メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

雪の華

2019年02月16日 | 映画
雪の華
を観ました。


余命を宣告された美雪の夢は、<約束の地>フィンランドでオーロラを見ること。
そんなある日、ひったくりにあった美雪は、ガラス工芸家を目指す青年・悠輔に助けられる。
半年後に偶然再会した悠輔が、男手ひとつで兄弟を育てていること、そして彼の働く店が危機に陥っていると知った美雪は、「私が出します、100万円。
その代わり1 ヶ月、私の恋人になってください」と、期間限定の恋を持ちかける。
美雪が押し切って付き合い始めた2人だったが、初めての待ち合わせ、一緒に食べるお弁当、別れ際のお見送り、おやすみのメール……
そのすべてが幸せで、期限付きの恋と知りながら、美雪は自分の居場所がある喜びを感じていた。
そして、初めは乗り気でなかった悠輔も、まっすぐな彼女に次第に惹かれていくが――。
かけがえのない出会いが、美雪に一生分の勇気を与えて、悠輔の人生を鮮やかに彩っていく。


橋本光二郎監督作品です。

中島美嘉の名曲が原作だそうです。

正直あまり期待はしていなかったですが、流石のLDH絡みモノというか。
いつもながら雰囲気は流石です。

冒頭のフィンランドと思われるシーンからなかなかのスケール感を感じました。

展開はあるあるといいますか余命わずかな儚い女の子が最後の命の煌きという感じです。
死ぬまでにしたい10のこと的にやりたいことを叶えて行きます。
そのきっかけをくれた男性との偶然の出会い、再会をきっかけに契約恋人になることに。
案の定二人には契約恋人なのに本気で惹かれていってしまう流れです。

中条あやみのキャラがイマイチ定まっていないと言うか、どのタイプのキャラなのか?
ってはっきりわからないまま話が進む感じもあり感情移入はしにくかったです。
ただルックスは良く相手の登坂広臣もかっこいいので二人の恋人風景はなかなかいい感じでした。

コントでしか観ないような物語を転がすためだけのありえない偶然がちょいちょいありそれは流石に萎えます。
流石にもう少しうまく描写してくれなかったか?とは思いました。

自分が言ってみたいフィンランドがなかなかの舞台になっていてその映像は非常にキレイでそれは見る価値ありました。
自分は海外放浪したことがありますが、意外と映画の評価とは無関係に記憶に残っていた場面を目指したことは何度もありました。
この映画の舞台もかなり気に入ったので将来行くかも知れません、なんか行きそうな気がします。
フィンランドのシーンは吹雪の真冬のシーンも夏のシーンもあったので良かったです。
この辺でなかなか気合が入っているように思いました。

この手の映画にしては山あり谷ありの高低差は少なめでインパクトは少なめでした。
ストーリーはなかなかしんどいですけど映像は素晴らしいという映画でした。

中条あやみはモデルルックスで演技もなかなかうまくなってきていいですね。
個人的には結構好みな女優さんだしその魅力はよく出ていました。

登坂広臣はかっこつけがなかなか鼻につくタイプですが、それでもカッコいいとは思います。
カッコつけても許される絵になる俳優だとは思います。
珍しくワイルドで貧しくてちょっとスキがあるタイプでした。
ファンには満足の仕上がりでしょう。

高岡早紀が短い尺ながら意外と良い演技していました。
気にならないくらいナチュラルでした。

浜野謙太はお約束のお調子者キャラでいつもどおりですが若干抑えめでした。

田辺誠一は主人公の主治医ですがいつもどおりの田辺誠一でいい人でした。
この人は密かに超売れっ子だと思いますが良い役者ですね。

おしゃれなカフェとフィンランドのシーンはかなり気に入りました。


そんなわけで5点。

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