るテーマですが、相棒は毎度いい仕上がりです。
特命係が本体と揉めている設定がもう無くても良いように思うのですが。
相変わらずその設定に忠実に無駄な困難があります。
ちょっとストックホルム症候群的な展開ですが、過去の事件と現在の事件を上手に繋いでます。
元となる事件がなかなか壮絶です。
途中、第二次世界大戦のシーンがありますが、アメリカの記録映像みたいな質感で描かれいて、
非常に臨場感があって怖かったです。
クライマックスはやはり犯人の悲しい過去に差し込んでいく感じですが、
あまりに収まりが良すぎて逆にちょっと違和感でしたが。
犯人に深い思想がありますが、右京さんが見事に推理して丁寧に事細かに説明してくれます。
水谷豊の演技は相変わらずですが、今作はそこそこアクションがあります。
アクションのクセも凄いです。
全力疾走するシーンもありますがちょっと笑える感じでした。
ちょっとネタバレですが、クライマックスの見せ場になる犯人を助けるシーンは、
まるで昭和な今時それするかね・・・な感じです。
反町隆史の相棒役はちょっと慣れませんが、やっぱり今作でも同様です。
ちょっとおちゃらけたシーンがチョイチョイありますがあまり合ってる様には思えません。
そこに物足りなさを感じますね。
北村一輝が怖い組織の仕事人な役でしたが相変わらず上手です。
しかしそろそろタトゥーを入れていない犯人像にしてもらいたいですね。
日本の作品だとすぐに◯◯のタトゥーをを入れている男、的なヒントを与えてしまいます。
山口まゆが誘拐される女の子を演じていましたが、この子なかなかいいオーラ持ってますね。
将来どんどんかわいくなりそうなポテンシャルを感じるし、
ハイセンス系映画界でもやっていけそうな奥深いオーラも感じます。
国際犯罪情報事務局の元局長として鹿賀丈史が出ていました。
最近密かに引っ張りだこな感じで大作に多く登場しますね。
演技のタイプはいつも同じですが、何処でもいい存在感を放っています。
しかし相棒はいいコンテンツです、安定の面白さです。
個人的には2作目が一番好きでしたが、それ以降もなかなかのクオリティです。
ただ、今までの劇場版の中では一番薄かった気はしました。
そんなわけで6点。
